といぷ博士ですぞ!
トイプードルのシャンプーってどうしてますかな?
トリミングサロンにシャンプーをお願いするのもよいですが、コツをつかめば意外と自宅でもふわふわ仕上げができちゃいますぞ!
トイプードルはそのクルクルとした被毛のおかげで汚れも体に残りがちです。
愛犬が清潔で過ごすためにはシャンプーは欠かすことができません。
もちろんトリミングサロンにお願いするのが確実ですが、特に夏の暑いときなどに頻繁にサロンに通わせるのもなかなか大変なもの。
そこで、自宅でも簡単にふわふわにトイプードルを仕上げるやり方を覚えておくと便利です。
飼い主さんの手で愛犬の被毛がふわふわに輝かせたら嬉しいよね。
そんな自宅でシャンプーするポイントをまとめてみましたよ。
トイプードルの自宅シャンプーに必要なものを準備する!
シャンプーはできる限り手早く行ってあげることが理想です。
そのため、必要なものは前もって準備しておくと慌てることがありませんよ。
- 犬用シャンプー
- 空のペットボトル
- タオル(大小)
- 洗面器やバケツ
- ドライヤー
- スリッカーブラシ・コーム
空のペットボトルにあらかじめ犬用シャンプーを薄めて泡立てておくと便利です。
もしくは、洗面器にスポンジで泡立てておくのでもOK。
ちなみにシャンプーは必ず犬用を用意してください。人用では刺激が強すぎて皮膚を傷めてしまいます。
できれば、低刺激、無添加のものを選びたいところです。(後半でおすすめシャンプーを紹介しています)
シャンプー前にブラッシングは必須!
「これからシャンプーするのにブラッシングするの?」なんて思われるかもしれませんが、シャンプー前にブラッシングは基本と覚えておきましょう。
先にブラッシングを行っておくことで、毛玉や毛の絡まり、ほこりや汚れを取り除けるのでシャンプーが上手にできます。
逆にここでブラッシングをしないでシャンプーしてしまうと皮膚の汚れがちゃんと落ちなかったりします。
トイプードルの自宅シャンプーふわふわ仕上げの7つのポイント
それでは準備ができたところでいよいよ自宅でシャンプーしてみましょう!
- ぬるま湯で全身を濡らす
- シャンプー液をかける
- 体を洗う
- しっかりとすすぐ
- 全身を絞る
- しっかりと拭き取る
- ドライヤーで乾かし仕上げ
こういった順番でもれなく行っていくと自宅でシャンプーはばっちりです!
慣れるまでには何度かトライする必要がありますが、回数を重ねればすぐに上手にできるようになりますよ!
ぬるま湯で全身を濡らす
愛犬が怖がらないようにやさしく声をかけながら全身にぬるま湯をかけてあげます。
人がぬるいと感じる位の温度で大丈夫です。
お尻の方から背中・首回りへとシャワーし最後に顔にかけるとうまくいきます。
この時、シャワーヘッドを愛犬の体につけてあげるとシャワーの音が抑えられ嫌がりにくくなりますよ。
ついでに肛門絞りも行う
ここでシャワーした後に肛門絞りも行ってしまうとよいでしょう。
肛門嚢(こうもんのう)と言われる部位には分泌液がたまり、臭いにおいの原因にもなりますし溜めすぎると炎症ができます。
この肛門絞り、トイプードルは自分でできないので人が行ってあげる必要があります。
尻尾を持ち上げて肛門周辺を触ると時計で言う4時と8時にあたる部分に袋らしきものが見つかると思います。
ここを親指と人差し指で抑え、上に持ち上げるように絞り出しましょう。
シャンプー液をかける
あらかじめぬるま湯で薄めておいたシャンプーを背中からお尻にかけて流すようにかけてあげましょう。
これでシャンプー液が全身にいきわたります。
怖がりの子はスポンジにたっぷりの泡を作ってかけてあげてもよいでしょう。
トイプードルの体を洗う
1.体を洗う順番、まずは背中から
手のひら全体を使って前後に動かしながら背中全体を洗います。
