といぷ博士ですぞ!
「ドッグフードってたくさんあるから何を選ぶべきか困っちゃう…」
「とりあえず安いものでいいや」
なんて言って選んでいたら危険かもしれませんぞ。
今では数百種類もあると言われているドックフード。
「毎日の事だから」と市販でいつもと同じドックフードを購入しているかもしれません。
「でも、ちょっと待って!」そのドッグフード本当に愛犬にとって安全ですか?
あなたが普通に与えているそのドッグフードで愛犬の健康や寿命が変わってきます。
実は何気なく購入しているドックフードにも愛犬にとっては、とても危険なものが含まれていたりします。
ここでは愛犬に与えたくないドックフードの原材料や添加物等をまとめてみますので、購入の際の参考にしてください。
安全なご飯を食べさせてねッ!!
ドッグフードの現状は?
人の食べ物も今や添加物だらけですが、それ以上に危険なのがドッグフード。
ドックフード業界というのはかなりの無法地帯のようで、勉強すればするほどその闇を知ることになります。
- ただ売りたいためだけに犬の健康なんて全く考えていない安価なドッグフード
- 反対にしっかりと原材料から考えられているドックフード
- たいした原材料も使っていないのに無駄に価格だけ高いドックフード
などなど本当に様々なんです。
どういったドックフードを与えるかは飼い主さんの責任に委ねられるわけですが、私たち犬を飼う側の立場の人間がもっといろいろ知っておく必要があります。
ちなみに基本的な考え方としては人にとって危険と言われている素材は、犬にとっても危険と考えるべきですぞ。
加えて犬特有の危険な素材があると言うことですぞ。
美味しいと思って食べているご飯にも危険なものがいっぱい含まれていることがあるんだね。なんだか怖いなぁ~。
ドッグフードの危険な原材料
ドッグフードを購入する上でとにかく気にしたいのが原材料です。
犬というのは基本的に肉食です。そのため、原材料の最初にとうもろこしや小麦が来るのはおかしいと思いませんか?それに、お肉だからといって、「なんの肉だかわからない肉類」であることもおかしな話です。
また、油にも注意が必要になってきます。
- 含まれている肉類の種類が分からない(4Dミートや副産物を使っている)
- 原材料の最初が穀類である(とうもろこしや小麦など)
- 何の油を使っているかわからない(動物性油脂)
- 大豆ミールを使用している
上記のような原材料を使っているものは避けた方が無難ですぞ!
含まれている肉類の種類が分からない
犬にとって必要不可欠である動物性タンパク質を摂取するための肉類。
もちろんなんでもいいというわけではなく、中には危険な肉類を平気で使用しているものもあります。
4Dミート | Dead(死んだ) Dying(死にかけている) Disead(病気の) Disabled(怪我をした) →本来廃棄されるべき肉類 |
○○副産物 | 肉副産物 鶏副産物 魚類副産物 →肉以外の部分(腎臓・心臓・脳・肺・骨など)が含まれている可能性大 |
○○ミール、ミートエキス | 家畜などの副産物を加熱処理し、脂を取り除いて抽出した残りかすの固形を細かくしたもの |
もちろん、安価なドッグフードすべてにこういった肉類が使われているわけではありませんが、かなりの確率で含まれていることは間違いありません。
原材料の最初が穀類
とうもろこしや小麦は、大量に摂取していると胃腸に負担をかけますしアレルギーの原因にもなります。本来、犬は穀類の消化が苦手です。栄養を摂取するためには、必要な成分だったりしますが肉類よりも多いのはいかがなものかと…
特に「でんぷん類・加工でんぷん・〇〇グルテン・〇〇粉・〇〇ミール」といったものは、栄養価がなくカサ増しのためだけに非業されている可能性が高いです。
完全グレインフリー(穀類不使用)である必要はありませんが、グルテンフリー(小麦不使用)であった方が好ましいでしょう。
何の油を使っているかわからない
ドッグフードの食いつきをよくするために表面コートに使用されることの多い「動物性油脂」
何の動物の油脂を使っているかさえわからない「動物性油脂」は、粗悪な油脂や脂肪が使われている可能性が高く、多くの酸化防止剤や化学物質が使用されていますので避けた方がよいでしょう。
大豆ミールを使用している
大豆から摂れる油脂や栄養を取り除いた残りカス。牛や豚・鶏などの畜産動物にさえ使用が禁止されているのにドッグフードに使われている意味が分かりません。
大豆ミールはアレルギーを引き起こすだけでなく鼓腸症といった症状を引き起こす可能性を持っています。
ドッグフードの危険な添加物
