といぷ博士ですぞ!
いつもおりこうさんな愛犬が急に攻撃的になってしまい驚いたことはありませんかな?
元トリマーさんから聞いた話ですが、「ペットショップで働いていた時も飼い主さんから愛犬が攻撃的になるといった相談を受けたり、実際に預かった犬が急に攻撃的になってしまった」なんて悩みがあったなんてことを聞いたことがあります。
では、なぜ犬は急に攻撃的になってしまうのでしょうか?
そこで今回は犬が急に攻撃的になる理由や、愛犬が攻撃的にならないようにするためのしつけなどをご紹介していきます。

そこには必ず何か愛犬なりの理由があるのです。
犬が急に攻撃的になってしまう5つの理由
では、どんな時にどんな理由で愛犬が急に攻撃的になってしまうのか細かく見てみましょう。
・恐怖や不安な気持ち
強い恐怖や不安を感じている時などに、あまりの恐怖心から精神的に追い詰められパニック状態になり急に暴れだしたり攻撃的になったりすることがあります。
雷や花火などの大きな音や、慣れないお風呂などで恐怖や不安を感じることが多いようです。
また、慣れないペットショップでのお預かり中に不安や恐怖のあまり攻撃的になってしまう子も多いです。
・自己防衛をしたい気持ち
自分のおもちゃ、食べ物などを取られないようにする時や、自分の縄張りに他人が入ってくる時など、自分自身を守るために威嚇などの攻撃的な行動になってしまうことがあります。
恐怖や不安な気持ちの時とは違って、より顔が険しくなり激しく威嚇することもあるようです。
・自分の方が上だよといった優位性の気持ち
飼い主さんや他の犬よりも上に立つために攻撃的な行動になることがあります。
そのままにしてしまうとしつけが上手く出来なかったり、ワガママな性格に育ってしまう可能性もあるので、飼い主さんが上の立場だということを理解させ、主従関係をしっかりと築いていく必要があります。
・飼い主を守りたい気持ち
犬は防衛本能や独占欲から飼い主さんを何かから守ろうとする時に、攻撃的な行動をすることがあります。
私たち人間が自分の大切なものを守りたいと思うのと同じように、犬も大好きな飼い主を守りたいと思ってくれているのです。
病気やケガが原因で犬が攻撃的になることも
犬が攻撃的になるのは気持ちの問題の他にも、ケガや病気が原因となっている場合もあります。
体のどこかにケガをしていたり、骨や関節に痛みがある時など犬は攻撃的になり自分の身を守ろうとします。
体に触れようとすると嫌がったり、いつもの歩き方と違っている場合は愛犬の体に異常があるサインでもあります。
また、犬が急に攻撃的になる原因として「てんかん」や「認知症」などの脳神経の病気が関係していることもあるようです。
全く攻撃的になる理由もないのに、ある時期から突然攻撃的な行動をするようになったり、攻撃的になる時に目がうつろになっている場合は、脳神経の病気が原因で攻撃的な行動になってしまっている可能性も考えられるのです。

犬は体に不調や痛みがあっても、じっと耐えて我慢する事も多いので少しでも異変を感じたら獣医さんに診てもらうようにすべきだね。
犬が急に攻撃的になるのを治すしつけ
攻撃的になるのを治すためには、まず飼い主さんとの「信頼関係」が重要になってきます。
犬が攻撃的になる原因は毎日の生活の中で不安や恐怖を感じていることが多いと言われています。
ですが、飼い主さんとの信頼関係がしっかりと築けていれば、不安や恐怖を感じても飼い主さんに頼ることが出来るので自分や飼い主さんを守るために攻撃的になることはなくなっていくのです。
その為には愛犬と飼い主との間に主従関係をはっきりとさせ、飼い主が上だということをしっかり理解してもらいましょう。
まずは愛犬に何か指示を出して出来たら褒めるというのを繰り返し、「言うことを聞いたら良いことがあるんだ!」と学習してもらいます。
愛犬が飼い主さんの指示に従えるようになれば、愛犬が興奮した時なども落ち着かせてあげることが出来るようになりますよ。
まとめ
今回は犬の攻撃的な行動についてまとめてみました。
攻撃的な行動を治すには飼い主さんとの信頼関係がとても大切なことがわかりますよね。
ですが、攻撃的な行動にならないようにする為には信頼関係やしつけだけではなく、ストレスをためない生活にしてあげたり、愛犬が不安や恐怖と感じるものを取り除いてあげることも大切になります。

中には気付かないうちにケガや病気になっていた!なんてこともあるので、大事な愛犬が少しでも楽しく元気に生活出来るように日頃から愛犬を観察することも大切なのかもしれませんな。
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