といぷ博士ですぞ。
毎日のブラッシングちゃんとやってあげていますか?
ブラッシングは毛艶を良くするだけでなく、毛玉防止にもなるんですぞ。
人気のトイプードルですが、実際に飼う場合には注意しなければならない点がいくつかあります。
その注意点の一つが毛玉に関することです。毛玉だらけで放ったままにしておくと、思わぬ病気を引き起こすこともあるので注意が必要になります。
もこもこにしたいからといって、そのままにしておいてはいけませんよ!!

ボクたちトイプードルにブラッシングは欠かしちゃだめだよ!
意外とすぐに毛玉ができて痛いんだよ!
トイプードルに毛玉ができちゃう理由は?
トイプードルのようなシングルコート(単毛)といわれる被毛を持つ犬種は換毛期にたくさんの毛が抜け落ちるといった大変さがありません。
その代わりというわけではありませんが、長毛の犬種が多く毛がこすれあいもつれることによって毛玉ができやすくなります。
これはトイプードルのような犬種を飼う際の「宿命」ともいえるかもしれません。
毛が抜け落ちない代わりに日々のお手入れは欠かすことができないというわけです。
毛玉ができやすくなる理由としては、毛の絡み合いがその大きな原因と言えますが、ではなぜ毛が絡み合うのかというと、
- ブラッシングを怠っているor不十分
- 汚れが絡みついている
- シャンプー後の乾燥不足
- 毛が伸びてこすれあう
こういったことが原因です。
トイプードルの毛玉ができやすい部分
中でも毛玉が特にできやすい部分が、
- 内また
- 脇
- 耳の裏
- 首回り
こういった部分です。
表面的なブラッシングしかできていないと意外と見落としがちになってしまうところですね。
内またの足の付け根部分や耳の裏は、シャンプー後の乾燥も不十分になりがちなところですから特に気を付けたい部分でもあります。
トイプードルの毛玉だらけは問題がいっぱい
もしかしたら、毛玉くらいなら放置しておいても問題はないと考えるかもしれません。
ですがたかが毛玉と思っていても、実は放置するとさまざまな問題を抱えることになります。
皮膚炎の可能性
例えば毛玉を放置していると、埃や泥汚れが落ちずに皮膚炎になるかもしれません。
さらに毛玉の部分にノミやダニなどの寄生虫が入り込むこともあります。
また、通気性が悪くなって皮膚がむれやすくなります。湿疹の原因にもなりかねません。
皮膚が引っ張られて痛い
毛玉ができることで、毛の根っこの部分の皮膚が引っ張られた状態になります。
皮膚が引っ張られたままになるので、かなり痛いはず。
この部分の皮膚が弱くなり、炎症を起こしたりただれてしまいます。
ブラッシングを嫌がる
痛みを伴ったままの皮膚にブラッシングをしようとしても、さらに引っ張られ痛いのでブラッシング自体を嫌がるようになります。
「ブラッシングを嫌がる→毛玉ができやすくなり痛みが増す→皮膚炎になる可能性が増える」
といった悪循環にもなりかねません。
これらの問題を避けるためにも、定期的なお手入れを欠かさないようにしましょう。
トイプードルに毛玉が出来ないように予防・お手入れするには?
毛玉ができないようにお手入れをするためには、どのような原因で問題が発生するのか理解することが最初の一歩です。
主な問題としては、ブラッシング不足やシャンプー後に塗れたまま放置するなどのケースがあげられます。
トイプードルのブラッシングは、面倒でも毎日行うことが毛玉を防ぐためのコツです。
参考記事 トイプードルのブラッシングのコツはこちらの記事で詳しく解説しています→トイプードルのブラッシング|ふわふわにするコツと方法&嫌がる時の対処法

また毛がもつれている場合には、無理にブラシで対応せずに指でほぐしてあげるようにしましょう。
指でほぐした後、スリッカーブラシとコームを使ってならしてあげましょう。ほぐれない毛玉はその部分のみ切り落としてしまってもいいかもしれません。
また自宅でシャンプーをした後には、ドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。自宅でシャンプーする際に大変なのは、シャンプー自体よりもこのドライヤーでのブローです。
しかも大変でありながら、一番重要とも言えます。
たいていこの時に乾燥が不十分になってしまい、耳の裏や足の付け根が乾いていないままといったことが起こります。
特にドライヤーは嫌がる子も多いですが、時間をかけてでもきっちりと行う必要があります。
1つずつのステップを確認して、毛玉を作らない環境を整えることを忘れてはいけません。


トイプードルに毛玉が出来てしまった時の対処法は?
ブラッシングをさぼった?ことで、毛玉ができてしまった・増えてしまった場合には、どのように対応したらいいのでしょうか?
スリッカーブラシの角で
初期の小さな毛玉であれば、スリッカーブラシの角の部分をちょんちょんとあてるような感じでほぐしてあげられるでしょう。
無理に毛玉を引っ張ってほぐそうとするのNG行為です。
余計に痛がるので最悪ブラッシングさえさせてくれなくなってしまいます。
指で地道にほぐしてあげる
スリッカーブラシでほぐせないような大きさの毛玉になると、指を使いながら優しくほどいてあげます。毛玉の塊を割いていくような感じです。
どうしようもない大きな毛玉はその部分をハサミでカットしてしまった方がいいかもしれません。
ブラッシングスプレーを使う
ブラッシングスプレーを使用するのも選択肢の1つです。
スプレーした部分は、静電気を抑えられることに加え、保湿効果のある成分が配合されているのでブラシの通りがよくなるので毛玉もほぐしやすくなります。
日々のブラッシング時から使用してあげるとより毛玉はできづらくなりますし、ブラッシングを行いやすくなるのでぜひ一度試されてもよいかもしれませんね。

毛玉は放置するとさらに大きくなって犬に負担をかけます。
負担を最小限に抑えるためにも早めの対処が大切ですぞ。
毛玉だらけのトイプードルはトリミングも大変
仮に放置していて毛玉だらけになってしまったトイプードルをトリミングに連れて行くと、トリマーさんはかなり大変な思いをすることになります。
これを自宅で行おうとすると、バリカンを使って一度坊主にしてあげなければいけません。
とはいっても毛玉だらけだとバリカンの通りも悪いので、さらに皮膚を傷めてしまうことも多くあるようです。
個人で対処するのが難しい場合には、プロのトリマーに相談に行きましょう。
プロに相談することで、ブラシやハサミなどを利用して犬に負担をかけない形で対応してもらえます。素直にプロのトリミングに出してあげるべきです。
あまりに毛玉が多い状態だと別途「毛玉料金」を請求されるお店もあるかもしれませんが、その状態まで放置してしまったのは飼い主の責任です。
被毛はすぐに伸びてきます。
一度リセットしてもらって、次からは毛玉ができないようにマメな手入れをしてあげましょう。

トイプードルにとって毛玉の放置は大変なことになりますぞ。
日頃からマメにケアをしてあげるべきですな!!
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