といぷ博士ですぞ!
愛らしい愛犬が喜ぶ姿は嬉しいものですが、飼い主の顔をペロペロと舐めるのはちょっと困ったものです…
それもなぜかかなりしつこい…
愛犬を留守番させてお出かけして帰ってくると、一目散に飛びつき飼い主の顔をペロペロ舐めるなんてことよくありませんか?
もちろん、帰ってきてすぐにお迎えをしてくれるのは嬉しいのですが、おかげで顔がよだれでベタベタになってちょっと困りものだったりします。
男性はまだしも、女性だと化粧が気になるので意外と困りもの。
犬が顔をペロペロ舐めるこの習慣どうすればいいのでしょうか?
顔なめさせておくれよ~
愛犬が飼い主を舐める理由は?
トイプードルが飼い主を舐めるのは、飼い主のことを母親のように思って甘えてくる証拠です。愛情表現の一つといえますね。
つまり本能で行っているといえます。
犬には本来、気になるものを口に入れたりなめたりすることで、その存在の情報を確かめようとする習性があります。この舐めるという行為を人やほかの犬に行うことはコミュニケーションの一つです。
もともと犬は人と話すことは出来ませんから、そのコミュニケーションの一貫として「舐める」ことで意思を伝えようとしているところがあります。
舐める部位によって伝えたいことが変わる?
実はこの舐めるという行為ですがコミュニケーションの一貫ではあるものの、舐める部位によっても実は表現したいことが異なるんです。
飼い主の口を舐める
おそらく犬を飼っていて「口元をなめられたことがない」という方はいないでしょう。ピンポイントで口元を舐めるその理由は2つあると言われています。
- 愛情表現
- お腹が空いたんだよ
そのほとんどの行為は愛情表現であると思って間違いないでしょう。大好きな飼い主さんに対して「大好きだよ」と思うのと同時に「信頼しているよ」という敬意を示していると言われています。
また、お腹が空いて口元をペロペロするのは「ご飯を食べさせて」のアピールです。これは子犬のころに歯は犬から口移しで食べ物をもらっていた名残であるとも言われています。
飼い主の手を舐める
飼い主の手を舐める行為は基本的に「催促」であるとされています。
- 「遊ぼうよ」
- 「かまってよ」
- 「撫でてちょうだい」
といった甘えるアピールです。
大好きな飼い主さんといっぱい遊びたいんですね。
また手を舐めることで飼い主さんのぬくもりを感じ安心感を得ようとしているとも言われていますね。
飼い主の鼻や耳を舐める
これは愛情表現である一方で自分の欲を満たすためにペロペロするのだと言われています。
鼻や耳は分泌液の出る部分。この分泌液がしょっぱくて美味しいんですね。
かなり迷惑な話ですが…
鼻や耳をよくなめられるというあなた、もうちょっと綺麗にするべきなのかもしれませんよ。
飼い主の足を舐める
足をなめたがるのは手を舐めるのと同様に「かまってほしい」からです。
加えて足には皮脂や汚れが付きやすい部位ですから、このにおいがなんとも興味を惹かれているという話もあります。
傷口を舐める
これまでは体の部位でしたが、けがをした時にできる傷口をピンポイントで舐めるということありませんか?
これは野生時代の名残とも言われており、仲間の犬の傷口をきれいにしたり、早く治すために舐めるという習性があります。この習性が飼い主の傷口を見つけてペロペロするのだという説があります。
ちなみに傷口をなめられたからといって、犬の唾液に殺菌力があるわけではありませんので早く治るということはありません!
愛犬が飼い主を舐めるのをやめさせるには?
とはいえ、なめられている方は嬉しい反面ちょっと迷惑であったりもします。
だからといって「やめなさい」と怒ってしまうと愛犬としては、「せっかく帰ってきたのに遊んでくれないね、僕は待っていたんだよ」とちょっと寂しい気持ちになります。
寂しい気持ちになった愛犬は、「そんなむげにしないで」と余計に顔をペロペロしようとします。
困りましたね…
それでは、「よしよし、いい子だね」と甘やかしてしまうと、ますます興奮状態になってこちらの言うことをきかなくなるなんてこともしばしば。
それに、甘やかしてくれると言う事は、「顔を舐めれば喜んでくれるんだ」と勘違いしてしまう原因にもなります。
ますます困りましたね…
こんな時はまず愛犬の興奮を抑えてあげることが大事。
「お座り!」や「待て!」などの基本的なコマンドを出してあげましょう。
この命令行動により興奮状態を抑えることにつながります。
興奮状態がおさまってきたら、背中を撫でてあげるとか頭を撫でてあげるなどしてあげましょう。
これを習慣づけてあげると、
「顔を舐める=主人が喜ぶ」
とは思わなくなってきます。
まずはなめ癖がつかないように興奮を抑え、それから可愛がってあげるようにすると良いでしょう。
また、どうしても顔を舐めるのを止めてくれないときは、手を舐めさせるように仕向けるといいかもしれません。
手を舐めさせながら、愛犬の体を優しく撫でてあげると、それだけで興奮状態がおさまってきます。
まずは舐める対象を、顔から手に移すようにすると良いかもしれません。
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まとめ
飼い主の顔をペロペロしたくなるのは本能であり、愛犬の愛情表現だとわかっていてもやはりちょっと迷惑なもの。
だからといって露骨に嫌な顔をするのは良くありませんよ。
愛犬はこちらが思っている以上に、主人の顔を見ているもの。
特に顔を舐める行為には「服従」といった意味もあるので、「僕はあなたに従うよ」と、いう意味であったりもします。
そのため露骨に嫌な顔をするのではなく、まずは興奮を抑えさせ愛犬が喜ぶ行為をこちら側から行ってあげると良いでしょう。
愛犬なりの愛情表現ということですな!
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