といぷ博士ですぞ!
愛犬の足舐めは単なる習慣とかクセだなんて思って見過ごしてしまうのはよくありませんぞ。
犬が自分の足を舐める行動はよく見る光景ですが、愛犬があまりにも足をずっと舐め続けていると少し心配になりますよね。
そもそも愛犬が足を舐めているのをそのままにしておいても良いのか、それともやめさせた方が良いのか、疑問に感じている飼い主さんも多いかと思います。
愛犬がたまに足を舐めているくらいなら特に心配はいりませんが、舐める頻度が多かったり長い時間舐め続けている場合は、痛みや痒みなどが原因の可能性もあります。

今回は犬が自分の足を舐める理由とその対処法などをまとめてみました。
犬が自分の足を舐めるのは何かのサイン?
犬が自分の足を舐める行動は日常の何気ない行動でもありますが、愛犬なりに何かのサインを表している場合もあります。
それはケガやアレルギーなどの痛みや痒みのサインであったり、愛犬がストレスを抱えているサインである時もあります。
では、具体的にどのような理由が隠れているのか見てみましょう。
犬が足を舐める5つの理由
犬が自分の足を舐める理由は以下の5つが考えられます。
・痛みや痒みによるもの
肉球に傷がついていたり指の間が痒いときなど、何か違和感を感じると肉球を舐め続けることがあります。
犬は傷を治そうと一生懸命肉球を舐めようとしますが、逆に細菌が入り悪化してしまう可能性もあるので、愛犬の肉球や足裏に異変を見つけたら獣医さんに診てもらいましょう。
・ストレスによるもの
犬はストレスを感じると足を舐めることがあります。
なかなかお散歩に行けず運動不足になっていたり、飼い主さんとのコミュニケーションが足りていないと愛犬はストレスを溜めてしまうのです。
とくにケガなどの傷が見当たらない場合はストレスが原因の可能性があるので、愛犬との時間をたっぷりと作ってあげて下さいね。
・気持ちを落ち着かせるため
犬は不安や緊張を感じたときや退屈なときなど、自分の気持ちを落ち着かせるために足を舐めることがあります。
また、飼い主さんに依存している犬に多い「分離不安症」の犬にもよく見られる行動で、留守番中などの飼い主さんと離れている時に寂しい気持ちを紛らわすために足を舐めるということもあるようです。
・アレルギーのため
アレルギーや皮膚炎になっている場合、体だけではなく手足もとっても痒くなるので手足を舐めることが多くなります。
痒みが酷くなると舐め続けるだけではなく、噛んだり毛をむしったりアレルギーが悪化してしまうこともあるので舐めないようにする対策が必要になります。
・頚椎や腰痛によるもの
とくに後ろ足を舐めていることが多い場合は頚椎や腰痛が原因の可能性があります。
犬は体に痛みや違和感を感じると患部を舐めることがあります。
足を舐め続けている行為に合わせて、足をひきずっていたり、いつもと歩き方が違うと感じたときは全身を優しく触り、どこか痛がる箇所がないか確認してみましょう。
犬が足を舐めるのをやめさせる方法
足を舐め続けてしまうと傷などがある場合は細菌が入り悪化してしまったり、傷がない場合でも舐め続けることによって皮膚がただれたり舐めている箇所が脱毛してしまうことがあります。
それらを防ぐためにも愛犬が足を舐め続けている時は以下の方法で舐めるのを防いであげましょう。
・エリザベスカラーを使う
手術後の傷舐め防止で良く使われていますが、足に何か炎症が起きている場合もエリザベスカラーが効果的です。
今では犬の負担を減らすためにプラスチックではなく布製のエリザベスカラーも出ているのでストレスを感じやすい犬にはお勧めですよ。
・靴下をはかせる
鼻が長い犬種の場合、エリザベスカラーだと足に口が届いてしまったりエリザベスカラーがどうしても苦手という子には靴下がお勧めです。
履き始めは靴下が慣れず、脱いでしまうかもしれませんがその場合は靴下を履かせた後にごはんをあげたり、おもちゃで遊んであげたりして気を紛らわせてあげるといいですよ。
・普段の肉球ケアをしっかりと行う
実は普段の肉球ケアをしてあげるだけで症状が落ち着くこともあります。
肉球ケアと言っても、散歩の後に汚れを洗い落として清潔にし、しっかりと乾かしてあげるだけでいいのです。
汚れたままだったり、濡れたままにしてしまうと皮膚が炎症を起こしたり痒みの原因にもなるので気を付けましょう。
乾燥などでひび割れている場合などは肉球専用のクリームなどを塗ってあげるのもいいですよ。
まとめ
愛犬が足をペロペロ舐めていると見ている飼い主としては「可愛いなぁ」とそのまま見逃してしまいがちです。
なかにはクセで舐めている子もいますが、あまりにもずっと舐めている場合やなにかいつも様子と違うなと感じたときは早めに獣医さんに診てもらってくださいね。
こういうのを利用するのもいいかもしれませんね↓

あまりに足を舐めすぎるとその部分が赤くなったり、化膿してしまうので早めに対処が必要ですぞ!