背中を洗ったらそのまま下へ、お腹も洗ってしまいましょう。
2.胴回りから首回りへ
背中の泡を首回りに持ってきて同様に洗ってあげましょう。
指先の腹を使ってもみこむように洗うと、巻き毛に絡んだ汚れや皮膚汚れが落ちやすくなります。
3.続いてはお尻
しっぽを持ち上げてやさしくこすりながら洗います。
肛門周りは特に念入りに。
そのまま、しっぽも根元から先へかけても見込むように洗ってあげましょう。
4.そのまま後足へ
片足ずつ洗い、肉球も洗ってしまいましょう。
肉球の指の間も忘れずに。
同様に前足も行います。
5.最後は顔
一番の難所ですが、思い切りよく躊躇せずに洗いましょう。
飼い主がびびってしまうと愛犬にもそのビビりが伝わってしまいます。
たっぷりの泡でおでこから顔全体に伸ばすように洗い、マズルは指先の腹で回すようにして洗うときれいになりますよ。
耳にシャンプーが入っても気にせず耳の縁も洗ってください。
愛犬をしっかりとすすぐ
全身をくまなく洗い終えたらすすぎです。
顔→背中→胴体→足の順番でシャンプーのぬるぬるがなくなるまでしっかりと流してあげます。
シャワーヘッドを肌につけたまま動かしてあげると愛犬が怖がらずにすすがせてくれます。
目に水が入っても大丈夫ですから、飼い主さんも怖がらずに流してあげましょう。
一気にやってしまった方が時短にもなりますし、何度も愛犬にストレスをかけなくて済みます。
全身を絞る
体の水分を拭きとる前に全身を絞ってあげましょう。
ここからの工程をしっかり行うことでドライヤーでの乾燥が楽になります。
体の上から下へ、中から外へ毛先に向かって水を絞り出すような感覚で手を動かします。
細かく数回に分けて全身を絞っていきましょう。
足先は意外と水分が残ってしまうので4本とも忘れずに絞りましょう。
また垂れ耳は両耳を持ち上げて耳元から耳先へ絞ってあげるとよいでしょう。
しっかりと拭き取る
吸水性のいいバスタオルを使って体全体の水分をしっかりと残さず拭き取るようなイメージで体を拭いてあげます。
ここでしっかりと水分をとってあげれば、ドライヤーがぐっと楽になりますからしっかりと拭き取りましょう。
また顔を拭くときには小さめのタオルで丁寧に行うとよいでしょう。
合わせて耳の中の水気も拭き取ってあげましょう。
一緒にイヤークリーナーを使った時には、耳の中も拭き取らないと耳垢が耳周りで固まってしまいますので注意を。
ドライヤーで乾かし仕上げ(ふわふわ仕上げの最大のポイント)
実はシャンプー自体よりもこのドライヤーで乾かすことが、トイプードルをふわふわの毛に仕上げる最大のポイントです。
また、トイプードルのような巻き毛は生乾きのままだと毛玉ができやすくなります。
シャンプー自体よりもこのドライヤーで乾かすことがうまくできず、毛玉を作ってしまう方が多いとトリマーさんにも聞きました。
そのため、全身を乾かすことはもちろん毛玉のできやすい部分、(内また、脇、耳の後ろ、首回り)は特に念入りに乾かしてあげましょう。参考記事 トイプードルの毛玉放置は問題ありだからダメ!毛玉ができる理由と対処法
ドライヤーをあてるときには20~30㎝程の距離をとってあげ、同じところにずっと風をあて続けるのではなく広範囲に風をあてるのがコツです。
できれば2人で行い、一人がドライヤーをあて、もう一人が愛犬を抑え声をかけてあげるとうまくいきやすいですよ。
1人で行うときには、エプロンをつけてドライヤーをエプロンと体の間に挟むとやりやすいかもしれません。
できる限り両手が使えるように行う方が素早くきれいにできます。
また、ある程度乾いてきたらブラシを使って巻き毛を伸ばしながら、毛並みに沿って乾かすとふわふわに仕上がります。
全身がしっかり乾いたら、最後にもう一度スリッカーブラシとコームを使ってブラッシングしてあげればふわふわの完成です!
