といぷ博士ですぞ!
犬ってどうして他の犬のお尻のにおいをクンクン嗅ぎ回ろうとするのか知っていますかな?
愛犬を連れて散歩していると、初めて会った犬のおしりをお互いにクンクンしたりしてにおいを確認しようとしている姿、よく見ますよね。
これって人間で言うところの、挨拶をしたり名刺交換をしたりするのと同じように「私こういうものです」という挨拶のようなもの。
決して性的な意味があるわけではありません。
でもなんでお尻なのでしょうか?ちょっと疑問に思ったりしませんか?
お友達のお尻のにおいをクンクン。
これ、別に悪いことしてるんじゃないんだよ!!
なんと、お尻から色んなことわかっちゃうんだ!!
相手の犬のお尻のにおいで貴重な情報源?
言葉を交わせない犬にとって、相手を知る手がかりはそれぞれのにおい。
嗅覚の鋭い犬は、相手の体型や顔、仕草を見るよりも、まずにおいで相手を知るのが最初の第一歩。
その貴重な情報源がお尻なわけです。
なぜお尻なのかと言うと、お尻からは肛門腺という部位からにおいの分泌液が出ているためです。
肛門腺は肛門の両側にある分泌液の出口です。
この分泌物は肛門嚢(こうもんのう)という袋状の組織の中にためられていて、排泄するときに肛門腺から分泌されます。
この分泌液はそれぞれその子によってにおいが異なるので、相手の情報が多く詰まっているわけです。
この分泌液から様々な情報を受けとることで、そのにおいからその犬の性別や年齢、発情中であるかどうかなどがわかるのだそうです。
だからお尻から発するにおいは貴重な情報源なわけです。
挨拶の仕方で犬の性格がわかっちゃう?
お尻のにおいの嗅ぎ方を見ていると犬の性格がちょっとだけ分かります。
堂々とお尻のにおいを嗅がせている犬は自信のある子ですし、逆に内向的で自信がない犬は尻尾を下げてお尻を隠したりします。
犬の性格によって、どんな相手にとっても威張っている犬だったり、挨拶はそこそこにして一緒に遊びたがる犬、怖がって挨拶もしたくない犬など性格が分かってきます。
それぞれに違いがありますから犬の様子を見ながら、におい嗅ぎをさせてあげるといいでしょう。
においを嗅ぎたいからぐるぐる回っちゃう?
初めて会った犬同士がお互いのお尻のにおいを嗅ごうとしてクルクル回ってしまうことがあります。
これ、相手の情報は知りたいけれども、自分の情報は知らせたくないと思っているところもあるようなのです。
そのため相手のお尻を嗅ぎたいけど自分の尻は守りたいから、相手のお尻を追いかけてクルクルお互いに回ってしまうようです。
喧嘩にさえならなければ放っておいても大丈夫ですが、 相手を怖がらせたり威嚇し合って喧嘩になるようではマナー違反です。
こんな時はリードを引いて、におい嗅ぎを一旦辞めさせましょう。
犬のお尻のにおい交換まとめ
人も初対面の方と挨拶をする時は多少の緊張をするものですが、犬は私たちは思っている以上にもっと緊張しているものです。
本能的に順位付けを行ってしまう犬ですから、相手の情報や立場がわからないままに下手な態度をとると、威嚇されたり攻撃されるかもしれないといった不安感も持っています。
におい嗅ぎはお互いの情報を得るために行なっているので、 喧嘩にならないように見守りながら相手と情報交換をさせましょう。
ただし飼い主さんによってはこういった行為を嫌がる方もいらっしゃいますので、ここは人間同士のコミュニケーションで行うとよいかもしれませんぞ!
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