といぷ博士ですぞ!
トイプードルやチワワなど特に子犬の時期にはどうしても多いのがうれしょん。
このうれしょんには困らされている方も多いようですな。
犬を飼い始めたばかりだと、びっくりする行動かもしれませんが、このうれしょんはトイレを失敗しているというのとはちょっと様子が違います。
嬉しさを爆発させたあまり、思わず膀胱が緩み出てしまうのが「うれしょん」だと言われています。簡単に言うならば嬉しさのあまり「おもらし」をしてしまうという事ですね。
飼い主にとっては嬉しいような、悲しいような…
そんな愛犬の困ったうれしょんの原因には理由がありました。
対処法と治し方、合わせてどうぞ!
飼い主さんが帰ってきた~!!
嬉しいなぁ~!!
いっぱい遊んで遊んで~!!
(じょ~~~ッ!)
犬のうれしょんの理由は?
うれしょんとはその言葉の通り「嬉しい小便」のことを言います。
嬉しいことが起きたり興奮したときに思わず漏らしてしまう行為のことですね。
もちろんこのうれしょんはトイプードルに限らずですが、特に興奮しやすい性格の小型犬には多い傾向があると言われています。
そんな、うれしょんをしてしまう原因には2つの理由があります。
- 「興奮」
- 「服従」
によるものです。
飼い主さんが大好きなんだね!
トイプードルのうれしょんの理由その1:興奮によるうれしょん
お留守番している間は子犬のトイプードルにとってはとてもさみしいもの。
飼い主さんがいつ帰ってくれるかと心待ちにしています。
そんな寂しさ、ヒマを持て余しているところに、飼い主さんや家族が帰ってきたのが分かるとその嬉しさのあまり、飛びつくのと同時にうれしょんしてしまいます。
嬉しさのあまり、興奮状態が抑えられず思わずでちゃうってやつです。
また、飼い主さんに限らず久しぶりに会えた親しい人などにも、うれしさのあまりうれしょんしてしまうこともあります。
親しい間柄の方にマウンティングで喜びを表す行為にも似ているところはあります。
トイプードルのうれしょんの理由その2:服従によるうれしょん
犬は本来、「服従の意味でおもらしをする」という習性をもっています。
「あなたのいうことならちゃんと聞きますよ」といった意味をおもらしで表現するというわけです。
これと似たような行動といえば、「へそ天」があげれます。
つまり会話ができない犬にとってコミュニケーションの手段として、いろいろなジェスチャーであったりしぐさで、自分自身の思いを表現しているのです。
その中の一つの表現行動がうれしょんでもあるということですね。
犬のうれしょんの対処法としつけは?
うれしょんをしてしまうのは、子犬の頃が多く感情が抑えられなかったり、興奮しやすい状態だとでてうれしょんしてしまうことがよくあります。
これは、膀胱括約筋というオシッコをコントロールするための筋肉が未発達であるためです。
犬のうれしょんの対処方法
基本的には、自然となくなるうれしょんですが、そうは思っても実際にされてしまうと困りもの。
基本的な対処法としては、
- 興奮させないようにする
- 気持ちが落ち着くまで相手にしない
- 無視をする
などがあげられますが、興奮させないというのはなかなか難しいですよね。
例えば、帰宅時にうれしょんするなら帰宅後すぐに愛犬の相手をするのではなく、「愛犬の様子をみて落ち着いたら相手するようにする」といった行動をとる、お散歩に行く前にはしっかりオシッコを済ませておくなどの対応をするべきでしょう。
犬のうれしょんのしつけ
愛犬がうれしょんをするという行為は本人にとっては悪い行為をしているとは思っていません。
そのため、飼い主さんが驚いたり叱ったりするのはいけません。
服従心や興奮からくるものなので、うれしょんをする相手を大好きだからです。
そんな中で怒られてしまっては「なぜ怒られるの?」となってしまいます。
うれしょんをした時には無視をし、「うれしょんしてもいいことがない」と覚えさせる必要があります。
例えば帰宅時にうれしょんをしてしまうのならば、すぐにハウスから出すのではなく一旦無視をし愛犬の興奮が落ち着くまで少し時間を置きましょう。
また落ち着いた後にはまず排尿をさせ、それから触れ合うようにしたいものです。
また、興奮するとうれしょんしてしまうのであれば、マテやおすわりを徹底的に覚えさせるべきでしょう。
犬の性格によっては怒られても構ってもらおうとする子もいます。
そんな時にうれしょんをしたとしても過剰な反応をしたり、驚いたり叱ったりは喜んでくれたなんて勘違いし、うれしょんで気を引こうとしてしまいますので反応の仕方には注意するべきでしょう。
トイプードルのうれしょんっていつまで続く?
トイプードルのような小型犬は「子供のまま成長している」ので、うれしょんしやすく長めに続く傾向はあるようです。
これは厳密にいつまでというものでもなく、1歳過ぎくらいからは自然となくなっていたという方が多いようです。
うれしょんしやすい犬種ってあるの?
犬種によってうれしょんしやすい、しにくいといったことは明確にはなっていませんが、子犬の時期はどうしてもうれしょんしやすい傾向にあるようです。
もちろん個体差もあり、興奮しやすい子や依存心の高い子、精神不安定だったり気弱な性格の子にはどうしてもうれしょんが多くなりがちなようです。
犬のうれしょん、しつけで治らないこともある?
基本的には大きくなると「自然に治る」と言われているうれしょんですが、中にはなかなか感情のコントロールが上手にできなかったり、精神的に不安定だとうれしょんが治るのに時間がかかる子もいます。
来客時のうれしょんに注意!オムツしてみる?
特に困ってしまうのが家族以外の来客時などにうれしょんされてしまうこと。
事前に来客がわかっているのであれば、早めに排尿をさせて膀胱を空にしてしまうのが良いでしょう。
それでも、うれしょんをしてしまうのであれば、来客時はハウスに入れておくか、根本的な解決にはなりませんがマナーベルトやおむつをしておくといいかもしれません。
これってうれしょん?病気の可能性もあったりするかも
ちょっと心配なのが、うれしょんだと思っていたのが排尿異常による病気の可能性も考えられることです。
うれしょんをするタイミングではないのに、オシッコをしてしまうのであれば、神経障害やホルモン異常、膀胱炎などといった可能性もあります。
うれしょんなのか病気なのかの判断は付きづらいところがありますが、悩んだ時には一度獣医さんに相談して「どのようなタイミングで漏らしてしまうのか」を伝え判断を仰ぐべきかもしれません。
まとめ
うれしょんは愛犬にとっては嬉しさや興奮によるもので、もちろん悪気のある行為ではありません。
ですが、うれしょんされた側としてはついつい怒ってしまいそうになりますが、ひと呼吸して「これは自分に対する愛情表現なのね」と理解してあげましょう。
ちょっと困りもののうれしょんですが、その行為の裏には飼い主さんが好きでたまらないといった愛犬の多いなる愛が詰まっていることもお忘れなく!
あまりに叱りすぎて愛犬が何も愛情表現をしてくれなくなっても寂しいですぞ!!
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