といぷ博士ですぞ!
愛犬がおもちゃをくわえたまま離してくれなかったり、落ちている物を拾い食いしそうになったことはありませんかな?
そんな時に必要になるのが「ちょうだい」というしつけ。
「ちょうだい」というしつけは犬がくわえている物を離す行動のことを言います。
犬のしつけで「マテ」や「お手」などは出来る子も多いと思いますが、「ちょうだい」はなかなか出来ない子が意外にも多いのです。
しつけとして「ちょうだい」を覚えさせる必要性があるのか、疑問に感じる飼い主さんもいるかと思いますがこの「ちょうだい」というしつけは、危険な物から愛犬の身を守るためにとっても大切なしつけのひとつなのです。

今回は愛犬の「ちょうだい」をしつける必要性や教え方などをまとめてみました。
愛犬にちょうだいのしつけを教えることの必要性
では、なぜ犬に「ちょうだい」のしつけが必要なのか見てみましょう。
愛犬の身を守るために必要なしつけ
くわえていたおもちゃをそのまま飲み込んでしまったり、食べてはいけない物を食べてしまうなどの誤飲を防ぐためにとっても重要なしつけになります。
犬がくわえる物は愛犬にとって興味がある物なので、なかなか離してくれないことも多く、無理やり口から出そうとすると余計に離してくれなくなったり、愛犬に唸られて咬まれてしまうということもあるのです。
愛犬が危険な物をくわえないようにする
散歩中などに多い危険な物の誤飲。
落ちている危険なものをくわえてしまった時などにも「ちょうだい」のしつけが大活躍します。
散歩中の誤飲で多いのがたばこの吸い殻、竹串や割りばしのゴミ、壊れたおもちゃなど、どれも犬が口にしてしまうと危険な物ばかりです。
中には玉ねぎやチョコレート、薬など犬が食べてしまうと中毒症状を起こしてしまう物もあるのでそれらの拾い食いを未然に防ぐ為にも「ちょうだい」はとっても大切なしつけになるのです。

愛犬にちょうだいの教え方3つのコツ
では実際に愛犬に「ちょうだい」を教えるにはどのように教えれば良いのでしょうか。
「ちょうだい」を教えるためのポイントは全部で3つ!
おすわりとマテを教える
まずは基本のおすわりとマテを教えましょう。
この二つを覚えてもらうことで飼い主との信頼関係も強くなり、「ちょうだい」のしつけもしやすくなりますよ。
また、愛犬がなにかくわえてしまった時におすわりやマテなどの指示を出すことで一旦愛犬を落ち着かし、誤飲を防ぐことが出来ることもあります。

コマンドを覚えさせる
おすわりやマテと同じように「ちょうだい」というコマンドを愛犬に覚えてもらいましょう。
愛犬からなにかくわえている物をもらう時は必ず「ちょうだい」というコマンドを言うようにします。
少ししつこく、根気強く続けていくことが大切になるので諦めずに頑張ってみましょう!
引っ張りっこやボール遊びなど遊びの一貫として教える
おもちゃやロープなど引っ張りっこで遊ぶ時に適当なタイミングで手を止めて愛犬に「ちょうだい」と伝えます。
始めはなかなか離してくれないと思うのでこちらから離すように工夫をしてあげましょう。
例えばもう片方の手に愛犬の好きなおやつを持って見せてみたり、愛犬がくわえている部分を少しずつ小さくするように持つ部分を変えてみるのも良いですよ。
そして愛犬が離してくれたらご褒美をあげるなどたっぷりと褒めてあげるのを忘れないでくださいね。
ボールで遊ぶ場合も同じように、愛犬が持ってきたボールを離してくれない時はおやつなどで気を引いて離してもらいましょう。
また、音の鳴るおもちゃを使い「ちょうだい」と言った後に音を鳴らすと音に反応しておもちゃを離してくれたりもします。

ちなみに私の愛犬もこの方法で「ちょうだい」をマスターしましたぞ!

飼い主と遊ぶことが大好きな愛犬達にとっては、遊びながらしつけ出来るのはストレスにならずオススメなんだって。
まとめ
犬はなにか「取られる」ことや「捕まえられる」ことが苦手な子が多いので、危険な物をくわえてしまった時は、この「ちょうだい」のしつけがとっても役に立つかと思います。
愛犬達の性格によってはなかなか上手くいかないこともあるかと思いますが、愛犬達のペースに合わせて根気強く、そしてお互いに楽しくトレーニングしてみてくださいね。

「ちょうだい」を覚えさせるのは根気のいるしつけですが、ぜひ覚えさせておいて損はないですぞ!
参考記事
・犬が喜ぶことってなんだ?愛犬のために飼い主がしてあげれること