といぷ博士ですぞ!
トイプードルちゃんが飼い主だけじゃなく、お客さんの股間のあたりのにおいを嗅ごうとして困ったなんてことありませんか?
もちろん、トイプードルだけじゃありませんが犬全般で行うのが、人の股間あたりのにおいをかぐこと。
いきなり来ると「そんな、私ってくさい?」なんて思ってしまいそうですが、実はくさくてクンクンしているんじゃないんです…
先日、ママさんのお友達が家にやってきたんだ!
ボクは今まであったことのない人だったけど、ママさんが親しげに話しているから敵ではないんだなと思ったんだ。
それで、ママさんの友達の股間のあたりのにおいをクンクン嗅いであいさつしたつもりだったんだよ!
そしたら、そのお友達さんに「何するの!」ってビックリされちゃった…
ボクは礼儀正しくあいさつしたつもりだったのになんで?
あいさつするのはダメなのかなぁ?
犬が股間のにおいにをクンクンする理由は?
トイプードルに限らず犬を飼ったことのない人にとっては、どうしても驚かれてしまうのが股間をクンクン嗅ぐという犬の習性。
これ犬流のお出迎えなんです。
人にとってはとても不愉快な行動に移ってしまいますが、犬の世界においてはこれは「こんにちは」の意味をあらわす挨拶なんです。
僕にとっては挨拶なんだよ!!
においをかいで順位付け?
例えば、お散歩中に犬同士が出会うと、お互いに肛門に鼻を近づけクンクンとにおいをかぎあうという行為、これよく見ると思います。
これってお互いに挨拶をしながら相手の様子をうかがっているってことなんですね。
犬の肛門付近には、その犬特有のにおいを出す、分泌腺である肛門嚢と言われるものがあるから。
この相手の肛門嚢のにおいをかぐことで、、その犬の個性をかぎ分け、自分の中に記憶として貯蓄しておくんです。
この肛門をかぐ行為をするときに、ちゃんと自分のにおいをかがせる犬は、自分に自信のある犬。
逆にしっぽを丸めて肛門を隠してしまう犬は、自分に自信がないんですね。
つまり犬は始めてあった相手であっても、出会った時点で格付けならぬ順位付けをしているということなんですね。
においで相手のことがみんなわかっちゃうんだ!!
人の股間をかぐのはどうやって対処する?
上記のようなことから、犬にとっては相手が人間であっても、習性的に同じ行動をとってしまうんです。
とはいうものの、人に対しては順位付けをするというよりも、純粋に挨拶をしながら、その相手固有のにおいを覚えようとしています。
犬にとって当たり前の行為であっても、人にとってはあまり歓迎できる行為でないのも事実。
こういった時に、飼い主はどうしてあげればいいのでしょうか?
でもこの行為って犬にとっては習性ですから、ダメと怒ったところで効果はないかもしれません。
人にはいらない行為だよと学習させる
しかし、相手によってはそうはいかない場合もありますよね。ですから、犬自身に「挨拶行為は人間にしなくていいんだよ」と教えてあげる必要があります。
だからといって、しかりつけはNGです。
犬の目標物を股間から、手足にそらしてあげる
股間のにおいをかぎにきた犬のあごのあたりを撫でたり、背中やわき腹を軽くたたいてあげます。
こうすることで、「安心していいよ」「落ち着いてね」というサインを犬に与えることになります。
犬自身がこれを学習して、相手が自分に悪意を持っていないことが分かれば、むやみににおいをかぐことがなくなるはずです。
合わせて、においを嗅ぐ場所を股間から、手足に置き換えてあげるのも有効な方法です。
こういったことがうまくできたときには、きちんと褒めてあげるようにすれば、自然と学習して次からは知らない人でも手足のにおいだけで納得できるようになるはずですよ。
まとめ
トイプードルを始め犬には、人には理解できない行為がたくさんあります。
知らない人から見たら、股間で相手のことが分かるなんて理解できないかもしれませんね。
犬にも社会生活で学習してもらうことが多くあるように、人も犬の不思議な行為を少しずつ理解してあげるようにしたいものです。
トイプードルのきもちをできるだけ理解できるように、人も犬の行動を学習していきたいものですな!!