といぷ博士ですぞ!
愛犬のお手入れで欠かせないものの一つでもある耳掃除。
犬は耳垢が溜まりやすく、耳垢が溜まることで病気などのトラブルに発展してしまうことも、、、。
「難しそうでお家ではなかなか出来ない」という飼い主さんも多いかと思いますが、愛犬の耳のケアを定期的にしてあげることで病気のサインを見つけることも出来るんですよ。
そこで今回は犬の耳のケアについて詳しくご紹介していきたいと思います！
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犬の耳に耳垢が溜まりやすくなる理由
犬の耳は「外耳・中耳・内耳」の3つの部分に分かれています。
私たち人間の耳とは構造が違っていて、外耳から鼓膜にかけてはＬ字型になっているので犬の耳をのぞき込んでも奥が見えない構造になっているのです。
シャンプーの後など耳に水が入ってしまうと、犬は頭を振って水を出そうとしますが耳の奥に入ってしまった場合や湿度が高い時期などは耳の中が蒸れてしまい細菌が繁殖し耳垢が溜まりやすくなって
しまうのです。
特に、
- 耳が垂れているダックスフンドやゴールデンレトリーバー
- 耳毛が生えているミニチュアシュナウザーやトイプードル
- 耳道が狭いパグやブルドック
などは耳が蒸れやすいと言われています。
その他にも耳垢が溜まりやすいアメリカン・コッカー・スパニエルやシーズーなど皮脂の多い犬種なども耳の病気になりやすいので定期的な耳のお手入れが必要になります。
犬の耳垢の種類とトラブル
健康な耳の中は、ニオイなどなくピンク色をしていて耳垢もほとんどありません。
耳垢があったとしても薄茶～黄色っぽい色でべたつきやニオイもありません。
では、どんな耳垢に注意が必要なのか見てみましょう。
黒い耳垢
同じ黒い耳垢でもべたつきのあるものから乾燥したものもありますが、黒い耳垢は耳ダニに感染している可能性が高いです。
とても痒みが強いためしょっちゅう耳を掻いたり頭をぶるぶると振る仕草が見られることが多いです。
黄色く湿った耳垢
黄色くべたつきのある耳垢は細菌感染による外耳炎の可能性が高く、膿んだようなニオイがするのも特徴です。
アトピー性皮膚炎の犬にも多く、耳が赤くなったり腫れてしまうこともあります。
茶色い耳垢
茶色くべたつきのある耳垢はマラセチアなどの真菌感染による外耳炎の可能性が高いです。
独特な強いニオイがあり耳垢が多い犬種や皮脂が多い犬にかかりやすいと言われています。
犬の耳垢を減らすために大事な耳のケア
愛犬の耳垢を減らし、トラブルにならない為にも日頃からのお手入れがとても大切になります。
犬の耳のケアでまず大事なのが耳の中に湿気を溜めない事。
シャンプーの時に耳に水が入らないように注意してあげたり、シャンプーの後には水分をしっかり拭きとってあげましょう。
そして週に１～2回は犬用のイヤーローションなどを使って耳掃除をしてあげると良いでしょう。
耳掃除をする時はコットンやガーゼなどにイヤーローションを染み込ませて耳の外側からこすらないように優しく拭いてあげます。
人間のように綿棒を使うこともありますが、綿棒は耳の中を傷つけやすく耳垢を奥に押し込んでしまうこともあるのでお勧めは出来ません。
耳の奥は無理に掃除しようとすると傷ついてしまう場合もあるので、お家で耳掃除をする時は耳の奥まではやらず見えるところまで拭き取れれば十分ですよ。
耳毛が生えている犬種は耳の奥に湿気を溜めない為にも、耳の毛を短くカットすることが必要ですが自宅でカットしたり無理に抜こうとすると傷や炎症の原因となってしまう場合もあるので、定期的にトリマーさんなどにカットしてもらうことをオススメします。
あまりにも耳垢が多かったり赤く炎症が起きている場合は、自宅で無理にお手入れはせずに獣医さんに診てもらって下さいね。
まとめ
犬の耳垢についてご紹介しましたがいかがでしたか？
普段のお手入れの中でつい忘れがちの耳掃除ですが、犬の耳垢は愛犬達にとって病気や不調のサインにもなるものです。
耳の病気が悪化すると長期間の治療になることもあるので、愛犬達にもストレスがかかりますし投薬や通院などで飼い主さんにも負担がかかってしまいます。
愛犬と日々健康で楽しく生活していくためにもこまめな耳チェックや耳掃除を心掛けるべきですぞ。
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