セラピー犬とは?どんな仕事をするの?イヌ側も楽しむってホント?

犬の豆知識
といぷ博士
といぷ博士

といぷ博士ですぞ!
最近よく聞くセラピー犬。どんな犬かご存じですかな?

この記事では、セラピー犬とはどんな犬なのか、仕事の内容や訓練方法、犬の気持ちについてまとめてみたいと思います。

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セラピー犬とは?

セラピー犬の最大の特徴は、なんといっても患者さんの気持ちを癒やし、落ち着かせてくれるので、様々な良い効果をもたらすことです。

病気や怪我などの様々な事情で治療を受けている人とセラピー犬が触れ合うことで、

  • 気持ちが前向きになれる
  • 情緒が安定する
  • 社会的機能や運動機能が回復する

など、様々な効果をもたらすのがセラピー犬です。

また、セラピー犬は特別な訓練を受けているため、単なる癒やしやリラックス効果だけではなく、介護ケアプランや医療プログラムにも組み込まれるなど、医療現場において重要な存在であることは間違いないでしょう。

セラピー犬はどんな仕事をするの?

では、実際にセラピー犬の仕事の内容がどんなものか具体的にご紹介します。
セラピー犬の仕事は主に3つあります。

動物介在活動

これは主に、犬と触れ合うことでリラックス効果や情緒の安定、ストレスの解消を目的としています。
治療が目的ではなく、心のリラックスが目的ですね。

高齢者介護施設への訪問やホスピスなどで取り入れられていることが多いです。
一度に大勢と触れ合うことができるのがメリットですね。

動物介在療法

こちらは治療のため、患者さんの心や体のリハビリを目的としてセラピー犬が行う補助療法です。
患者さんの精神的安定や社会的、身体的機能の向上を目的として取り組むため、犬も調教師も2年以上の訓練が必要となります。

また、患者さんに寄り添いながら治療をするため、患者さん自身が「犬が好き」であることが、動物介在療法を取り入れる条件となります。

動物介在教育

こちらは、幼稚園や小学校などの学校教育の場において、動物との触れ合い方や命の大切さを学ぶことを目的としています。

最近では、総合学習や生活科の授業の一環として動物介在教育を取り入れている学校が徐々に増加しています。
また、セラピー犬と触れ合うことで動物愛護や動物福祉について考えるきっかけとなることから、大切は教育活動のひとつと言えます。

セラピー犬になるのに資格や訓練は必要?

セラピー犬は全ての犬がなれる訳ではありません。

訓練を受け、認定試験に合格した犬が晴れてセラピー犬になれます。

  • 生後8か月を経過していること
  • トイレトレーニングが完璧にできていること
  • 必要な予防接種やワクチンを受けていること

などが受験条件となります。

資格取得には、基礎的なしつけの部分から、忍耐力の面など様々な項目があります。
犬の向き不向きもありますが、しつけ、体力、忍耐力などトータル的な知能が求められます。

セラピー犬ってイヌ側も楽しむってホント?ストレスじゃないの?

仕事内容や資格取得の条件を見ると、犬にとってストレスなのではないかと思いがちですが、そうとは限りません。

そもそもセラピー犬は、訓練の段階で性格や適性をしっかりと認めらているのです。

訓練を経て資格を取得している犬ですから、人間との触れ合いが好きで、忍耐力と穏やかな気持ちが備わっている犬でなければ、セラピー犬にはなれません。

そのため、犬自身も活動の中で色々な方との触れ合いを楽しんだり、前向きに仕事に取り組んでいるのです。

まとめ

いかがでしたか。

セラピー犬という名前は聞いたことがあったけれど、実際にはどんな犬なのか、どんな活動をしているのかぼんやりとしていた部分が、分かって頂けたのではないでしょうか。

今後、セラピー犬はさらに需要が増えて、活躍する機会が多くなると思います。今後のセラピー犬の活躍に注目ですね。

といぷ博士
といぷ博士

犬にはやっぱり人の心を癒して彩してくれる不思議な力があるのかもしれません。
セラピー犬じゃなくても家族の一員として愛犬がいるだけで、大きな力をもらえているような気がしませんかな?