といぷ博士ですぞ!
口の臭いワンちゃん意外と多いみたいですな!
トイプードルのような室内犬を飼うようになると、気になるのは「ニオイ」じゃないでしょうか?
いくら清潔にしていたとしても、どうしてもニオイに困らされるといったことがあるはず。
そんな中で、体臭と共に直接感じると「キツイ」と思うのが口臭かもしれません。
もちろん自分で歯磨きができるわけではない犬ですから飼い主がケアしてあげる必要があります。
「犬なんてにおって当たり前」と思われるかもしれませんが、口は健康であればほとんどにおわないもの。
口が臭いと感じるのには何らかの原因があるはずです。
そして犬の口臭の原因は食べ物によるものや口内の細菌によるものだけではなく、体内に異常がある場合にも口臭がきつくなると言われています。
トイプードルの口がにおう原因と対策方法についてみてみましょう。
口の中が臭いの自分でもつらいんだよ!
トイプードルの口が臭いと感じる4つの原因と対策
犬の口が臭いと感じるのには大きく分けて4つの原因が考えられます。
たいていはこれらのうちのどれか、もしくはいくつかが原因だったりします。
- 口の中や歯に病気・疾患があるもしくは歯周病や歯石
- 内臓疾患によるもの
- ドッグフードなどの食生活によるもの
- 食糞が原因のもの
それぞれ詳しく見てみますぞ。
1.口の中や歯に病気・疾患があるもしくは歯周病や歯石による口臭
口の中の疾患による口臭で、口腔内疾患と歯科疾患があります。
- 歯科疾患…虫歯・歯周病・歯肉炎・歯根膿瘍など
- 口腔内疾患…口内炎・口腔内腫瘍など
一番多い口臭の原因となるのが歯周病といわれています。
歯周病の原因となるのが、歯垢や歯石によるもの。食べかすに細菌が増殖し、歯垢となりこれが固くなると歯石となります。
この歯垢と歯石が歯ぐきを刺激して炎症を起こします。炎症が進むと歯の根元に膿がたまりいやなにおいを発するようになります。
口腔内の疾患による口臭の対策
犬の口臭の原因として一番多いと言われている歯周病。実は3歳以上の犬の8割以上の犬が歯周病といわれています。
歯周病は歯垢や歯石が溜まり生臭いような口臭を発生させ、細菌を繁殖させて歯茎などに炎症を起こします。
日ごろから口の中を清潔に保つのが大切で歯磨きを行うことが予防策となります。
また定期的に歯垢や歯石のチェックを行い発見したら取り除くようにすることです。歯周病が進行すると歯が抜けたり顎の骨が骨折することもあるので、歯垢や歯石が溜まらないように日頃のお手入れがとても重要になってくるのです。
口腔内に腫瘍が出来ている場合だと強い腐敗臭のような臭いがすることがあります。
特に悪性腫瘍だった場合は歯や歯茎だけではなく骨組織まで破壊してしまうこともあるので、すぐに動物病院で診てもらうことをお勧めします。
できてしまったものは獣医さんにお任せするしかありませんが、早期発見であれば治りも早くなります。
★こういうのを使うのもいいかもよ
参考記事 ドクターワンデルの効果と口コミ!愛犬のデンタルケア・口臭予防が簡単に!
2.内臓疾患による口臭
口臭は体内の異常を見つけるサインになることもあります。口腔内ではなく、体内つまり内臓自体に何らかの疾患があると口が臭くなります。
胃腸や肝臓、腎臓といった内臓疾患のサインとも言えます。口臭がアンモニアのような臭いに感じる場合は肝臓や腎臓になにか不調が見られている可能性があります。
腎臓や肝臓に不調があるときには、排泄物が適切に排泄されず、肝臓や腎臓が正常に働かないと体に老廃物が溜まり、独特なアンモニア臭がすることがあるのです。
また、口臭がすっぱいような臭いがする場合は、胃や腸などの消化器系に不調が見られている可能性があります。胃腸炎を患っていたり、腸内環境が乱れていると胃酸が多くなりすぎてしまい、すっぱいにおいがします。
また空腹時が長くなりすぎると、感染症や中毒などの症状から胃酸が多く分泌されます。それが口臭のように感じることがあり胃酸過多になり嘔吐につながることもあります。
病気のサインかもね!
内臓疾患よる口臭の対策
内臓疾患の場合は腸内環境が悪化していることが多いので、基本的にはかかりつけの獣医さんに相談するべきでしょう。
家庭内でできる対策としては腸内環境を整えてあげるためにヨーグルトを食べさせたり、腸内環境を整える乳酸菌配合のサプリメントを利用するといったことが挙げられます。
3.ドッグフードや食べ物によるものよる口臭
普段与えているドッグフードによっても、口臭が発生しやすいといったことがあります。
ドッグフードには犬の嗜好性を良くするために強い臭いをしているものが多く、そのドッグフードの匂いと口内に残った食べかすが雑菌となり臭いを発生させます。
また、ドライフードは一度開封し空気に触れると酸化してしまい、この酸化し劣化したドッグフードを食べてしまうことが口臭の原因になることもあるのです。
逆にウェットフードもドライフードに比べて口内に汚れが残り、歯石になりやすいので口臭もきつくなってしまうのです。
さらに消化の悪い原料を使ったドッグフードは胃腸に負担をかけます。
また穀物の多いフードでは炭水化物が口の中に残りやすく歯垢の原因となります。
動物性油脂の多いフードも、口の中を酸化させてしまいます。
開封から時間がたって酸化しているものはNGだよ。
食生活よる口臭の対策
一度、ドッグフードの原材料を見直してみましょう。
多くの添加物が含まれていたり、炭水化物が以上に多いものは避けるようにし、無添加のもの・天然由来成分でできているものなどに切り替えてあげましょう。
特にドッグフードは口臭だけでなく、ワンちゃんの健康のためにもしっかりとしたものを選んであげたいものですな。⇒トイプードルのドッグフード!!おすすめの選び方教えちゃいます!!
