といぷ博士ですぞ!
大好きな動物に囲まれて楽しく仕事をしていると思われるペットトリマーさん。
実は毎日大変な思いをしながら働いているみたいですぞ。
元ペットトリマーの茶々美です。
ペットトリマーとして働いていた時に起きた大変なことお話してみます!
ペットトリマーとして働いていて、周りに良く言われるのは『毎日わんちゃんに囲まれて幸せだね』『癒される仕事だね』などという言葉。
たしかに犬が大好きでペットトリマーになったので間違いではないのですが、実はペットトリマーのお仕事は理想とは違ってかなり過酷!
毎日色々なわんちゃんや飼い主さんと接するので大変なこともたくさんあるのです。
ペットトリマー、ケガは日常茶飯事!?
トリミングサロンやペットショップなどに行ったときペットトリマーさんの手や腕って見たことありますか?
ほとんどのペットトリマーの手や腕は傷だらけになっているはずです。
ペットトリマーにとってケガはまさに日常茶飯事!
もちろん大人しくてお利口さんなわんちゃんもたくさんいますが、2日に1回は暴れん坊さんがやって来るのです。
なので、ペットトリマーの手や腕は常に傷だらけ。ケガをした手でシャンプーや掃除をしなければいけないこともあるので傷にしみて激痛、、、そしてなかなか治らないという悪循環。
私が経験した一番のケガは口を咬まれたことですね。
唇からは大出血するし前歯は欠けるしで大惨事でした。
そこまでされてもトリミング以外は大人しく可愛いわんちゃんだったので憎めないのですが、、、。
他にも大型犬に足を咬まれたり突き飛ばされたり、、、
実はそんな事がトリミング室の中で起こっているんですよね。
ペットトリマーへ飼い主さんからのクレーム
なかなか多いのが飼い主さんからのクレーム。
トリミング中のケガ、カットの仕上がりについてや、スタッフの対応など色々なクレームがありました。
トリミングの仕上がりについては切り残しがある、理想と違ったなどと言われたことが多いですね。
何度も何度もやり直しになると精神的にも辛くなりますね。
その中でも辛いと感じたのが理不尽なクレーム。
私が働いていたお店は生体販売も行っていたので、私自身も子犬や子猫のお世話、販売をしていました。
そこで多かったのが子犬や子猫を飼ったお客様から『サイズが大きくなりすぎた』『飼ってから性格が変わった』などのクレームですね。
返金や返犬まで求める飼い主さんもいましたね。
なにか体の異常が見つかる度にお店に不備があったのではないかと、何度も怒鳴り込んでくる方や脅しの電話をかけてくる方も、、、
大事な愛犬なのでしょうがない部分もありますけどね。
トリミングだけじゃないペットトリマーのお仕事
お店にもよりますが、ペットトリマーのお仕事はわんちゃんのトリミングはもちろん、その他にもペットホテルや用品の販売などもあるんですよね。
先ほども書きましたが私が働いていたお店は生体販売も行っていました。
ペットホテルにわんちゃんがお泊りに来ていれば、お部屋の掃除、ご飯、散歩なども行い、生体販売もしているお店であれば子犬のお世話も行います。
なので、その仕事量はとんでもなく多いのです。
よくあるのが、お預かりしているわんちゃんやお店の子犬がケガをしてしまったり、体調不良になってしまった時。
その時ペットトリマーは何をするかというと全速力で動物病院へ向かうのです。体力と精神力がすり減る仕事だと思いましたね。
後はペットホテルにお泊りに来たわんちゃんの飼い主さんがお迎えの日になっても迎えに来なかったという事もありましたね。
閉店時間を過ぎても連絡がつかず夜中まで待たされたことも。
結局、数日後に何食わぬ顔で迎えに来ましたが、、、。
まとめ
他人からペットトリマーの仕事について聞かれたときに、私が必ず答えるのが理想と現実はかなり違うという事。
今となっては口を咬まれた事など笑い話に出来ますが、当時はショックで落ち込んだりもしていました。
トリミングはお互いケガをしないのが1番ですからね。
暴れん坊なわんちゃんもいれば大人しいわんちゃんもいるし、毎回クレームを言ってくる飼い主さんもいれば毎回差し入れを持ってきてくれる飼い主さんもいます。
ペットトリマーをしていて、辛いことは山ほどありましたがその分やりがいもあり喜びを感じることも多い仕事だと思いましたね。
茶々美さんありがとうございました。
私たちが思っている以上にペットトリマーさんは大変!
でもやりがいのある仕事なのかもしれませんな!
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