といぷ博士ですぞ!
いつまでもかわいいままの小型犬ですが、人間の成長の早さ以上に年を取っていくものです。
そんな愛犬はいくつになったら老犬と呼ばれるのでしょうか?
可愛い愛犬には、いつまでも若々しく元気でいてほしいと願うものですが、犬は思っているよりも早く年をとります。
小型犬の場合、人間の約4〜5倍の早さで年をとると言われています。
年をとり老犬になっていくのは避けられない道ですが、老犬になていく課程で飼い主さんのサポートや、普段の心がけで犬もより長生きできるかもしれません。
今日は、犬が老犬になるサインや、今後注意すべきことをまとめていきたいと思います。
小型犬はいつから老犬となるの?
多くの犬は7歳を過ぎと老犬と呼ばれますが、比較的寿命の長い小型犬は8〜10歳くらいで老犬と言えるでしょう。
老犬になると身体や普段の生活に少しずつ変化が現れてきます。
参考までに人間とトイプードルの年齢換算表を明示しておきます。
トイプードルの実年齢 | 人間の年齢に換算 |
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
5歳 | 36歳 |
7歳 | 44歳 |
10歳 | 56歳 |
12歳 | 64歳 |
15歳 | 76歳 |
愛犬の老化のサイン
愛犬が老化したときに様々なサインを出します。
・食欲が低下する
まずは食欲がなんとなく低下してきます。今までは食事に対して興味深く、しっかりと食べていたのに、ここの所なんだか食欲がないみたい…。と思ったら、愛犬が老化しているサインかもしれません。
・散歩をよろこばなくなる
散歩を喜ばなくなるのは、外に出て歩く事が億劫になっている証拠です。
老化が始まると足腰も弱り、外に出て遊びたいという意欲も低下してきます。
・運動量が減り、寝てばかりいる
散歩を喜ばなくなるのと同様に、身体を動かすことが億劫で、寝ている時間が長くなるのも特徴です。
・身体が変化する
老化が始まると、ちょっとした場所にぶつかったり、立ち上がる時に足が不安定だったりと、身体にも様々な変化が見られます。
老犬になったときにかかりやすい病気
犬が老犬になると、普段の生活の中で様々な変化が見られると同時に、病気にも注意が必要になります。
老犬になった時にかかりやすいとされる病気についてもご紹介します。
・目の病気
人間もそうですが、年をとると少しずつ視力が衰えてきます。
そんな中でも、年を取ると白内障にとくに注意が必要です。
目が白く濁る白内障は症状が悪化すると、日常生活が不便になり物が見づらくなります。
・骨や筋肉の病気
年をとると骨が弱くなり、関節が変形したり軟骨が変化したりと、痛みで歩行が困難になることがあります。
症状が悪化すると歩行困難や排泄障害になってしまうので注意が必要です。
・脳の病気
こちらも人間同様、年をとることで脳が老化し認知症を発症することがあります。
犬の認知症は、正しくは「認知機能不全」と言い、今までできていたことが出来なくなる、しつけを忘れる、吠え続けるなどの症状が見られます。
・内臓の病気
内臓系の病気では、糖尿病や慢性腎不全に注意が必要です。
糖尿病は小型犬に多いとされ、水をたくさんのみおしっこの回数が増えるのが特徴です。
悪化するとお腹が膨れたり、急に痩せるといった症状が見られます。
また、慢性腎不全もはじめは多く水を飲み、おしっこが増えるのが特徴です。
症状が悪化すると嘔吐や貧血など、重篤化する危険のある病気なので注意が必要です。
老犬との生活で注意すべきこと
人間同様に、犬も年をとると様々な変化が現れ、病気にも注意が必要になります。
老犬と生活する中で飼い主が注意することは、犬の毎日の様子をよく観察し、いつもと違う所がないか細かく気にかけてあげることです。
また、スキンシップをとり、身体にコブや腫れがないか確認することも大切です。
少しでも変だなと感じたらすぐに病院へ連れて行くようにしましょう。
愛犬の小さな変化に気付いてあげられるのは、飼い主さんだけですからね。
まとめ
犬もみんな平等に年をとります。
老犬になっても、飼い主さんと幸せに暮らすために普段から愛犬の様子をよく観察し、小さな変化を見落とさないことが、愛犬の長生きにつながるでしょう。
どれだけ長生きしたとしても犬の寿命はせいぜい20年程度といったところ。
愛犬との毎日を有意義に過ごしたいものですな!
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