といぷ博士ですぞ!
見た目はかわいい愛犬のお尻歩き。
ただかゆいだけなのでしょうか?
愛犬のトイプードルが、お尻をズリズリして歩くお尻歩きってみたことありませんか?
いきなりの奇妙な動きで、可愛らしく思えてしまうのですが、頻繁に繰り返すようだとちょっと危ないかもしれません。
もしかしたら、それ病気のサインを送っているのかもしれませんよ。

お尻ズリズリして歩くのは、ボクの芸風!!
…じゃなくて、お尻に問題があるからなんだ!
トイプードルがお尻歩きを頻繁にする理由とは?
お尻を床に擦り付けながら前足で動くのは肛門の周辺がムズムズしているからかもしれません。
肛門の周辺に炎症ができていると、 むず痒いのでお尻を引きずることがあります。
また便秘でウンチがうまく切れておらず、ぶら下がったままなんてことも。
単にお尻が痒いのかもしれませんが、こすりすぎてしまうと肛門周辺に炎症が起きてしまいます。
肛門周辺をよく確認してあげ、湿疹や傷、腫れといったものがないかをチェックしてあげましょう。
★トイプードルの皮膚とお尻の情報
参考記事 お尻は情報の宝庫!?相手の犬のお尻のにおいを嗅ぐトイプードルの気持ち

参考記事 トイプードルを皮膚病から救おう!犬の皮膚病の可能性と予防法!

犬のお尻歩きは肛門嚢が溜まっている?
犬のお尻には肛門のすぐ近くに臭いを分泌するための肛門嚢という袋があります。
炎症を起こしたり分泌液が溜まりすぎていると、破裂することがあるので定期的に絞ってあげなければいけません。
特にトイプードルのような小型犬は自分では、この肛門嚢を絞り出せないので最低月に1回程度は肛門腺絞りということを行ってあげる必要があります。
★肛門腺絞り、トリマーさんに聞いてみましょう
参考記事 犬の肛門腺絞りはどうして必要?やり方と注意点をトリマーが解説

犬のお尻歩きの理由が病気の可能性もある?
ただし、肛門絞りを行ってもお尻歩きを続けているようだと、内部に異常をきたしている可能性があります。
そのためお尻歩きをしているからといって、やたらと肛門絞りをするのも問題です。
絞りすぎても、今度はかえって病気の原因を作り出す可能性もあります。
肛門嚢が溜まっているほかに考えられることして、「寄生虫」の可能性も考えられます。
愛犬が食糞をしたとか、散歩中に拾い食いをしたなどといった時に、すでに寄生していたものを口にしたなどの理由で寄生虫が体内に入ってしまうことも考えられます。
この時に、
- お尻歩きを頻繁にする
- お尻をかゆがってよく舐めている
- 肛門から紐状のものがみられる
といった様子が見られると寄生しているかもしれません。
紐状のものがみられたからといって無理に引っ張ってしまうと、寄生虫ではない誤飲によるものだったら長に引っかかってしまうことも考えられます。
こういった時には自己判断せず、一度獣医に見せるべきでしょう。
犬のお尻歩き…かわいいけど見逃しちゃいいけないサインかもよ
見た目は可愛いお尻歩き。
…ですが、本人はお尻が痒かったり何らかの病気のサインを送っている可能性があります。
こういったお尻歩きのように、犬の健康状態を知るためには、毎日しっかり様子を観察してあげることが大切です。
特に排泄物の様子は健康状態を知る大きなポイントとも言えます。
何かいつもと様子が違うとか、見たことのない不思議な動きをしている、なんて時は必ず何らかの原因があるはずです。
もちろん犬が自分から笑いを取るなんてことはありませんから…。
意外と見逃しがちな愛犬のサイン。
ちゃんとチェックしてあげて、分からないこと困ったことがあれば、必ずかかりつけの獣医さんに相談するべきでしょう。

自己判断だけで、決めつけてしまうのはよくありませんぞ。
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