といぷ博士ですぞ!
トイプードルの子犬の成長期間はほぼ1年ほど、その間にどのような成長をするのかを飼い主としては把握しておきたいものですな。
トイプードルは成犬になるまでの1年間で体の成長とともに心も大きく成長していくものです。人と比べるとその成長過程は驚くほど早いものです。
飼い主としては、子犬から成犬に成長に合わせて行ってあげたいこと、やらなければいけないことが実は多くあるんですね。
この記事ではトイプードルの子犬の成長過程を月齢で確認、合わせて飼い主としてやるべきことを学んでみましょう。
トイプードルの生後1日目
生後すぐのトイプードルはまぶたも開かないため、まだ何も見えない状態。また耳も聞こえていないと言われています。
しかし、触覚は感じるらしいので、やさしく撫でる経験をさせておくと良いとされています。
トイプードルの生後14日目
まぶたや耳管が開き始め、周囲の観察ができるようになってくるよ。
生後2週間を過ぎる頃から、目が見え耳が聞こえ始めると言われています。
しかし生後3週間目あたりまではほぼ授乳期ですので、「ミルクを飲む⇒寝る」これを繰り返しています。母犬と一緒ならば、母乳をちゃんと飲んでいるかを確認するべきでしょう。
トイプードルの生後21日目
大きな成長を見せ始める時期で、よちよち歩きを始めたり、乳歯が生え始めます。また自力での排泄ができるようになってきます。
社会化期のスタートの時期でもあり、排泄場所を区別できるようになってきます。そのためこの時期からトイレの練習をさせておくと、飼い主さんの元に行ってからのトイレトレーニングがだいぶ楽になるとされます。
とはいえ、飼い主さんの元に行く時期ではありませんのでブリーダーさんなどでの対応となりますね。
また、嗅覚や視覚、脳などの発達が急激に進み始める時期でもあります。
ただし、体温調節がまだうまくできないから体温の確認、一定に保ってあげる必要はあるよ。
トイプードルの生後30日目=1ヶ月
様々なものに興味を持ち始める時期でもあり、好奇心旺盛になる時期です。
例えば兄弟犬や母犬と一緒に過ごすことで社会性といったものや犬社会のルールといったものを学ぶようになります。
また、この早い時期に母犬と離れることになった子犬であれば「母犬の愛情に飢えている状態」です。
そのため、家の環境に慣らすため距離を置く時間を作る必要はありますが、環境に慣れてきたらたっぷりの愛情を注いであげてください。
ただし、子犬の免疫がまだ弱い状態ですので清潔な状態で接するよう心掛けたいものです。
トイプードルの生後40日目
離乳食を離れる時期になり、子犬用のドッグフードを食べれるようになってくる時期です。
この時期くらいから母犬からもらった免疫力が落ち始める時期とされています。
トイプードルの生後60日目=2ヶ月
このくらいの時期からショップやブリーダーから個人に受け渡され始めます。
子犬を迎え入れる準備をしっかりとしてあげましょう。
ちなみにブリーダーさんやペットショップから子犬を引き取る時には、生後8週以降の子犬を引き取るようにしましょう。これは動物愛護法にもとづくものです。
ほとんどの犬がこの時期には母犬からの免疫力が落ちるんだ。
また、トイレトレーニングを始めたり抱っこしての散歩や、チャイムや掃除機の音に慣らしていく必要があります。
しかしいっぺんに全てのことを行おうとすると犬も飼い主も大きなストレスを抱えることにもなるので、焦らずゆっくりと時間をかけて行っていきましょう。
トイプードルの生後90日目=3ヶ月
乳歯の発育が完了し始める時期です。
また、数字上では社会化期の終了が近づくころですが、社会化が終わるわけではありませんので社会化につながる行動を教える・慣らすことは必要です。
トイプードルの生後120日目=4ヶ月
乳歯が生えそろう時期で、警戒心が好奇心を上回ってきます。また自我がかなり出てくる時期ですが、甘やかしすぎるとわがままな性格で育ってしまいます。
数字上の社会化期は終了していますが、3~4ヶ月目頃が一番しつけを覚えやすい時期でもあったりします。甘やかしすぎるのは良くありませんが、たっぷりの愛情をもって接するのと同時にしつけを行うことで主従関係が形成されます。
正しい主従関係が構築できれば、そこに信頼関係が生まれます。
トイプードルの生後150日目=5ヶ月
乳歯が抜けて永久歯が生え始めるよ!
犬にも人の子供のように反抗期といわれる時期があります。時期的にいうと小型犬であるトイプードルだと4~6ヶ月ごろになりますが、この反抗期が一番激しいのが5ヶ月目くらいとされています。
これはホルモンバランスの変化が激しいためです。できればこの反抗期を迎える前に基本のしつけはある程度身につけさせておくのが理想といえます。
トイプードルの生後180日目=6ヶ月
永久歯が生えそろう時期で、同時に子犬の毛から成犬の毛に生え変わり始めます。
また、2回目のワクチン接種が終了すれば、いよいよ待望の散歩デビューの時期になってきます。とはいうもののまだまだ骨や関節はそれほど強くはないので、1回の散歩は10分程度までで十分です。
これを1日2回くらいから始め徐々に散歩の距離を伸ばしていくと良いですね。
ちなみに生後6か月というのは人間の年齢でいうと9歳にあたり、体型的には成犬の体型にほぼ近い状態まで成長します。
「ほんのちょっと前まではあんなに小さかったのに…」なんて懐かしく思えてきますな。
トイプードルの生後240日目=8ヶ月
体の大きさがほぼ成犬時の大きさにまで成長します。
またオスは生殖機能を持ち始め、メスは発情出血を迎え始めます。体重はほぼ安定してくるのでパピーフードは完全に卒業し、成犬用のドッグフードに切り替えていきましょう。
トイプードルの生後360日目=12ヶ月
誕生から1歳を迎えるころのトイプードルは心も体もすでに大人です。
ここまでに続けてきたしつけがちゃんとできていると、基本のトレーニングはできているはずです。甘噛みや無駄吠え、怖がりやトイレの失敗など飼い始め初期に比べると格段と楽になっているはずですね。
とはいうものの、すべてが理想通りにいくとは限りませんので飼い主としては「うちの子はできていない…」と卑下しすぎる必要はありません。
愛犬のトイプードルとの生活はこれからも続いていきますから、できていないところは時間をかけてでも徐々に覚えていってもらうようにしましょう。
しつけというのは、「社会化期を過ぎたからダメ」「成犬になったからもう覚えない」というものではありません。例え成犬になってからでも遅すぎるということはありません。
ただし、自我が確立していますから子犬期と比べて時間はかかってしまい、根気はいるものだということは意識しておくべきでしょう。
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まとめ
トイプードルの成長過程を月齢ごとに1歳までを、ざっとまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
もちろん個体差もありますし、生活環境によっても大きく異なりもあるため、すべてが理想通りということはありません。
そのため苦労することも多くあるでしょう。
時には「もう疲れた…」なんて思う日が来るかもしれません。しかし愛犬にとっては、あなたや家族の存在が全てです。
犬の平均寿命は15~20年ほど、この期間をともに過ごす家族ですし、その子は唯一無二の存在であるといえるでしょう。
ですから、大きな愛情をかけ育ててあげてくださいね!!
愛犬が頼れる存在はいつでもあなただけですぞ!
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また、以降のワクチン接種のプログラムをたてる必要があります。