といぷ博士ですぞ!
「うちの愛犬、年を取ってきて最近あまりドッグフードをたべてくれないのよねぇ」
老犬になったトイプードル、ドッグフードの選び方をまとめてみますぞ。
犬の健康に直結するもの、それが食事です。
毎日の食事には、元気の源と健康を保つための栄養が含まれています。
しかし、犬も年を重ねると食が細くなったり、なかなか食べてくれないといった食事面での悩みが出てくるかもしれません。
この記事では、大切な愛犬が長く健康的に過ごせるよう、飼い主さんが食事面からできるサポート方法についてまとめてみましょう。
老犬のトイプードルのドッグフードの選び方5つのポイント
まずは、老犬用のドッグフードの選び方についてポイントをまとめてみましょう。
市販のドッグフードの場合、必ず原材料の表示があります。
先頭に記載されているものが一番配合量の多い食材となります。
参考にしてみてください。
1.高タンパク質・低脂肪なものを選ぶ
高タンパク質な食事は犬の生涯をとおして必要になります。
タンパク質は身体を作るために不可欠であり、タンパク質が不足すると筋力が低下したり栄養不足になってしまいます。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質がありますが、肉などの動物性タンパク質を選びましょう。
また、老犬になると若い時よりも毎日の運動量が低下します。そのため、脂質を取り過ぎると肥満になってしまう恐れがあります。
老犬になったら、低脂肪な食事を心がけましょう。
高タンパク質で低脂肪な食材としてはササミや牛肉、馬肉などがオススメです。
2.低カロリーなものを選ぶ
カロリーとは、つまりエネルギーのことです。
老犬になるにつれて1日に消費するカロリーは減ってきます。
そのため、消費量に合わせたカロリーを摂取することが望ましいです。
カロリーを多く摂取することで肥満に繋がり、四肢や背骨の関節痛、心臓への負担など様々な支障が出てしまうことがあるので、カロリーの取り過ぎは注意が必要です。
3.穀物不使用など消化の良いものを選ぶ
ドッグフードの原材料を見ると、トウモロコシや小麦などの穀物が記載されているものがあります。
最初に述べたように、原材料の表示は成分が多い物から順番に記載することになっています。
表示の先頭に「トウモロコシ」「小麦」と書かれているドッグフードの場合、主成分が穀物ということになります。
実は、犬の身体には穀物を消化吸収できる機能がほとんどないのです。
また、穀物を摂取することで、犬の消化器へ大きな負担をかけてしまいます。
市場に出回っている安価なドッグフードは主成分がトウモロコシのものが多いです。
加齢とともに消化器も少しずつ衰えが始まるので、負担がかからないように穀物が入っていないものを選ぶようにしましょう。
4.余計な添加物の入っていないものを選ぶ
添加物は人間もなるべく摂取したくない物ですし、当然犬にも与えたくない物ですよね。
表示をしっかりと確認することで余計な物が入っていないドッグフードを選ぶことができるでしょう。
実は、ドッグフードをはじめペットフード全般として、添加物などの使用規制がされていないのが現状なのです。
人間の食べ物や農薬などで禁止されている物でも、ペットフードでは禁止されていないという恐ろしい現状なのです。
法律そのものにも問題がありますが、まずは飼い主さんが愛犬に与えるドッグフードの成分表示をしっかりと確認しましょう。
代表的な添加物が保存料、着色料、酸化防止剤などです。
どれも当然避けたいものですし、中には発がん性物質を含有しているものもあります。
特に、酸化防止剤は非常に危険な添加物であり、毒性が強いものもあるのです。
愛犬が毎日食べるものにはできる限り無添加の安心安全なものを選んであげましょう。
5.関節をサポートする成分の入っているものがよい
人間と同じように、犬も年を取ると足腰が弱ってきて、時には骨や関節の痛みを感じることもあるでしょう。
老化は避けられないことではありますが、食事面でサポートしであげることで、辛い痛さを少し軽減できる可能性があります。
ドッグフードの成分に、関節をサポートするグルコサミンやコンドロイチンが配合されているものがあります。
骨と骨の間にある軟骨を修復、サポートしてくれる成分なので、老化に伴う骨や関節の痛みが心配な場合は、関節をサポートする成分が入っているドッグフードを選びましょう。
老犬用と成犬用のドッグフードの違いは?
