といぷ博士ですぞ!
犬には垂れ耳の犬と立ち耳の犬がいますが、トイプードルは垂れ耳の犬です。
可愛い垂れ耳ですが、垂れ耳は耳のトラブルが起きやすいという点がありますぞ。
耳のトラブルの中でもイボについて悩む飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
今日は、トイプードルの耳イボにフォーカスを当ててみます。
垂れ耳だからこそ、耳イボができやすい原因や、イボの種類、注意点や対処法をご紹介していきましょう。
垂れ耳のトイプードルはイボができやすい
愛犬がしきりに耳を気にしている、気がつくといつも耳を掻いているなんてことはありませんか?
実は、トイプードルは垂れ耳で立ち耳の犬よりも耳の通気性が悪く、イボなどのトラブルが起きやすいのです。
また、トイプードルは、耳がたれていて通気性が悪いだけではなく、耳の中に毛が生えているのです。
トリミングサロンや自宅での耳のケアの際に、誤って耳の中を傷つけてしまうことも、耳のトラブルの原因になると言われています。
トイプードルの耳イボができる原因
では、耳のトラブルの中でも気になる耳イボについてです。
耳イボは比較的心配のいらない良性のものと、しっかり治療をして完治させなければならない悪性のものがあります。
良性の耳イボ
良性のイボは、主にウイルスが原因で一時的にできるものが多いです。
その見た目は、白やピンク、黄色などのイボでそこまで大きくないのが特徴です。
原因となるウイルスはパピローマウイルスというもので、このウイルスは発がん性の心配はありません。
パピローマウイルスに感染する原因としては体調が優れず免疫が落ちている時です。
また、免疫力が弱い仔犬や老犬もウイルスに感染する確率が高まります。
パピローマウイルスが原因によるイボの場合は、ほとんどのイボが大きくなることはなく、大きさが1センチ以内であれば時間とともに自然治癒するでしょう。
しかし、万が一イボが少しずつ大きくなっているようであれば悪性のイボの可能性があるので、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
悪性の耳イボ
悪性のイボは、その原因が未だ不明とされているものが多いのが現状です。
見た目は黒っぽい色から赤黒い色、紫色などで、その大きさに関係なくこれらの色のイボは悪性腫瘍の可能性が高いので、見つけたらすぐに動物病院を受診しましょう。
早期発見や、イボが小さい段階であれば、そこまで怖がる必要はありません。
犬の耳イボから考えられる病気
耳イボから考えられる病気は外傷が原因でおこるものと、原因がはっきりと分からない腫瘍などがあります。
外傷が原因(掻いたりぶつけることが主な原因)の場合は、病気というよりも一時的な怪我と思ってよいでしょう。
心配なのは、腫瘍ができる皮膚がんなどです。
悪性腫瘍の特徴が見られたら耳の病気の可能性が高いので、すぐに受診するようにしましょう。
犬の耳イボができたときの対処
もしも愛犬の耳にイボができてしまったら、まずはそのイボがどんな症状なのか、いつごろからイボがあるのか、また愛犬の様子はどうかを観察する必要があります。
また、耳の中は日頃から清潔にし、できる限り犬がイボを触らないようにしましょう。
耳を掻いたときにイボに当たってしまうと、イボを刺激し症状が悪化してしまうことがあります。
まとめ
犬の耳は、私達が思っている以上にトラブルを起こしやすい構造になっています。
垂れ耳のトイプードルは尚更注意が必要です。
もしもイボができてしまっても、早期に発見し対処することが何よりも大切になります。
日頃から愛犬の様子をよく観察し、体に異常がないか管理できるのは飼い主さんにかかっています。
マッサージやスキンシップもかねて、愛犬の体をチェックしてみてくださいな。
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