といぷ博士ですぞ!
愛犬の困った行動の一つにマウンティングなるものがありますな。
恥ずかしいだけでなく相手にも迷惑をかけてしまうのでやめさせたいものですな。
トイプードルを始め犬を飼っていると必ず一度は目撃したことがあるのがマウンティングと言われる行為じゃないでしょうか?
他の犬やぬいぐるみ、人の足につかまって腰をフリフリするあの行為をマウンティングといいます。
これ、自分の子が友人や知人に会ったとき、その相手に対して腰をフリフリしてするのを見て恥ずかしい思いをしたことがある人は多いはず。しかし犬にとってはマウンティングをするのは不思議なことではありません。
この恥ずかしい思い、できればやめさせたいものですね。
ではトイプードルら犬がどうしてマウンティングをするのか?
この記事では、そもそもマウンティングとは何か、その理由やしつけについてまとめていきたいと思います

この間久しぶりにあったおばあちゃんに腰をフリフリしたら、博士に怒られちゃったよ。
ボクは遊んで欲しいだけなのに…
そもそも犬のマウンティングとはなに?
そもそもマウンティングとは、犬が他の犬や人間の足、ぬいぐるみなどに前足で抱きつき、腰を振る仕草のことを言います。
本来は交尾の時に見せる動きですが、それ以外の時にもマウンティングをすることがあります。
また、マウンティングはその姿からオス犬だけがすると思いがちですが、そうではありません。
メス犬もマウンティングをすることがあります。
犬がマウンティングをする3つの理由
犬がマウンティングするのは習性であり本能によるものです。
このマウンティングという行為をする原因は大きく分けて3つの理由が考えられます。
独占欲のマウンティング
おもちゃやタオルなど、自分のものであることを強調するように物に対してマウンティングをすることがあります。
これは、自分のものであり、絶対に譲りたくないという独占欲の現れです。
また、家族に対してもマウンティングをすることがあります。
これは飼い主さんへの独占欲を示しています。
また発情期にはメス犬のフェロモンに反応し、本能的に行ってしまうのが性的なマウンティングです。
また、この時期にはメスがホルモンバランスの不安定さからストレス発散のために、マウンティングを行うことがあります。
権威性を示すマウンティング
動物は上下関係を示したい生き物で、犬も例がではありません。
犬同士のマウンティングは、自分の方が上位であることをマウンティングで相手に示しているのです。
そのため、自分の方が相手よりも上だと思った時に相手に対してマウンティング行動を行います。
喜び爆発のマウンティング
犬は遊んで欲しい、かまって欲しいときにマウンティングをすることがあります。
飼い主さんへの、大好きな気持ちや嬉しくて興奮している気持ちをマウンティングで示しているのです。
大好きな人に久しぶりにあった時や、興奮しているときは本能的にマウンティングしてしまうことが多くなります。
ちなみに喜び爆発は同時にうれしょんしてしまうなんてことも…
犬のマウンティングをやめさせたい!しつけで治る?
マウンティングは、犬の世界では不思議なことではありませんが、飼い主としてはあまり嬉しくない行為ですよね。
マウンティングをする行為を放置していると、散歩に行った先で他の犬にマウンティングをしたり、家族以外の来客にマウンティングをしたり、良くない印象を与えてしまいかねないのです。
また、マウンティングを放置することで、犬が飼い主との上下関係が崩れてしまうかもしれません。
自分の方が上位であると勘違いし、飼い主のしつけを聞かなくなる恐れがあります。
さらに、繰り返しマウンティングをしていると性器に傷が付き、化膿する恐れがあるので、マウンティングはやめさせるようにしましょう。
マウンティングはしつけで治ることがあるので、是非チャレンジしてみましょう。


犬と飼い主の主従関係をしっかりと分からせる
まずは基本的なことから犬に再認識させましょう。
犬がマウンティングをしてきたら、逆に飼い主が犬を上から押さえつけましょう。
これは、飼い主の方が立場が上であることを犬に分からせるためです。
この時に低い声で「ダメ」や「ノー」などの声をかけて、マウンティングはしてはいけないということを分からせましょう。
家庭内でのマウンティング
自分の愛犬がマウンティングをしたら、まずは徹底的に無視することが大切です。
マウンティングに対して、飼い主が反応することで、犬は「かまってもらえる、喜んでもらえる」と勘違いする場合があります。
マウンティングをしたら無視し、素っ気ない態度を取りましょう。
マウンティングをしても、飼い主さんが喜んでくれないということを分からせるのが大切です。
また、マウンティングを辞めさせるために、「おやつでつる」といった事はしないようにしてください。
これも、「マウンティングをすればおやつをもらえるんだ」と勘違いしててしまい、ますますマウンティングを行ってしまいます。
気持ちを別にそらしているつもりが、逆効果にもなってしまうというわけですね。
そのため、マウンティングを辞めさせるには、ダメと言って離した後、しばらく無視することが一番です。
それでもダメなら、マウンティングした後そのままケージの中に入れまたしばらく放置しておきます。放置した後にも繰り返すようであれば、またケージに入れます。
これを何度か繰り返しているうちに、「マウンティングをするとゲージに閉じ込められちゃうのね」と認識してくれるようになります。
外でのマウンティング
散歩中や外で、他の犬にマウンティングをしてしまう場合は、リードをぐっと引っ張っていちど距離をおくと良いでしょう。マウンティングをしてはいけないということをリードを通して伝えます。
他の犬に対してのマウンティングは、トラブルに繋がりかねないので、トラブルを避ける意味でも必要な止めさせ方ですね。
また、性的なマウンティングの場合は去勢や避妊手術をするとその性格が変わると言われていますが、必ずしも性格が変わるとは限りませんので、しっかりとしたしつけはやっぱり必要になります。
性的な場合は、いろいろと問題がでてくるので、すぐに相手の犬から引き離しましょう。
去勢手術を行うと犬はマウンティングしなくなるの?
昔から言われていることですが、オスの場合早いうちに去勢手術を行っておくとマウンティングしなくなると言われています。
ただし、去勢手術を行ったからといって必ずマウンティングがなくなるかというとそうでもなく、タイミングが必要とされます。
マウンティングやマーキングを覚えてしまってからでは「なくならない」といったことも考えられます。
この辺りは個体差によるものなので「絶対」とは言い切れませんので飼い主さんは理解しておくべきでしょう。


まとめ
マウンティングは犬の本能的にやってしまうことですが、人間や他の犬に対して良くない印象を与えてしまう場合があります。
そこは、飼い主さんのしつけと管理で、ダメなことはダメとしっかりしつけるようにしましょう。
犬が本能で行うことに対してしつけをするというのは、なかなか根気が入り大変な作業なのですが、人と一緒に生活をするという事は社会性を持たなければいけませんから、やはりしっかりとしつけをしなければいけないと思います。
マウンティングに関しては完全にやめさせるといったことは難しいかもしれませんが、できる限りしっかりとしつけてマウンティングしないワンチャンを目指しましょう。

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