といぷ博士ですぞ!
愛犬との主従関係はちゃんと築けていますかな?
愛犬との主従関係といっても絶対服従的なものではなく、信頼関係あっての主従関係です。
その愛犬との主従関係を築くための一つの方法としてルックアップ法というものを紹介してみます。
古いやり方だなんて声もありますが、飼い主をリーダーと認識させるのには効果があります。
ただしやり過ぎは、主従関係どころか信頼関係も失いかねないので注意が必要なんだね。
しつけのルックアップ法ってなんだ?
ルックアップ法というしつけを聞いたことはあるでしょうか?
言葉は聞いたことがあるけれども、「どんなものか分からない・・・。」「ルックアップ法という言葉を初めて聞いた・・・。」など、もしかするとまだ知らない方もいるかもしれません。
ルックアップ法は、簡単に言うと犬を仰向けにして飼い主との主従関係を構築するためのしつけ方法のひとつです。
NPO法人ワンワンパーティークラブ理事長の三浦健太さんが提唱する犬のしつけのひとつで、「犬の頭がグングンよくなる育て方」という著書の中で紹介されたことにより有名になりました。
犬のしつけにルックアップ法を取り入れる理由と効果
ルックアップ法を取り入れる目的としては、犬を仰向けにすることで、飼い主に対する信頼心と忠誠心を養い、主従関係をはっきりさせることを目的としています。
犬は心を許した相手、または白旗を挙げた時にしかお腹を見せることはありません。
飼い主や家族の前でゴロンとお腹を出しているのは心を許しリラックスしている時です。
なので、緊張状態や戦闘態勢の時にお腹を見せることは絶対にありません。
逆を言うと、そういった時にお腹を見せることはイコール降参のサインなのです。
このルックアップ法では、飼い主に心を許し、完全なリラックス状態になることと、しつけ中は絶対に動いたり暴れたりしないで、完全に飼い主をリーダーと認め主従関係をはっきりさせる効果があります。
ルックアップ法の行い方
1.愛犬を仰向けにしホールドし体勢をキープ
まずはじめに、飼い主は足を伸ばして床に座ります。(ソファでもOK)
次に、犬を足の上に仰向けに寝かせます。
この時、すんなり仰向けになってくれる犬、抵抗する犬がいますが、そのまま前足をグッと掴み、体勢をキープします。
2.叱る時は短く、抵抗しなくなったら褒める
もぞもぞしたり、暴れそうになった時は低い声で叱ります。
叱る時は、叱る単語を使うようにしましょう。(ダメ!ノー!ストップ!など)
叱る時に名前を呼んでしまうと、名前を呼ばれることイコール叱られていると勘違いしてしまうので、名前を呼ぶのはやめましょう。
数分は暴れて叱られての繰り返しになってしまいますが、根気強く続けます。
数分して暴れなくなったら、静かにそのままの体勢で褒めてあげましょう。
穏やかな気持ちでたくさん褒めてあげるのがポイントです。
3.体の苦手なところを触る
リラックスしてきたら、今度は鼻や耳など、触られるのが嫌なところを触ります。
触ったときに暴れたり唸ったら、初めと同じように低い声で叱ります。
何度か繰り返し、暴れたり唸ったりしなくなったら、またたくさん褒めてあげましょう。
暴れたり抵抗する間は絶対に犬を放さず、繰り返し続けましょう。
4.抵抗せずリラックスするまで続ける
犬が完全にリラックス状態になると、ウトウトと眠りに入ってしまうでしょう。
ここまでいったらあともう一歩!
ウトウトしている時に、また体の嫌な部分を触ってみます。
そこで、目を開けて嫌がって抵抗したら、また叱って続けての繰り返し。
それでも嫌がらずにウトウトしていらた大成功!
ここでようやく犬を開放してあげましょう。
かなり根気と時間を要するしつけですね。
ルックアップ法を行うときの注意点
ルックアップ法はあくまでも飼い主と犬の主従関係を築くためのしつけで、おもしろ半分でやってはいけません。
中途半端にしてしまうと犬が怒ってしまい、その後のしつけを嫌がってしまうこともあります。
ルックアップ法は数分レベルのものではなく、数時間レベルで行う必要がありますので、飼い主さんも飽きずに根気をもって行う必要があります。
根気強く、しつけをしっかりと覚えるまで絶対にやりきることが重要なのです。
また、ルックアップ法の練習は飼い主にとっても犬にとっても、かなり神経を使います。
しつけは、1日1回のみ。1日に何回もやらないのが原則です。
また、時間と根気がいることから、一緒に住む家族の理解も必要になります。
練習を始める前に、家族間でしっかりと共有してから始めるといいですね。
まとめ
いかがでしたか。
ルックアップ法は、なかなか根気が必要なしつけ方法ですが、
しっかりと覚えた時には、飼い主と愛犬の関係性がより良いものになるに違いありません。
みなさんもルックアップ法を取り入れていてはいかがでしょうか?
とにかく大切なのは1回目。
最初にちゃんとやると2回目以降は短時間でグッと楽になりますぞ。
愛犬との関係性を深めるためにもお試しあれ。
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