続いてドッグフードに入っててほしくない添加物になります。フードを長持ちさせるための人工酸化防止剤や色付けの着色料、食いつきをよくするための甘味料などがそれにあたります。
人工モノが絶対にダメというわけではありませんが、できるだけ天然のものを使用している方が好ましいということですぞ。
酸化防止剤
エトキシキン | 日本では使用の認められていない非常に強い抗酸化作用のみられる酸化防止剤で、アレルギー反応や発がん性が確認されています |
BHT | 「ブチルヒドロキシアニソール」と言われ、本来はガソリン用の酸化防止剤。 膀胱ガンや甲状腺ガンを引き起こす発ガン物質 |
BHA | 「ジブチルヒドロキシトルエン」と言われ、本来は石油用の酸化防止剤。 発ガン物質であるとされています。 |
ドッグフードの酸化を防ぎ、長持ちさせるための酸化防止剤ですが、中でも上記のようなものは危険性が高く、強い発がん性が確認されていますので愛犬の健康を考えるのであれば避けるべきでしょう。
着色料
亜硝酸ナトリウム | 保存料であると同時に、食肉を赤く発色させる着色料。発がん性物質が発生する可能性がみられ犬には大変危険 |
赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号、青色2号など | 石油系の合成着色料で、アレルギーを起こしたり、発がん性物質が発生する可能性がみられ危険 |
本来、犬にとって色は関係ありません。ではなぜ着色料が入っているのかというと、ヒトが見たときに美味しそうに見えるからです。犬にとってはいいことは何もありませんから、やはり避けるべきでしょう。
甘味料
ソルビトール | ブドウ糖から合成されてできる糖アルコールの一種。大量摂取により人が亡くなったケースがあります。 |
キシリトール | キシロースから合成される糖アルコールの一種。少量であっても血糖値の低下を招き、嘔吐や歩行困難・腎不全などの危険があります。 |
グリシリジン・アンモニエート | 安全性が確認されていないため、人への使用が認められていません。 |
ビートパルプ | サトウダイコンから搾った残りカス。腸に負担がかかり便秘の原因に。 |
コーンシロップ | とうもろこしを原料に作られた甘味料。すい臓や副腎に悪影響を与え、糖尿病の原因となります。 |
食いつきをよくするための甘味料ですが、人工甘味料は危険性が高いものが多いため避けるべきものです。
その他の合成添加物
プロピレングリコール | 過剰摂取すると、アレルギー反応が出たり、腸閉塞などの原因となります。 |
ソルビン酸カリウム | 亜硝酸ナトリウムと反応し発ガン性物質を発生させる恐れがあり危険です。 |
添加物と一口に言っても危険なものがたくさんあるということですぞ。
これらは、安価に使用できるので粗悪なドッグフードほど多く入っている傾向にありますぞ。
どうやって危険なドッグフードであるか判断するの?
今与えているドックフードやこれから買おうとするドックフードが危険なものであるかどうかご判断するのは簡単です。
パッケージの裏側に書いてある原材料を細かくチェックしてください。
原材料の表示は配合量が多いほど前にきます。
例えば穀類が一番最初に表示されているのであれば、一番多く含まれているのは穀類ということになります。
また原材料は配合している全てを明記することが義務になっています。
原材料の表記を確認し、上記のような危険な原材料や添加物、不明瞭な素材が配合されていないかをチェックしてみてください。
愛犬の健康を願うのであれば、すぐにチェックできるはずです。
これなら簡単に調べられるね!!
危険なドッグフードを食べ続けると…
実際のところ、このような危険な原材料や添加物を含むドッグフードを食べさせたからといって、すぐに体に変化が起きるといった事はありません。
しかし体に良い影響を与えていないことは事実で、少しずつ体を蝕んでいきます。
トイプードルで目に見えてわかる変化といえば、
- 被毛の状態が悪くなっていく
- 体を痒がる
- 涙やけが増える
といったこと、これらの悪影響に粗悪なドッグフードが絡んでいる事は確かです。
愛犬は自分で食べるものを選ぶことができませんから、飼い主側がきちんとした食事を与えてあげなければいけません。
極端なことを言ってしまうと、粗悪なドックフードを与えているいう事は、自ら愛犬の寿命を縮めているとも言えてしまうわけです。もちろんそれが全てとは言いませんが、食生活は体に大きな影響をもたらすのは人間の体でもわかるとおりです。
やはり愛犬の健康と寿命を気にするのであれば、ドッグフードの原材料にも注意を図りたいところですぞ。
市販の有名なドッグフードってどうなの?
