【トリマーの本音】トリミングサロンできればお断りしたいこんな犬と客

教えて!トリマーさん
といぷ博士
といぷ博士

といぷ博士ですぞ!
トリミングサロンにはいろんなわんちゃんや飼い主さんが来るはず。
そんな中、お店としてもやっぱりお断りしたい方もいるはず。
そんな本音を元トリマーさんにお話しいただきましたぞ。

茶々美さん
茶々美さん

元トリマーの茶々美です。
毎日いろいろなわんちゃんや飼い主さんが来店するトリミングサロン。
しかし、どんなわんちゃんでも受け入れるかといえば実はそうではないんですよね。
そのあたりをお話ししてみます。

トリミングサロンでは大事な愛犬を飼い主さんからお預かりしなければならないので、お店としてもある程度できる、できないということが決められているのです。

お断りしなければいけないのは次のような時なんです。

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トリミングサロンでお断りするのはどんな時?

 

お断りするときの基準は「危険ではないか?」ということ!
この危険はわんちゃんへの危険性、トリマーへの危険性などです。

ここでは3つほど紹介してみます。

  • 噛み癖のある子
  • 高齢・持病を持つ子
  • 毛玉の多い子と無理な要望をする飼い主

噛み癖のある犬

一番に多いのが噛み癖のあるわんちゃんが来店した時ですね。
噛み癖がある子は通常通りにシャンプーやカットが出来なかったり、中にはハサミに噛みついてくる子もいるので、ケガをさせてしまう危険性もあるんですよね。

そういうわんちゃんはトリマーにも噛みつき、トリマー自身がケガをしてしまう危険性もあるのであまりにも攻撃性のあるわんちゃんはお断りすることがあります。

実際にわんちゃんに噛まれた後は流血&青あざで、その後のトリミング作業がかなり困難になってしまうのです。

高齢・持病を持つ犬

次に、高齢や持病のあるわんちゃんです。

このようなわんちゃんはお預かり中に体調が悪くなってしまいトリミングを続けられなくなることがあります。

特に心臓の病気にかかっている子は、環境が変わったストレスなどで突然発作が起きてしまう事も、、、。
最悪の場合、命にかかわる事もあるので怖いですよね。

トリミング中はわんちゃんにとっては体力を使うことです。
なので体が弱いわんちゃんには負担が掛かってしまいます。

毛玉だらけの犬と無理な要望をする飼い主

最後は毛玉だらけのわんちゃんの毛を短くカットせずに残してほしいと要望される飼い主さんです。

毛玉がついている状態だとキレイにカットすることが出来ないので、ブラシなどでほぐしながら毛玉を取っていくのですが、毛玉がついているわんちゃんの皮膚はとってもデリケート。

無理に毛玉を取ろうとブラシをかけ続ければ、もちろん皮膚にとても負担が掛かってしまうんです。
かなり時間も掛かってしまいわんちゃんも痛がるのでこちらとしても心苦しいのです、、、。

本当ならバリカンなどで一気に取ってあげた方が皮膚も傷めず、トリミングも短時間で出来るのでわんちゃんの負担を減らすことが出来ます。

しかしなかなか理解してもらえないのが辛い所ですね、、、。

 

トリミングサロンでお断りされない為にはどうしたらいいの?

噛み癖のある子は少しでも他の人に触られるのを慣れさせたり、トリミングが怖くないと理解してもらえれば良いですね。

普段からお散歩ついでにトリミングサロンへ寄っていくなど、まずは場所に慣れることから始めるのも良いと思いますよ。

トリミングサロンでは噛み癖がある子に口輪などをつけて作業することがあります。

なので、どうしても噛み癖が治らない子であればお家で口輪やエリザベスカラーなどをつける練習を
するのも良いですね。

茶々美さん
茶々美さん

それだけでも一歩前進です!

高齢犬、持病のあるわんちゃんは動物病院が併設されたトリミングサロンに行かれる事をお勧めします。
なにか非常事態が起きた場合でもすぐに対処してもらえますよ。

どうしてもトリミングサロンが良い!という場合はわんちゃんの体調が良い時に、そしてトリミング中にすぐに連絡が取れる状態の時に行くことをお勧めしています。

茶々美さん
茶々美さん

わんちゃんを守るためです!

そして最後は自宅でのケアもしっかりとしてあげることです。

毛玉などがなくしっかりとお手入れされているわんちゃんは、トリミング時間も短く済みますし負担も少ないですよね。

茶々美さん
茶々美さん

トリマー自身も作業が楽になりありがたいんですよ。

まとめ

どんなわんちゃんや飼い主さんも本当ならば全て受け入れてあげたい所なのですが、トリミングは常に危険と隣り合わせ。

何かあってからでは遅いわけです。

全てをトリミングサロンにお任せするのではなく、ご自身でも普段からわんちゃんの様子を気にしてあげ、手間をかけてあげてください。

普段からスキンシップをとっていれば、愛情も深くなりますし、健康状態なんかもちゃんと理解できますよ。

その上でトリマーにわんちゃんの様子をお話しいただければ対応してくれるはずですよ。

飼い主さんとトリマーが仲の良い関係が作れるといいですね!

茶々美さん
茶々美さん

トリミングサロンとしてもなるべくお断りしない為に、わんちゃんや飼い主さんへできる限りのことをやらせてもらいアドバイスなどもしていける、そんなお店が増えてくるといいですね!

といぷ博士
といぷ博士

一時的にでもわんちゃんの命を預かるトリマーさんならではのお話でした。
飼い主も日頃から愛犬と対話してあげるのは大切ですな。
茶々美さんありがとうございました。

茶々美さんが記事を書いてくれているトリマーさん記事のまとめはこちら⇒【教えて!トリマーさん!!】元トリマーだからわかるあんなことやこんなこと

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