といぷ博士ですぞ!
実は犬同士の方が、人よりもしっかりとあいさつができていたりするのかもしれませんぞ。
犬を飼っていると愛犬のお散歩中やドックランで他の犬と、すれ違ったり遊んだりする機会がありますよね。
そんな時、愛犬はどんな行動をしていますか?
実は人間と同じように犬たちも犬同士であいさつをしているのを知っていましたか?
そもそも犬同士ってあいさつするの?
「犬同士のあいさつってどうやってするんだろう?」と疑問に思いますよね。
今回はそんな犬同士のあいさつについてまとめてみました。
犬同士のあいさつの仕方
犬同士のあいさつの仕方にはその時の状況や犬の性格によっても異なります。
今回は犬のあいさつの代表的な3つをご紹介します。
相手の犬のお尻のにおいを嗅ぐ
相手にお尻を向けるなんて人間にとっては恥ずかしい事ですが、犬同士はお尻のにおいを嗅ぎ合うことがあいさつの手段の一つ。
犬の肛門には「肛門腺」という器官があり、ここから出る分泌物のにおいでお互いを確認し合うのです。
しかし普段からあまり他の犬の触れ合う機会がなかったりする場合は、初対面の犬に対してなかなかお尻のにおいを嗅ぐあいさつが出来ない子も多いです。
愛犬が嫌がる時は無理にお尻のにおいを嗅がせないようにしてあげてくださいね。
相手の犬に対してフセをする
他の犬と会った時に突然フセの体勢になることがありますが、これは相手に対して敵意がないことを表すサイン。
特に体が大きい大型犬に見られることが多く、自分の体を小さく見せて「怖くないよ」という意味などが込められています。
また、フセの体勢の後にお尻だけ上げるポーズをすることがありますが、これは「プレイ・バウ」などと呼ばれるもので、相手に「遊ぼうよ!」と誘っているポーズなのです。
一見「威嚇してるの?」と思う方もいますが、相手に対して好意があるサインでもあるので興奮しすぎたり遊びがエスカレートしない限りやめさせる必要はありません。
相手の犬の鼻をなめる
犬同士、鼻をチョンっとくっつけてにおいをかいだり相手の鼻を、なめたりするのも犬同士のあいさつになります。
こうする事で相手に敵意がないことを示したりお互いの相性を確かめます。また「前に会ったことあったかな~?」なんてことも考えたりもするんですよ。
お尻のにおいを嗅いであいさつするのが苦手な子は相手の鼻をなめってあいさつする子が多く、鼻だけではなく頬などのにおいをかいだりもします。
犬同士のあいさつは飼い主のマナーも大事
犬のあいさつは犬同士だけではなく飼い主のマナーもとても大事になります。
まずは「相手の飼い主さんに一声かけること」が第一です。
犬の中には他の犬や人が苦手で臆病な子もいます。
なかには突然知らない犬や人が近づいてきて、驚いて逃げてしまったりケンカなどに繋がってしまうこともあります。
犬同士のあいさつをする前に「こんにちは、わんちゃん触ってもいいですか?」くらいの簡単な言葉で良いので必ず飼い主さんに確認するようにしましょうね。
あいさつの仕方で犬の性格がわかるってホント?
人間と同じように犬もそれぞれ色々な性格の子がいます。
そのため、あいさつの仕方によって性格も異なることもあるのです。
明るくフレンドリーな性格の子はお尻のにおいをかいだり、プレイ・バウをしてあいさつをする子が多く、逆に警戒心が強く控えめな性格の子は鼻を舐めてあいさつをする子が多いです。
またフセをしてあいさつをする子は、自分の体を小さく見せて相手を怖がらせないようにする行動から優しい性格を持つ子が多く見られます。
とっても元気な性格の子は勢い余って相手の体にこすり付けることもあるようです。犬同士、心を許していて「君のこと大好き~」という気持ちがあふれ出てしまっているんですね。
まとめ
簡単そうに感じるあいさつですが犬同士のあいさつは犬社会のなかではとても大切なマナーでもあります。
ですが、愛犬の性格によってはあいさつが得意ではなかったり、あいさつの仕方に個性が見られることもあります。
あいさつが苦手な子は他の犬と会った時、どんな表情や行動をするかよく観察して、愛犬がどんなあいさつができるか一緒にトレーニングしていくのがお勧めです。
犬同士のあいさつを覚えて愛犬とのお出かけをより楽しめるようになると良いですな。
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