犬の多頭飼い崩壊が続出⁉飼い主としての責任を考える

犬の豆知識
といぷ博士
といぷ博士

といぷ博士ですぞ!
2~3匹の多頭飼いは一匹しか飼っていない家庭にとってはうらやましく感じてしまうものですが、行き過ぎてしまうと大変なことになるかもしれないというお話ですぞ。

多頭飼い崩壊という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

時々、ニュースでも話題になることがありますよね。

空前のペットブームの中、本来幸せになるべくして飼い主と出会いペットとして暮らしていくはずが、目を向けることができないような劣悪な環境で生きている犬がいるのが現状です。

そんな不幸なことが少しでも減るよう、多頭飼い崩壊の現状や飼い主としての責任などについてまとめていきたいと思います。

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多頭飼い崩壊が続出している現状!多頭飼い崩壊とは?

犬の多頭飼い崩壊とは、複数の犬を同時に飼育し、避妊手術や去勢手術をしないまま犬が次々と繁殖し、
気がつけば適切な飼育ができなくなってしまう状況のことを言います。

想像以上に犬が増えたことで、経済的にも苦しくなり飼育放棄のような状況になります。
また、室内で多頭飼い崩壊が発生した場合、飼い主や家族の生活空間が犬に占領され、糞尿の垂れ流しや悪臭などで手が付けられない状況になってしまうことがあります。

屋外での多頭飼い崩壊の場合は、糞尿の臭いや害虫の発生、犬の鳴き声などが原因で近隣住民へ迷惑をかけトラブルになってしまうケースも多くあります。

多頭飼い崩壊がはじまってしまうと、その後自力で何とかするのはとても難しいでしょう。

犬を飼うときには、今後繁殖する可能性があるのか、繁殖した時には子犬を誰が飼うのかなど、きちんと決めたうえで繁殖させなければいけません。

無責任な飼い主のずさんな飼育で異常繁殖した結果、犬の多頭飼い崩壊が発生しているのです。

多頭飼い崩壊しないために飼い主が摂るべき行動

多頭飼い崩壊は、事態に陥る前に食い止める必要があります。

先程も述べたように、多頭飼い崩壊の原因は、飼い主のずさんな飼育による異常繁殖が原因です。
多頭飼い崩壊を起こさないためには、当然のことですが、望まない繁殖をさせないことです。

避妊手術、去勢手術をしていない犬が同じ環境で暮らしていれば、次々に繁殖するのは当然のことです。
手術が可愛そうだからしないという考えもあるかもしれませんが、多頭飼い崩壊は犬を不幸にしてしまいます。

手術をするかしないか、最善の判断は飼い主にしか出来ません。
不幸な事態にならないために、どうするへきかしっかりと考えておきましょう。

多頭飼い崩壊しそうな時に相談すべきところは?

万が一、多頭飼い崩壊をしてしまいそうになったらどうするべきか。
とにかく早めに専門機関への相談が必要となります。

具体的には、多頭飼い崩壊により適切な飼育をしてもらえない犬を一時的に預かり、心と体のケアをしてくれた後に、新たな飼い主さんへと繋ぐNPO法人などの民間団体があります。

また、自治体でも相談窓口を設置しているところがあります。

多くの場合、多頭飼い崩壊のはじまりは実はそれほど深刻に捉えられないことがほとんどです。
飼っている犬同士の繁殖で、「あらら、生まれちゃったわ」程度にしか思わないかもしれません。
しかし、その予期せぬ繁殖が多頭飼い崩壊の始まりなのです。

手遅れになる前に、専門機関へ相談し早めに対処することが、大きな事態を防ぐことになります。

忘れてくれるな~オレの頼れる飼い主は~生涯お前ただ一人~

ACジャパンのCMでさだまさしさんの「関白宣言」の替え歌がすごく響いたので載せておきますね!

CMは猫ですがワンコにだって同じことが言えると思います。

♪(さだまさしさん) お前、俺の飼い主ならば 俺の体、俺より管理しろ。

家の外に、出してはいけない。飼えない数を、飼ってはいけない。

忘れてくれるな 俺の、頼れる飼い主は 生涯、お前ただ一人

LA LA LA~

にゃ~

引用:https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_08.html

まとめ

多頭飼い崩壊は、人ごとではありません。

筆者の知人の話です。犬ではありませんが・・・。
捨て猫を保護して育てていたら、半年後に先住猫と繁殖してしまい子猫が4匹生まれました。

仕事をしながら、子猫の離乳食や排泄のお世話をしていた事が原因となり、体調を崩して仕事を休むことになったそうです。
子猫たちは、なかなか引き取り手が見つからずに大変だったと聞きました。

ほんの一瞬のことから多頭飼い崩壊に繋がるのだと、その時感じました。

犬も人間も不幸な結果に陥る多頭飼い崩壊ですが、飼い主の注意で未然に防ぐことができるのです。
不幸な犬が一匹でも減ることを祈りたいですね。

といぷ博士
といぷ博士

犬や猫を飼うということは命の責任を負うということでもありますぞ!
いま一度その重要性を考えてみる必要もあるかもしれませんな。