老犬用と成犬用のドッグフードの違いは、主にカロリーの違いと関節サポート成分の有無です。
タンパク質は老犬になっても当然必要な栄養なので、老犬用のドッグフードでも成犬用とさほど変わりはありません。
しかし、老犬になると若い頃よりも運動量が減るので、老犬用のドッグフードは成犬用よりもカロリーが低いものがほとんどです。
また、関節サポート成分は老犬用のドッグフードには入っていますが、成犬用には入っていないものも多くあります。
成犬用から老犬用に切り替える理由とタイミング
犬の大きさや犬種にもよりますが、一般的には大型犬の場合は5歳、中小型犬は7歳くらいから
老化が始まると言われています。
トイプードルのような小型犬は10歳くらいを目途に、ドッグフードの切り替えを考えてあげてもいいかもしれません。
運動量や生活環境の違いもあるかと思いますが、切り替え時期の参考にしてください。
また、ドッグフードを切り替える時は、急に切り替えると犬がその変化に気付き、ドッグフードを食べなくなってしまうことがあります。
これまで食べていたドッグフードに少しずつ老犬用を混ぜ、徐々に老犬用にシフトするのが良いでしょう。
オールステージ対応なら問題ない?
ドッグフードの中には「オールステージ対応=全年齢対応」というものも意外と多かったりしますね。
この場合、愛犬が食べてくれているのならば、そのまま継続しても問題ありません。せっかく食べてくれているのならば、無理に変える必要はありませんね。
またオールステージ対応でも最初から関節保護成分が含まれているものも多くありますし、もしも今与えているものに入っていないようであればサプリなどで補給してあげてもよいかもしれませんね。
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ただし、下記のようにドッグフードを食べなくなってきたら対応はしてあげましょう。
老犬がドッグフードを食べない理由
老犬になると、ドッグフードを食べてくれなくて心配になることがあります。
今までしっかりと食べていたのに、一体どうして・・・と思ってしまいますよね。
老犬がドッグフードを食べなくなる理由がいくつかあります。
代謝の低下
人間と同じように犬も加齢により代謝が低下します。
身体を動かすことでエネルギーを消費しますが、エネルギーの消費量がだんだん減ってくるのです。
エネルギーを消費しなければ、それ以上のエネルギーを欲しないのは当たり前の原理ですよね。
噛む力の低下
こちらも人間と同じ。顎の力が弱くなったり、歯がもろくなったりすることで、ドッグフードを食べづらくなってしまうことがあります。
そうなると、しっかりと噛めずに丸呑みしてしまうことがあります。
丸呑みは誤飲や消化器への負担が心配なので、ドライフードをお湯でふやかす、ウェットフードにするなどの対策をしてあげましょう。
食欲の低下
老化とともに、食べることへの意欲が薄れてくることがあります。
味覚や嗅覚が衰え、今までのように美味しさが感じられない、食欲をそそるにおいが感じられないなど、食べることそのものへの意欲が低下してしまうことがあります。
しかし、食べることは健康に過ごすためには欠かせません。
少しでも美味しく食べられるような工夫が必要です。
老犬がドッグフードを食べないときの対処法
老犬がドッグフードを食べないとき、いくつかの工夫をすることで食べてくれるよういなるかもしれません。
まずは、ドッグフードを少量のお湯でふやかしてみてください。
香りが強くなるのと、柔らかくなることで食べやすくなるでしょう。
さらに、ドッグフード以外の好物の食材をトッピングしてあげるのもオススメです。
ササミやキャベツ、犬用チーズなどが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
老化とともに訪れる食事面での悩みは、飼い主さんがサポートをしてあげることが必要です。
美味しく食事をできることは幸せなことですし、犬の生涯の健康へ繋がります。
日々一緒に過ごす飼い主さんだからこそ、愛犬の小さな変化に気付きサポートしてあげることができますぞ。
健康的に美味しく楽しい食事ができるといいですな。