といぷ博士ですぞ!
やんちゃな子犬っていつまでやんちゃなままなのでしょうか?
「子犬のトイプードルがやんちゃすぎて困る!一体いつになったら落ち着くのよ~」なんてお悩みは飼い始めのころにはよくおこるもの。
おそらく子犬を飼い始めた誰もが経験することだと思います。
とはいえ、やんちゃすぎて破壊行動や問題行動が全然なくならずに困りものですよね。
いったいこのやんちゃな時期はいつまで続くのでしょうか?
やんちゃなトイプードルにはどうやって対処してあげればいいのでしょうか?
ボクはもう大人だから、やんちゃなんてしないよ…たぶん( ̄▽ ̄;)
中にはやんちゃすぎて飼い主さんが手をやいている子もいるみたいだけど…
トイプードルの子犬がやんちゃな時期
子犬の時期は少々やんちゃすぎる位がちょうどいいのかもしれません。
飼い始めでいきなり落ち着きすぎているというのもどうかと思います。
しかし、やんちゃすぎるのも困りもの。
このやんちゃな時期は生後2~3ヶ月ころから始まります。
そのため子犬はみんなやんちゃなものと思うべきかもしれませんね。
食べてはいけないものを食べようとしたり、ソファや家具などを噛んでボロボロにしてしまったり、元気なのは良いことですがやんちゃすぎるのも困りものです。
甘噛みだって全開かもしれません。
この時期は目に映るものがみんな真新しく楽しい時期です。
犬は自分の気になるものがあれば、まず噛んで様子を確かめようとする習性を持っていますから、とにかく噛んでみたくなっちゃうもの。
それに歯が生え変わる時期も重なりますから、とにかく歯がかゆくて仕方がない!なんて状態にあります。
トイプードルはいつになったら落ち着く?
このやんちゃな行動はけして「おバカ」だから行うわけではありません。
子犬から成犬に成長するために大切な時期なんです。
人間の子供だって小さい頃は粗相ばかりです。
だからといっていちいち叱ってばかりではありませんし、少しずつ学習させるものでしょう。
ましてや言葉の通じない犬ですから、余計に手がかかってしまうものかもしれません。
しかし、少しずついろいろな経験を積ませて学習していけば時間がたつにつれて落ち着いていくようになるはずです。
このやんちゃ時期は1歳半~2歳ころまでは続くと思った方がいいかもしれません。
でも、1歳半~2歳ころというと成犬になる時期ですから、同じやんちゃぶりでも生後数か月のやんちゃぶりとは異なってくるでしょう。
このやんちゃな時期に社会化を行い、正しいしつけを根気よく行っていけば、飼い主をリーダーとして認識するようになり「この人の言うことを聞いていれば安全なんだ」ということを学習していきます。
逆にこの時期のしつけを怠ってしまうと、成犬になっても問題犬になってしまう可能性が増えてしまいます。
犬の社会化ってなぁに?
生後3ヶ月くらいを過ぎたころからは、いろいろな経験をさせ、周囲のものや状況に慣れさせていく必要があります。
この時期を社会化と言います。
社会化の時期は犬の学習能力の高い時期なので、この時期に
- 人と接する機会を増やす
- 他の犬との触れ合いを増やす
- 車の音や町の騒音に慣らす
- 外の空気をいっぱい吸わせてあげる
などを行っていく必要があり、この時期に子犬の性格が決まってきます。
また、外的な環境にも慣れることで適応能力が芽生えます。
やんちゃなトイプードルへの対処方法は?
