といぷ博士ですぞ!
犬の感染症について考えたことはありますかな?
外に散歩に行ったり、たくさんの犬が集まるドッグランに行くのは、愛犬が感染症にかかってしまう可能性があります。
もちろん散歩やドッグランに行ってはいけないという事ではありません。
大切なのは、飼い主が感染症について正しい知識を持ち、愛犬を感染症から守る行動をするということなのです。
今日は、犬がかかることがある感染症の種類と、感染症から守るためにはどうするべきか、一緒に考えてみませんか。

今だからこそちゃんと知っておきたいね!
犬の感染症の種類
犬の感染症はとてもたくさんの種類があります。
その中でも特に気を付けたい感染症の種類を見てみましょう。
ジステンパー
ジステンパーウイルスはとても感染力が強く、かかってしまうと重篤な症状になり致死率が非常に高い危険な感染症です。
呼吸器系や消化器系、神経に症状が出る感染症で、主な症状は発熱やくしゃみ、嘔吐や痙攣、足の麻痺などです。
感染している犬に触れることで感染し、唾液や涙などの分泌液にウイルスが多く含まれています。
犬アデノウイルスⅡ型感染症
犬アデノウイルスⅡ型は、喉頭や気管に炎症を引き起こすウイルスです。
感染している犬のくしゃみや咳から飛沫感染します。単体感染では重篤化するケースは少ないですが、他の感染症と複合感染すると重篤な症状となりやすいのが特徴です。
犬伝染症肝炎
犬伝染症肝炎は、数あるウイルスの中でも生命力が強く、環境中でも長くて数ヶ月生存するウイルスです。
感染している犬に接触することはもちろん、感染した犬の尿に特に多くウイルスが含まれていることから、
感染している犬の尿に触れても感染してしまうウイルスです。
発熱や鼻水、食欲低下などが主な症状で、仔犬が感染すると重篤化してしまうリスクが高いのが特徴です。
犬パラインフルエンザ
犬パラインフルエンザは呼吸器系の感染症で、発熱や咳、鼻水といった症状がでます。
こちらも感染経路は飛沫感染で、重篤化すると肺炎を引き起こすウイルスです。
犬パルボウイルス感染症
犬パルボウイルス感染症は、重度の胃腸炎や出血性合併症を引き起こす非常に怖い感染症です。
感染している犬の糞に含まれ、環境中では数ヶ月〜1年以上も生存する、非常に強力なウイルスです。
発熱や下痢、嘔吐の他に脱水や体重低下などの症状が見られます。
犬レプトスピラ病
犬レプトスピラ病はネズミが原因で、犬にとっては致命的になる感染症です。
さらに厄介なのは、このウイルスは人獣共通のウイルスであるということです。
急性腎臓損傷が最もみられる症状です。
汚染された水を飲むことや、その上を歩くだけでも感染の可能性があります。
犬コロナウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症は、消化器系の感染症で、下痢や嘔吐の症状を引き起こします。
飛沫感染や経口感染が原因となり、仔犬は重篤化しやすいので注意が必要です。
感染症の予防は混合ワクチンの予防接種で
犬の感染症となるウイルスは、日常の中で様々な場所に存在します。
恐ろしい感染症にかからないように予防する手段としては、ワクチンによる予防接種が最も効果的です。
予防接種は年に1回、動物病院で受けることができます。
また、ワクチンには3種混合や5種混合、8種混合と種類があるので、どのワクチンを接種するか分からない場合は、かかりつけの獣医師に相談するのがよいでしょう。
混合ワクチンと狂犬病予防接種の違い
ワクチンとは別に、狂犬病の予防接種があります。
犬を飼うと、各自治体へ30日以内に届けが必要となります。
自治体へ登録された犬には年に1回狂犬病予防接種の案内が届くでしょう。
狂犬病の予防接種はワクチンの接種とは異なり、犬に接種する「義務」があります。
ワクチンはあくまでも任意接種ですが、狂犬病予防接種は義務であることを覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
あらゆるウイルスから愛犬を守るためには、ワクチンの接種は欠かせません。
感染症にかかってしまう前に予防接種で愛犬を守ることができるのは飼い主だけです。
狂犬病予防接種は必ず毎年受け、混合ワクチンもできる限り受けるようにしましょう。

愛犬は家族です!
しっかりとした対応をしてあげたいものですな!
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新型コロナウイルスに関しては、現記事執筆時点で
とされています。
慌てず行動したいものです。