といぷ博士ですぞ!
愛犬のしつけがなかなかうまくいかないからといって、怒るしつけをしていませんか?
愛犬のしつけにイライラして怒るついでに叩いたり殴ったりなんてことしてないですよね?
これ絶対だめです。
叩いたり、蹴ったりなんていうのはしつけではなくて体罰です。
体罰をしても怖がられるだけで何もいいことはありません。
もっと言ってしまうと虐待です。
犬だって人間と同じように心を持っているのですから、根気よくしつけを続けてあげれば必ず答えてくれるはずです。
そのためには、怒ったしつけを続けるよりも褒めて褒めて褒めまくるしつけを基本にしましょう。

ボクは褒められるの大好き!
褒めてくれると、もっと褒めて欲しいって思うんだ!
でも怒られている時は何に怒られているのかわからないんだよ…
犬のしつけ基本は褒めること
愛犬をしつけていく上でとにかく大事なのは褒めて伸ばすこと。
こちらの意図がちゃんと伝わった時や、上手に物事ができたときにはしっかりと褒めてあげることがとにかく大事です。
褒めてもらうと、「こういう行動をすると飼い主さんが褒めてくれるんだ」といったことを本能的に理解してくれるようになります。
愛犬は私たち飼い主が思っている以上に賢いもので、ちゃんと飼い主さんの様子を伺っています。
ですから褒められることで、自分の行っている行動が正しいことなんだと言うことを学習していきます。
愛犬を褒めるところがない?
とはいっても失敗ばかりで褒めるところがないんだけど…なんて思いがちですが、本当にそうでしょうか?
- 例えば、トイレトレーニングをしていて失敗ばかりしてしまうけど、10回に1回ぐらいはちゃんとできているなんて事はありませんか?
- 例えば、無駄吠えばかりしていても、「シー」と合図を出したら、ちゃんと静かになったなんてことありませんか?
こういった行為を見逃してはいけません。
こういった時こそちゃんと褒めてあげるべきなんです。

どんな犬にだってちゃんと褒めるべきところはあるはずですぞ。
犬のしつけに怒っても意味のない理由
しつけをしている最中に、怒っても犬はなぜ怒られているのかが理解できません。
犬にとっては自分が行っていることが良いことなのか、悪いことなのかは理解できていません。
なぜならそれは人基準で決めていることだから。
そのため、「こういった行為が良いことでこういった行為が悪いこと」ということを少しずつ理解させてあげる必要があります。
それに、過ぎたことに対して怒られてもなぜ怒られているのかが理解できません。
例えば、トイレトレーニングをしていて時間が経ってから失敗していることに怒っても、「なんで怒られているんだろう」ということになってしまいます。
時間が経ってから怒られても、飼い主さんが怖い人と言う意識付けだけがされて、なかなかその後のしつけがうまくいきません。

叱るというよりも無視をする必要性
ときには失敗することもありますし、教えていることに対してうまくいかない事はたくさんあります。
しかし、その行為に対しては怒るのではなく、無視してしまいましょう。
例えばトイレを失敗したからといって、そこで怒ってはいけません。その時は無視して、黙って片付けてしまいましょう。

その代わり、上手にできた時はしっかりと褒めてあげましょう。

とにかく褒める、そして褒めるを繰り返していけば、褒めてもらう時に行った行動が楽しい事だとしっかり学習してくれます。
時には叱ることも必要?
とはいえ、いたずらが過ぎてしまいう時には怒らななければいけないといった時もあるかもしれません。
そんなときには、現行犯で一度だけ叱りましょう。
何度もごちゃごちゃ言うのは良くありません。
また、過ぎたことに怒ってはいけません。
一度だけ叱ってちゃんとその行為を止めたときには、ちゃんと褒めてあげましょう。
絶対に愛犬を叩いちゃだめですよ。
この叱るという行為をした後に、必ず褒めてあげるのがポイント。
叱られたままでは、その時はその行為をやめるかもしれませんが、しばらくするとまた同じ行為を繰り返してしまいます。
そのため叱った後にいたずらをきちんとやめたら、「ちゃんと褒めてあげること」これが大事です。

叱りっぱなしは良くありません。
叱った後のこちらの対応が大事です。こちらの意図が愛犬にちゃんと伝わった時は、褒めて褒めて褒めまくってあげましょう。
愛犬だって当然怒られるよりも褒めてもらえる方が嬉しいはず。
どんな小さな事でも良いです。おすわりができたら、待てができたら、ボール遊びがちゃんとできたら、なんでもいいです!
とにかく、ちゃんと褒めてあげることで、正しいことを理解してくれるようになるはずです。
こういったことを繰り返していけば、ちゃんと学習して自ら褒めてもらえる行動をとるようになってくれます。
愛犬のしつけ成功させるには?
しつけをうまく行うためには、その方法論を理解することも大事ですが、何よりも飼い主と愛犬との正しい関係性を築いていくことにあります。
しつけの方法だけであればYouTubeなどでも学ぶことができます。
しかし、その方法を自分の愛犬に置き換えたときに「しつけがうまくいかないのがなぜか」ということまで理解しないとなかなかできるようにはなってくれません。
- 犬がどうしてこういう行動をとるのか
- 犬が何を考えているのか
といったことを理解し正しい主従関係を作っていくことこそがしつけがうまくいきます。
もちろん主従関係といっても、服従関係ではなく、親子のような信頼関係を作っていくことです。
これができると、「この人についていけば安心なんだ」と言うことを犬が本能的に理解してくれます。

ここからが本当のしつけのスタートです。
ドッグトレーナーしほ先生の言葉
当ブログで推奨している犬のしつけ教材「イヌバーシティー〜いぬ大学」のドックトレーナーであるしほ先生は次のようなことを言っています。
「私たちドッグトレーナーの役割は、飼い主と愛犬との良い関係性を作る橋渡しをすること」
ちょっと違ったかな?でも、こういうようなことを言われていました。
つまりしつけをする上で、方法論だけを学んでもあまり意味がないと言うことなんです。
もちろんしつけの方法を知るのは大事ですが、それ以上にこれから何年と一緒に過ごす愛犬との正しい関係性を作っていくことこそ、しつけがうまくいくと言っています。
しつけをする上で、体罰をしても良い関係性が築けるとはあまり思えません。
できれば、体罰などなしに愛犬と良い関係性を作りたいと思いませんか?
そのためにはやはり怒ることを重視するよりも、褒めてあげるほうがいいと思いませんか?
>>主従関係を正しく学ぶならイヌバーシティがおすすめです<<
愛情を持って対応すれば必ず愛犬に伝わります
確かにしつけと言うと、時間がかかりなかなかうまくいかないといったことの方が多いでしょう。
でも、根気をもって何度も何度も繰り返し教えて、褒めてあげることでちゃんと愛犬は答えてくれます。
三歳児に怒っても泣きわめくばかりで、「この人は怖い人」と思われるだけ。
こちらの言うことなんて聞いてくれません。
犬だって一緒です。
愛犬をちゃんと褒めてあげて、しっかりと信頼関係を作っていきましょう。

しつけをするのは大変だけど、あきらめずイラッとせず根気よく続けていくのが大事ですね!