まずは飼い主さんが正しいしつけの方法をしっかりと覚える必要があります。
そのうえで、愛犬との信頼関係を深め主従関係を構築していく必要があります。
しつけというと絶対服従のような嫌なことを考えてしまいがちですが、そうではありません。
信頼関係を作ることで自然と主従関係はできてきます。
犬はリーダーと認めた相手には服従するという習性がありますから、飼い主がしっかりと強い気持ちを持つことが大事です。
ここで作るべき主従関係が崩れていると、犬の方がリーダーになり問題犬になってしまいます。
とはいえ難しく考えすぎないようにしましょう。
叱ってばかりはいけない
何かしらの粗相をしたり、失敗したときに叱ってばかりはよくありません。
時には叱ることも必要ですが、叱る時は現行犯の時、その時だけです。
時間がたってから叱られても犬は何に怒られているのか理解できません。
そのため例えばトイレを失敗しても叱るのではなく無視して片づけてしまいましょう。
逆にうまくできたことにはたくさん褒めてあげることです。→トイプードルがトイレを覚えないのはわざとなの?犬のトイレの失敗対処法
良い行動に対して褒めてあげることを続ければ、「こういう行動は褒めてくれる」と学習してくれ、それを繰り返すようになります。
逆に無視をされるというのは犬にとってとてもつらいことなので、悪いことに無視を続けると「これは喜んでもらえない」と学習するようになります。
ストレスを解消させる
室内のものを荒らしたりする時は、トイプードルが運動不足によりストレスが溜まっている可能性が考えられます。
外で沢山遊んであげたり散歩を毎日しっかりと行うと愛犬のストレスが解消され、しっかりと疲れさせることで室内ではゆっくりと休むようになります。
こんなの使ってみてもいいかもしれませんね↓
かまうときとかまわない時を分ける
更に、やんちゃな行動をしている時に飼い主さんがかまってしまうと、かまってもらえると思うようになってしまいますので、強く駄目と一度言ってからその後は放置し無視する必要があります。
甘噛みさせないようにする
噛んだり食べてはいけない物はトイプードルの手が届くところに置かずに安全な状態にしておきましょう。
飼い主に対して甘噛みをしてしまうのは、遊んでほしい表われだったりもします。
一緒に遊んであげることも大事ですが、この時に受け身になっていると甘噛みをする隙を作ってしまいます。
飼い主が一緒になって動きながら遊んであげると、甘噛みをする暇がなく噛みつけません。
「一緒に遊んでいるのに飼い主に対して甘噛みをする」と悩まれている方の多くは、受け身の状態で遊んでいるからです。
成犬になってもやんちゃなままのトイプードルは?
成犬になってもやんちゃさが全く変わらないというのは、しつけが失敗しているからです。
甘やかしたしつけばかりしていると主従関係が正しくできず上下関係ができません。
こうなってしまうと、わがままなまま育ってしまったので関係を構築しなおす必要があります。
これは犬が「おバカ」だからではありません。
こうなってしまったのは飼い主の接し方によるものです。
犬は成長したからといってできなかったことをできるようになるわけではありません。
ちゃんとしつけを行ってあげないといけないんです。
もう一度、しつけの大切さを飼い主が理解する必要があります。
しつけに合わせて、次のようなことも解消していきましょう。
- ストレスを溜めて欲求不満になっていないか
- しっかりとコミュニケーションをとれているか
- メリハリのある接し方ができているか
やんちゃなトイプードルまとめ
やんちゃな子には、時には厳しく接してげることも必要かもしれません。あまりに甘やかしすぎるとトイプードルは賢いので「ここまでやっても許してくれた」と認識してしまいます。
また、子供の頃だと、何か粗相をしたときにこちらが大声で騒いでしまうと「遊んでくれている」と思うことも。
そのため、粗相をしても無視して淡々とあとかたずけをする。そうしているうちに、「これをやってもかまってくれないんだ」と思うようになります。
- 褒めるときはちゃんと褒める
- 怒るときはちゃんと怒る
- 無視するときは徹底的に無視する
メリハリをつけてしつけをしてあげれば、ちゃんと学習してくれますよ!!
しつけには根気が必要です。こちらも簡単に諦めてしまわず長い目で見て、ちゃんとお世話してあげましょう。
関連記事
・犬の社会化期はいつ?社会化不足にならないトレーニングで社会性のある犬に!
・トイプードルがトイレを覚えないのはわざとなの?犬のトイレの失敗対処法
・トイプードルの甘噛みいつまで?子犬が噛む5つの理由としつけの対処法を徹底伝授