といぷ博士ですぞ!
愛犬のトイプードル、突然「ブーブー」や「フガフガ」などと苦しそうに鼻を鳴らす症状が出てびっくりしたことはありませんか?
鼻をフガフガしていたはずなのに、その後はケロッと何事もなかったように元気に遊びまわっている、、、なんてことも。
何も知らない飼い主さんだとビックリしてしまう行動といえます。
「なに?何が起こったの・・・」なんて慌ててしまうかもしれませんね。
もしかすると、それは逆くしゃみと呼ばれている犬猫特有の症状かもしれません。
犬の逆くしゃみってどんなこと?くしゃみとどう違う?
通常のくしゃみは鼻から空気をだしますが、逆くしゃみの場合、何らかの刺激などによって発作的に息を連続して激しく吸い込む「発作性呼吸」という動作によっておこります。
まるでくしゃみを吸い込んでいるように見えることから、逆くしゃみと呼ばれるようになったそうです。
寝起きや食後、水を飲んだ後などに逆くしゃみの症状が出やすく症状が出始めると「ブーブー」や「フガフガ」など苦しそうな発作が10秒~1分間ほど続き、その後は自然に収まることが多いです。
逆くしゃみが出やすい犬種は小型犬やパグやシーズーなどの鼻の短い短頭種に多いとは言われていますが、中型や大型犬などさまざまな犬種でも症状がみられています。
トイプードルも意外と逆くしゃみは多いと言われていますね。
犬の逆くしゃみの原因は?
逆くしゃみの原因はまだはっきりとわかっていないのが現状です。
原因のひとつとして考えられているのは、鼻の奥が刺激されることによって痙攣がおきて発作のような症状が出るということ。
鼻への刺激というのは花粉やアレルギー物質、急激な温度変化、興奮や、香水などの強いにおいも原因となってしまいます。
ちなみに私の愛犬も逆くしゃみが頻繁に起きていたのですが、先生に相談したところ、愛犬の場合原因の一つはにおいに関係していることがわかりました。
洗濯洗剤を変えたり消臭スプレーを使った日に症状が出ることが多く、それからは洗濯洗剤を前の物に戻したり空気の入れ替えを頻繁にすることによってかなり症状は減ったという経験があります。
また、お散歩前などの興奮時にも逆くしゃみになることが多かったので、なるべく興奮する前に抱っこして落ち着かせるなどの対策をするようにしました。
他にもご飯を早食いしてしまうわんちゃんも食後に症状が出やすいと言われています。その場合は早食い防止の食器などに変えてあげるなどの対策をしてあげると良いですね。
逆くしゃみは危険?病気とはどう違う?
逆くしゃみは病気ではなく、生理的な反射に近いのでとくに治療などは必要ないと言われています。
しかし、逆くしゃみは短時間で止まることが多いのですがあまりにも長い時間続いたり回数が増えてくると病気が隠れている可能性も考えられるのです。
考えられる病気はウイルスなどの感染、気管の異常や心臓病、鼻腔内の腫瘍などが考えられます。
なかでも気管虚脱などの症状は多くのわんちゃんに見られていて、逆くしゃみと違って長く頻繁に症状が出るのが特徴です。
他にも「ケホッケホッ」など逆くしゃみとはすこし違う咳のような症状が見られた場合は心臓疾患の可能性もあるので動物病院で診てもらうと良いでしょう。
また、逆くしゃみは若い年齢から症状が出始めることが多く高齢になってから逆くしゃみの症状が出始めたという場合は、逆くしゃみではなく別の病気が考えられるので動物病院で相談してみてください。
まとめ
逆くしゃみはその存在を知るまではかなり焦るものです。
最初はびっくりして病院に駆け込むこともありましたが、先生からはわんちゃんにはよくあることと言われポカーンとして帰ってきたのを覚えています。
後から調べてみると、逆くしゃみで病院へ駆け込むのは「飼い主あるある」のようですね。
なにも問題ないと思っていてもやっぱり飼い主としては苦しそうにしている愛犬をどうにかしてあげたいものです。
でも、私の愛犬のようにちょっとしたことが逆くしゃみの原因になっている場合もあります。
愛犬がどんな環境やタイミングで逆くしゃみをするのか観察し、それらを愛犬と一緒に改善していけると良いですね。
とりあえずは様子を見て、その後の愛犬の行動をちゃんと観察してあげるとよいですぞ。
困ったときには獣医さんに相談ですな!