といぷ博士ですぞ!
犬の耳には大きく分けて立ち耳と垂れ耳がありますな。
どんな犬種でも耳のトラブルは起こるのですが、垂れ耳犬は通気性が悪かったりすることからよりトラブルは起こりやすいといえますぞ。
垂れ耳の子、立ち耳の子、耳が大きい子、小さい子、たくさんの犬の種類の中で、耳の形も様々ですよね。
どの子も特徴があってとっても可愛いです。
今回は、中でも垂れ耳の犬に多い耳のトラブルや予防法についてまとめていきたいと思います。
垂れ耳の犬を飼っている飼い主さん必見です!
垂れ耳の犬ってトイプードルやダックスフンド、ビーグルなどを始めとして、57犬種もいるんだって!
垂れ耳の犬は病気のトラブルが起こりやすい?
実は、色んな耳の形の中でも垂れ耳は一番耳のトラブルが起こりやすいのです。
その原因が、耳の通気性に大きく関係しています。
垂れ耳の場合、耳の通気性が立ち耳の子よりも悪いため、湿気が籠もりやすく、耳に入ってきたほこりなどが外に出にくくなっています。
また、犬の耳の中は人間の耳の中と違い、L字になっています。
元々のつくりが複雑なのにプラスして、垂れ耳の子は耳の入り口が塞がれていると考えると、通気性が悪くトラブルになりやすいのは、納得できますよね。
では実際にどんな耳の病気があるのか見てみましょう。
垂れ耳犬に多い耳の病気
垂れ耳犬に多い耳の病気は、主に3つ。
- 外耳炎
- 耳ダニ感染症
- 外血腫
です。
実際にどのような病気なのかひとつずつ説明します。
外耳炎
外耳炎は耳の病気の中でも一番多い病気です。
耳の中で炎症が起きている状態を外耳炎と言います。外耳炎の原因は細菌によるものやアレルギー、異物の混入など様々です。
耳を異常に痒がったり、頭をブンブン振るなどの行動が頻繁に見られたら外耳炎が原因かもしれません。
また、犬の耳の臭いがいつもと違い、ツンと鼻につくような臭いがしたり、黒い耳垢が大量に出る時は外耳炎になっている可能性が高いでしょう。
時期としては、梅雨時期など、高温多湿の時期にかかることが比較的多い病気です。
耳ダニ感染症
次に耳ダニ感染症です。耳ダニ感染症は、仔犬に多く見られる感染症です。
耳の中にミミヒゼンダニというとても小さなダニが寄生してしまう病気です。
耳ダニ感染症は、犬から犬への感染します。
非常に痒いのが特徴で、足で頻繁に耳を掻く他、地面に頭を擦りつけるようにして耳を気にすることもあります。
耳血種
耳血腫は、耳の外側(耳のふち部分)に血が溜まる病気のことで、見た目にも、すぐに耳の腫れが確認できるのが特徴です。
原因として、外耳炎などで頻繁に耳を掻くなどの外的刺激によって耳血腫になると言われています。
耳血腫になると、注射器で溜まった血を抜き取るか、血が溜まっている部分を切開して血を出す処置が必要になります。
一度耳血腫になってしまうと繰り返すことがあるので、耳血腫の原因のひとつともなる、外耳炎にならないよう、普段から気を付けることが大切です。
垂れ耳の犬の耳トラブルを防ぐには?
耳の病気やトラブルにかかってしまうと犬も辛いですし、見ている飼い主も辛いです。
ですので、普段から耳のケアをしっかりとしてあげることで、トラブルを防ぐことが大切です。
自宅でできるケアがあるのでご紹介します。
健康な犬の耳は綺麗なピンク色で臭いはほとんどありません。
普段から犬の耳を気に掛けてチェックするようにしましょう。
また、ホームセンターやペットショップで犬用のイヤークリーナーを購入することが出来ます。
イヤークリーナーやコットンで耳の中のケアをしてあげることで、トラブルを防ぐことができるでしょう。
耳のケアの際に注意してもらいたいのが、無理矢理耳の奥までケアをしないことです。初心者が無理に強くコットンを当てたり、奥深くまでケアしようとすると、逆に耳を傷付けたり耳垢を奥に押し込んでしまうなどの恐れがあります。
心配な場合はトリミングサロンで耳のお手入れをしてもらうのが一番安全でしょう。
まとめ
耳のトラブルはどんな犬種であっても起こりうるものですが、特に垂れ耳の子は、普段から飼い主が耳の状態をチェックし、常に清潔な状態にしておくことで耳のトラブルを事前に回避できるでしょう。
是非愛犬の耳の状態をチェックしてみてくださいね。
日頃から愛犬の耳の状態をチェックしてあげることが大事ですぞ!
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