ブラッシングのコツはこちら↓
参考までに↓
トリマーさんにもドライヤーコツを直接聞いてみましたぞ!⇒トリマー直伝!トイプードルの毛並みをふわふわにするドライヤーの使い方
トイプードルをふわふわにするおすすめのシャンプー3選
犬用シャンプーといっても色々な種類があってどれを選んだらいいのか困ってしまうという時は、定番ものを使ってみるといいでしょう。
敏感肌の多いトイプードルでも安心して使用できるシャンプーをあげておきます。
APDC ティーツリーシャンプー&コンディショナーセット
植物由来の成分を使用し、保湿効果の高い肌に優しい人気のシャンプーです。
泡が柔らかいため、泡切れがよく皮脂を落としすぎることがありません。
ラファンシーズ トリートメントシャンプー&リンス
トリミングサロンで定番とされているラファンシーズ。
ノンオイル処方で、泡立ち・泡切れ・乾きが早いという特徴があります。
ノルバサンシャンプー
動物病院御用達のシャンプーで、皮膚・被毛の健康管理に最適です。
コンディショナー配合により、ふんわりしなやかな仕上がりが期待できます。
トリマーさんが選ぶおすすめシャンプーはこちらでチェックですぞ!⇒【プロ御用達!】トリマーが選ぶおすすめの犬用シャンプー5選と選び方
トイプードルの自宅シャンプーの疑問
では続いて自宅でシャンプーしたときに気になる疑問についてもまとめてみます。
自宅シャンプーの頻度は?
目安としては月に1回から2回程度で十分です。あまり頻繁にやってしまうと、トイプードルの肌を守るべき皮脂が流れてしまい、細菌の繁殖がしやすい環境になり、健康被害が出てくる恐れがありますので注意。
ただし、病気の状態であったり、老齢のトイプードルは肌が普通よりも弱い状態です。そのときに皮脂を失うと、さらに病気になる可能性が高くなります。シャンプーの頻度を少し減らしたほうがいいでしょう。
子犬のトイプードルシャンプーはいつから始める
子犬のシャンプーはワクチン接種がすべて終わってからになります。
ただ、いきなり自宅でシャンプーを行うよりも、最初はトリミングサロンで行った方がよいでしょう。
社会化にも役立ちますし、成犬になってからトリミングサロンに連れて行くとなると非常に嫌がります。
シャンプーは目に入っても大丈夫?
犬用のシャンプーであれば多少目に入っても大丈夫です。
ただし、そのまま放置しておくのはよくありませんからすぐに洗い流してあげましょう。
シャンプーをなめちゃったけど大丈夫
これまた犬用シャンプーであれば多少舐めても問題はありませんが、頻繁に舐める体の部位は先にシャンプーを流し、なるべく口にさせないようにしましょう。
ぶるぶるしてほしくないんだけど
耳の中に水が入ったときにはさっさとぶるぶるさせちゃいましょう。
それ以外の時には、首の後ろを軽く押さえてあげるとぶるぶるが止まりやすいですよ。
シャンプーしない方がいい時ってある?
ワクチン接種した後や対象の優れないとき、皮膚に異常がある時には自宅のシャンプーはやめておきましょう。
また、妊娠中もシャンプーを避けるべきでしょう。
シャンプーを嫌がるトイプードルへの対処法
綺麗な体でいてほしいのに、シャンプーを嫌がる子が多いもの。
というのも人間にとってはハーブなどが香れば心地よく感じるのですが、トイプードルの敏感な鼻にとっては香りは不快な臭いになることがあるというのも一つの理由です。
それにシャワーから出る水や音が怖い、自分の匂いが消えてしまうということを嫌がるトイプードルもいます。
だから、抵抗なくシャンプーを自宅で行えるようにするためには、そういった嫌なことを取り除いてやればいいのです。
まず使うシャンプーは無香料でにおいの強くないものを選んでみましょう。
汚れの臭いは取り除いても、もともとある体臭は残すというシャンプーもあるので、そういう商品を選ぶといいです。
それからシャワーに対して恐怖心を抱かないように、いきなり全身を洗うのはやめておき、最初は足を少し濡らす程度から水と音に慣らしていきます。
徐々に自宅シャンプーに慣らしていきましょう。
上手なシャンプーで快適なトイプードルライフを!
上手なシャンプーの方法を覚えて愛犬のトイプードルが快適に過ごせるようにしてあげましょう。
トイプードルは室内で飼うのだからシャンプーは必要ないと思ったら大間違いです。
数ヶ月もシャンプーをせずにほうっておくと、体臭がきつくなったり、毛並みが悪くなってしまいます。肌の清潔さが失われて、何かの皮膚病になることだってあります。
確かにシャンプーは嫌がる子が多いですが、ここはやはり何度も繰り返すことでシャンプーの必要性もトイプードルに覚えてもらうようケアしてあげましょう。
人も犬も快適な環境で暮らせるように飼い主さん頑張りましょう!!
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シャンプーやカットは自宅で行うといった方でも肛門絞りがうまくできないときは、肛門絞りトリマーさんにお願いした方がよいかもしれません。