4.食糞による口臭
子犬の時期に多い食糞。(つまりうんちを食べてしまうこと)
食糞自体は珍しいことではなく、「お腹がすいたから」「美味しそうだったから」「暇だったから」などの理由で、ついついウンチを食べてしまうのはある意味本能だったりします。
しかし室内犬として飼う限り、やはり食糞はやめていただきたいもの。文字通りウンチを口にしているのですから、そのニオイのパワーはたまらないものがあります…
食糞による口臭の対策
ふつうは成犬に近づくにつれ食糞はなくなっていくものですが、待ってはいられませんね。
「ウンチをしたらすぐに片づける」というのが食糞対策の基本です。
またご飯の量も適切なものになっているかを確認しましょう。
さらに腸内環境が乱れていたり消化酵素が不足することで食糞することもあります。
こういった時には、食糞対策に効果的なサプリメントを試してみるのもありでしょう。
食糞対策には腸内環境を改善してくれる「あいこな」がいいかもよ!
トイプードルの口が臭い時の口周りのチェックポイント
トイプードルの口がにおうときに考えられる原因の多くは上記のようなものですが、簡単にできる口のチェックポイントをまとめてみます。
まめに愛犬の口や口周りをチェックしてあげましょう。
1.歯石がついていないか?…歯と歯茎の間をよく確認して歯石が付いていないかチェックしてあげましょう。
2.グラグラしている歯がないか?…ぐらついた歯があると歯周病の原因となりますので、歯の状態を確認すると同時に歯茎が腫れていないかもチェックしてください。
3.口の中に傷やただれがないか?…口の中に傷があったりただれていると炎症を起こす可能性があります。
4.口の中に異物が刺さっていないか?…歯と歯茎の間に異物が刺さっていないかをチェック。
5.口の周りや唇がただれていないか?…口の周りがただれていると口唇炎の可能性もあります。またアレルギー性の皮膚炎があると口の周りに湿疹ができるときがあります。
自分じゃ気づけないから飼い主さんのチェックが必要だね!
トイプードルの口臭の改善法
では、気になる愛犬の口臭を改善する為にはどうすればいいのか?具体的な改善方法を見てみましょう。
そのポイントはなるのは全部で3つ!
・口腔ケア
・食生活の改善
・生活習慣の改善
これらを日頃から意識してみましょう。
歯磨きなどの口腔ケア
歯周病にならない為には歯垢や歯石を溜めないことが第一。
犬は歯垢が歯石になるスピードが速く、歯に歯垢がついてから、数日で歯石になってしまうといわれています。
そのため、歯石になる前に毎日きれいに歯磨きをしてあげることが理想的です。
とは言っても急に歯磨きをやろうとしても嫌がってしまう子がほとんどだと思います。
嫌がる場合は初めから無理にやろうとはせず、ガーゼで磨く事から始め、徐々に歯ブラシなどで磨いてあげると良いですよ。
食生活の改善
毎日の食事を変えていくことで口臭が改善することも出来ます。愛犬の体に合うドッグフードを与えてあげるのはもちろんですが、毛艶が良くなったり良い便が出るドッグフードは消化吸収も良く胃腸や内臓疾患がある犬には口臭対策にもなりお勧めですよ。
また、水をあまり飲まない子は歯垢が溜まりやすく、口臭もきつくなるので食後に水を飲ませてあげる工夫をしてあげると良いでしょう。
生活習慣の改善
散歩に行って運動をすることで愛犬のストレスを解消にもなり、代謝も良くなるので病気の予防、口臭の改善や予防にもなります。
愛犬とのコミュニケーションをしっかり取ることで口臭の変化など、愛犬の小さな変化も見逃さず病気の早期発見にも繋がりますよ。
トイプードルの口臭予防には毎日の歯磨きから
ここまで口臭の原因と対策についてみてきました。
色々な原因が考えられますが、食糞を除いて人の口臭の原因と似たようなところが多くありますね。
やはり日頃から歯磨きの習慣をつけておく必要があります。
歯磨きグッズはペットショップに行けばいろいろな種類が売られていえますから、いくつか試してみるとよいでしょう。
歯磨きを嫌がる子には歯磨きガムや歯磨きシートを使ってみるのもよいかもしれませんが、最も効果的なのはやはり歯ブラシによるブラッシングです。
普段から顔や口周りを触っても大丈夫なように、しつけやトレーニングを行っておくことも大事です。
口臭には何らかの病気や症状のサインでもありますから、めんどくさがらずにまめなケアとチェックを行ってあげるべきですぞ。
関連記事
・ドクターワンデルの効果と口コミ!愛犬のデンタルケア・口臭予防が簡単に!
・トイプードルの歯磨きいつから?上手な方法と頻度!嫌がる時の3つの対処
・【保存版!】トイプードルの嘔吐!犬が吐く9のパターンと対処法
・ 犬が食糞する理由と対処法!うんちを食べるトイプードルの気持ち