ひとつ原材料について見てみましょう。
下の成分表はある有名なドッグフードのものです。
ペットショップや獣医さんに勧められて、使い続けているという方も多いものです。
でも、原材料を見てみると決してその価格に見合った内容ではないことがわかります。
下記の原材料表を確認してください。
※危険と思われる成分は赤文字になっています。
まずなんといっても穀類である、とうもろこしがかなり多く含まれていること、加えて4Dミートといえる家禽ミート。
ちなみにとうもろこし粉もコーングルテンも同じとうもろこしです(分けて表示することで他の成分が多く感じられます)。
さらに添加物のオンパレードです。
考え方次第でしょうが、確かに安全性高く配合されているのでしょうが、あまり気持ちのいいものではないことは確かです。
ちょっと怖いねッ
正直我が家でもずっとこのドッグフードを与えていました(無知だったもので…今は与えてません)。でも犬のこと、ドックフードのことを勉強するようになって、「なんでこんなものをあげていたんだ」と思えるほどです。
今では、なんでこれを獣医さんが勧めるのかすら解りません。
この現状を知っても、あなたはこんなドッグフードを愛犬に与えますか?
ちなみに、とうもろこし自体が危険なわけではありません。むしろ栄養価は高いので与えたい食べ物のひとつだったりするのですが、問題なのは配合量で、動物性たんぱく質をしっかりととりたい犬にとって、配合量の最初に来るくらいの量であることが問題なのです。
安全性の高いドッグフードはどうやって選ぶ?
それでは犬にとって、トイプードルにとって安全なドックフードで何でしょうか?
ドックフードの価格は高ければ高いほど良いというものではありませんが、ある程度はやはり価格に比例してきます。
ワンチャンのことを本当に考えているメーカーは、原材料もヒューマングレードのものを使用しており、余計な添加物等を含まない企業努力がなされているのが分かります。
- ヒューマングレードな原材料を使用している
- 良質なタンパク質がたっぷりと含まれている
- 無添加素材で作られている
- 総合栄養食である
こういった点に注意してドックフードを選んであげるべきでしょう。
詳しくはこちらでまとめてありますので参照してみてください。
逆に安価なものは、食いつきを良くし売り上げを上げるために多くの添加物を含んでいたりします。
やはり安い物には安いなりの理由があるということです。
やっぱり美味しくて安全なご飯が食べたいよねッ!
参考までに我が家のトイプードルのご飯
ちなみに我が家ではモグワンにブッチをトッピングするといった形で今は落ち着いています。
正直価格面だけを見るとかなり贅沢な組み合わせになりますが、愛犬が夢中になって食べている姿を見るとこちらも嬉しくなります。
トータルバランスに優れたドライフードであるモグワンに、半生タイプのブッチを混ぜることで必要な栄養素とともに水分もしっかり補給できているようです。
モグワンとブッチの組み合わせにしてからまだ数ヶ月ですが、今まで「お腹すいたよ~~」と吠えていたのにも関わらず、残していたご飯を、今ではペロリと完食してくれます。
それに明らかに毛並みが良くなってきていることが実感できています。我が家ではしばらくこの組み合わせが続きそうです。
ちなみに食後にはデザートとしてヨーグルトを1~2口!!
まとめ
これまでドックフードに無頓着だった飼い主さんも、「こんなにも危険なものがあるんだ」と驚かれたかもしれません。
ペットブームが騒がれる中、安易に売り上げだけを上げるために粗悪な素材を使用しているドックフードもまだまだたくさんあります。
平成21年には「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」という法律が制定されたものの未だ疑問の残る素材を使用している、何を使っているのか不明瞭であるといったドックフードは多くあります。
ぜひ今一度あなたが与えているドックフードの原材料を確認してください。
愛犬が健康で長生きできるかは飼い主さんであるあなたの手にかかっています。
大切な愛犬のため、危険性のないドッグフードを選びたいものです。
安全なドックフードを与えて、愛犬の健康管理をちゃんとしてあげる事は飼い主さんの義務ですぞ。