といぷ博士ですぞ!
ハウストレーニングって言葉をご存知ですか?
簡単にいうと愛犬がハウスに自ら入ることをいいます。
もしかしたら、意識せずに行っているかもしれませんな。
ハウストレーニングという言葉や必要性が特に注目されたのは、わりと最近のことなので知らない方も多いかもしれません。
ハウストレーニングとは、犬用のケージやキャリーに入るトレーニングのことで、留守番や移動、外泊や災害時など様々な場面で役立ちます。
狭いケージやキャリーに入ることは、一見可愛そうと思うかもしれませんが、実はそうではないのです。
犬のハウストレーニングってどんなこと?なぜ必要?
犬は狭い穴のような場所を好んだり、落ち着く場所として選ぶ習性があります。なので、程よい狭さの自分だけのスペースは心地よい落ち着く場所でもあります。
もちろんこれはトイプードルだけではなく、どんな犬にとっても言える習性です。
では、実際にどんな場面でハウストレーニングが必要になるのか。
しつけの一環として教えること
ハウスに入ることは、日常の中でごく普通なこととして取り入れましょう。
子犬として迎えた子でも、大きくなるにつれてハウスを使わなくなってしまうことがあります。
しかし、ハウスに入ることに慣れていないと、いざハウスに入れようとした時に嫌がって拒否してしまうことがあります。
お客様が来た時や、旅行に行くとき、移動中などハウスに入らなければいけない場面で嫌がらずにハウスに入れるよう、普段から慣れさせておく必要があります。
いたずら防止に!
飼い主が仕事や買い物などに出かけて、犬だけで留守番をする場面は必ずあるでしょう。
そんな時、犬はひとりの寂しさや不安から物を噛んだり壊したり、ティッシュを引っ張り出したりと、様々な行動に出ることがあります。
帰ってきたらビックリ、お部屋が大惨事!なんていう事態を未然に防ぐ意味でもハウストレーニングは大切です。

やっちまったぜ~!
リラックスできる空間を作れる
ハウスは、犬にとって安心できる自分だけのテリトリーになります。
ハウスにいる時は絶対安全であり、リラックスして過ごすことができるように工夫してあげましょう。
ハウスのサイズが小さすぎて身動きができないものはNGです。
向きを変えたり、寝転がることに不自由しないものが必要です。

お気に入りのボールや毛布を一緒に入れてあげると、よりリラックスして過ごすことができるよ!
災害時の避難に
ハウストレーニングが特に注目されたきっかけが東日本大震災後と言われています。
避難の時、大勢の人の中には当然犬が苦手な人もいます。
そんな時は犬をハウスに入れて避難することでよりスムーズに、周りにも迷惑をかけずに避難することができます。
また、場所によってはハウスに入っていない犬の同行を認めてもらえないこともあるので、万が一の事態に備えてハウスを嫌がらずに入ることができるようにしておきましょう。

↑これ大事!
愛犬のハウストレーニングの方法
では、ハウストレーニングはどのようにするのか説明していきます。
まずは、ハウスに入ることを促すコマンドをひとつ決めましょう。
我が家では簡単に「ハウス」を使っています。ハウスと言ったらハウスに入る合図であることを覚える必要があります。
最初は出来なくて当然です。好みのおやつで導いたり、ハウスの中におやつを置いて、自分でハウスに入るようにしましょう。
ハウスに入ることができたら思いっきり褒めてあげましょう。
次に、ハウスの扉を閉めます。ハウスから出ることのできない状況をつくります。
そのままさらにおやつをひとつ与えます。
褒める言葉も忘れずに掛けてあげましょう。しばらくハウスの中で過ごすことができたら扉を開けます。

この繰り返しで、ハウスに入って扉を閉めたままの時間を30秒、1分、5分と少しずつ長くすることでハウスに少しずつ慣れていくですな。
ハウストレーニングは成犬でも覚えられる?
子犬の頃は特にしつけが入りやすく比較的短時間で覚えることができますが、成犬でも覚えることはできます。
しかし、しっかりと思えるまでには時間がかかる場合も少なくありません。
大切なのは、犬のペースに合わせて焦らずに気長に教えることです。
焦って早く覚えさせようとすると、そのプレッシャーが犬に伝わり悪循環になります。

肩の力を抜いてトレーニングしてみましょう。
まとめ
ハウストレーニングはメリットがいっぱいあります。犬にとっても、人間にとっても覚えていて損がないハウストレーニングです。
子犬はもちろん、成犬になっていても、今からでも遅くないので是非トレーニングしてみましょう。

ハウストレーニングは室内犬を飼う上では欠かすことのできないしつけの一環といえますぞ。
簡単なトレーニングを続けていけば自然とできるようになるものですから、「まだちゃんとできていない!」というのであれば、今日から始めてみるとよいですぞ!