トイプードルに尿路結石はなぜ起こる?かかりやすい理由と対処法は?

トイプードルの病気・医療
ちょこすけ
ちょこすけ

ボクたちはなりやすい病気に尿路結石とかいうのがあるんだって。

なっちゃうと痛いんだぞ~(経験済)

トイプードルに限らずですが、すべての犬種においてかかりやすい病気の一つに尿路結石があります。

尿路結石とは、読んで字のごとく尿が出る管の中に結石ができてしまう病気です。

この尿路結石になってしまうと、

  • 少量の頻尿になりやすい
  • おしっこを痛がる
  • 血尿が出る
  • 食欲がなくなる

こういったことが起きてしまいます。

ではどうして尿路結石になりやすいのか?その理由と解消方法を解明していきましょう。

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尿路結石が起こる理由

おしっこをつくる腎臓、膀胱までおしっこを運ぶ尿管と膀胱、そして体外に排出する尿道のいずれかに結石が形成されて、排出できなくなってしまうことから尿路結石ができてしまいます。

これ放っておくと、おしっこが出なくなる犬の尿路結石は悪化すると最悪の場合、死亡することもある怖い病気です。

トイプードルで尿路結石を発症する大きな原因は、水分不足と排尿不足によるものだとも言われています。
ですから、愛犬があまり水を飲まないようであれば、尿路結石の疑いがありますので獣医に相談するべきでしょう。

この尿路結石には種類があります。

ストルバイト結石

犬の尿結石の7割はストルバイト結石で、リン酸アンモニウムマグネシウムなどから形成されています。
比較的若いうちからなりやすい病気で、尿がアルカリ性になっていると発症しやすくなります。

細菌性の膀胱炎や、遺伝による体質から発症することもありますが、水分不足でおしっこが凝縮されたり、毎日食べるドッグフードから原因になる成分を過剰摂取すると尿の中でこれらの成分の濃度が濃くなり、結石ができやすくなるといわれます。

シュウ酸カルシウム結石

シュウ酸カルシウム結石は、シュウ酸とカルシウムが尿の中で結合してできるのです。
比較的老齢犬に多く発症し、若い時にストルバイト結石を発症し食事療法を続けていると起こりやすくなってしまいます。

尿路結石になったら対処方法はどうする?

尿路結石の対処法は、結石の種類によって違います。

ストルバイト結石はアルカリ性なので、尿のpH値を酸性に傾ければ溶けるので比較的、食事療法で完治させやすい結石になります。
専用の療養食を与えれば、マグネシウムやカルシウム、リン酸の濃度を下げてpH値を酸性にしてくれます。

しかし、結石が大きい場合は手術が必要になる場合もあります。

我が子もこのストルバイト結石を発症しましたが、食事によって治りました。
今では、何事もなかったように走り回っています!!

シュウ酸カルシウムが原因の尿路結石は、pH値を変えても溶けることがないのです。
そのため結石を取る手術が必要になります。

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尿路結石を予防するためにできること

食事を見直す

ストルバイト結石の原因となるマグネシウムやリンを減らし、尿のpH値をコントロールしてあげることである程度抑えることができます。

ドッグフードにもミネラルバランスを調整したフードがありますが、飼い主の判断では選べませんので尿路結石の疑いがある時は獣医に相談してからフードを決めてください。

積極的に水を飲ませる

なるべく水を飲ませてあげましょう。水を飲むようになれば自然とおしっこの回数も増えますので。

とはいうものの、水を飲むかは本人次第だったりするので、運動してあげたり遊んであげ積極的に水を飲みたくなる環境を作ってください。

トイレを我慢させない

トイレを我慢させるのも結石を作る要因になりますから、おしっこを我慢させないように。

汚れたトイレシーツはこまめに変えてあげるなどして、気分良くおしっこができる環境にしてあげましょう。

愛犬に変化があったら早めの受診を!!

尿路結石は、尿検査で種類がわかるので早めの適切な対処が重要です。

おしっこの色に異常があったり、愛犬がおしっこをするときに痛がったり、トイレを失敗するなど異常がある場合には、放っておかず獣医に相談するなど早めに対処してあげましょう。

早めの対処で、これからの犬生も変わってきます。
我が子の様子を注意深く観察し、異変がないかに気付いてあげるのも飼い主さんの大切な役割ですよ!!

といぷ博士
といぷ博士

痛い、痛い尿路結石はかわいそうですからね!!