犬が臭い!【部位別】愛犬の体臭の対策法と部屋の犬臭をおさえる方法

犬の豆知識
といぷ博士
といぷ博士

といぷ博士ですぞ!
いっくら手入れしているつもりでも、愛犬の体臭の悩みは尽きないもの。
ここでは犬臭のする代表的な部位のお手入れ方法をまとめてみましたぞ。

犬の体臭は大きく分けて生理的なものと病気が原因のものとに分けられます。

ある程度のニオイまでは生理的なものと考えられますが、こちらが不快と感じるようなニオイを発しているときには病気の可能性も考えられます。

犬の体のニオイがする部位別にちゃんとお手入れをしてあげることで、ニオイ対策にもつながりますし健康維持にも役立つはずです。

犬臭は慣れてしまっている飼い主さんにとっては、たいしたことなく感じるかもしれませんが、周りの方からは、かなりのもの。
ちゃんとケアして快適に過ごせるように、日々のお手入れを習慣にしたいものですね。

ちょこすけ
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合わせて部屋の犬臭を消す方法も教えちゃう!

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犬臭がキツいと感じる部位

特に気になる部分としては次の4箇所。
ニオイの原因を特定し、ニオイを抑えてあげましょう。

  • 耳のニオイ
  • 顔まわりのニオイ
  • お尻周りのニオイ
  • 足裏のニオイ
といぷ博士
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こういった部分のお手入れをしっかり行い、まめなシャンプー、加えて室内のニオイ対策も行ってあげましょう。

犬臭が気になる部分:耳のニオイ

耳垢が溜まり蒸れることで細菌が繁殖しやすく、その細菌が耳垢に作用しニオイを発します。
特に垂れ耳のトイプードルなどは耳には耳垢が溜まりやすいので、しっかりとケアしてあげる必要があります。

耳のニオイの対処法

耳垢にはイヤークリーナーと言われる洗浄液を使います。イヤークリーナーを耳の中に数滴たらし、両耳をふさいで30秒~1分ほどもみもみ。
耳から手を離すと犬が頭を振るので、残った耳垢とクリーナーが外に出ます。
その後、イヤークリーナーを付けたガーゼで外耳をしっかり拭いてあげます。ガーゼのきれいな部分で改めて指が届くところまで耳の中も拭いてあげましょう。

力いっぱい拭くと耳が傷つきますから、やさしく拭き取る感じでOK.

続いて、蒸れの原因ともなる無駄な耳毛を抜いてあげます。イヤーパウダーを指先に取り、少しずつやさしく抜いてあげます。

耳の病気

外耳炎…一番多い耳の病気が外耳炎です。
耳垢が溜まりすぎて細菌が繁殖したり、マラセチア菌に感染したり、アレルギーが原因による耳の中が炎症を起こす病気です。

外耳炎を発症すると、かなり強烈なニオイを発します。

犬臭が気になる部分:顔まわりのニオイ

涙やけや口周りのよだれ、口内の歯垢などあらゆるところに細菌が繁殖、ニオイやすくなります。

顔まわりのニオイの対処法

目の周り…涙が溜まりあふれやすくなると涙やけが起きます。
湿らせたコットンで目頭から目尻にかけてそっとなでるようにして、目の周りの汚れや涙をきれいにしてあげます。
そのあとに乾いたタオルで水分をぬぐってあげましょう。

口周り…被毛についた口周りの食べカスや汚れをコームで溶かしてとってあげましょう。
べたつきのある時には犬用のウェットティッシュを使いきれいにしてあげます。この時、よだれもちゃんと拭いてあげましょう。

口のニオイ…歯にたまった歯垢を落とすために歯磨きは欠かせません。歯ブラシを使ってもよいですし、嫌がる子はガーゼを使ってもよいでしょう。

顔まわりの病気

歯周病…歯垢が溜まり歯を支えるあごの骨に炎症が起きる病気。
口の中のアミノ酸を細菌が分解した際に出る硫黄化合物によってニオイが出ます。

皮膚炎…涙や余計な水分が顔に残ったままにしておくと細菌が増殖しやすくなります。これが皮膚腺炎といった皮膚病につながったりします。
ただれや膿の原因となり異臭を放つこともあります。

犬臭が気になる部分:お尻のニオイ

お尻のニオイの原因は大きく分けて2つ。
お尻に残ったうんちに細菌が繁殖しニオイのもととなるものと、肛門嚢と言われる部分に分泌液が溜まりやすくニオイとなります。

お尻まわりのニオイの対処法

被毛についたうんち…肛門周りにうんちが残っていたら、犬用ウェットティッシュでつまみとってあげてください。
周辺をゴシゴシ拭くと汚れが広がることもありますし、肛門を傷つけてしまうので気を付けましょう。

バリカンやハサミを持っているのであればあらかじめ肛門周りの被毛をカットしておくとうんちが残りにくくなりますので、試してみるとよいかもしれません。

肛門腺絞り…肛門を中心に時計の4時と8時の部分に肛門嚢と言われる袋があります。
この部分にはニオイの元となる分泌液が溜まりやすく、絞り出してあげる必要があります。
肛門嚢を抑えて上にグッと持ち上げるような感じで絞ってください。(お風呂場などで行いましょう)

肛門まわりの病気

肛門嚢炎…肛門腺に分泌液が溜まりすぎて、肛門腺が化膿してしまう症状です。

腸炎…腸の粘膜が炎症を起こして下痢などになる病気です。
これ自体はお手入れの問題ではありませんが、下痢によって汚れた肛門を放置してしまうと別の病気にもなりやすくなります。

犬臭が気になる部分:足裏のニオイ

肉球や被毛についた汚れやごみから細菌が繁殖しやすくなります。

肉球は地面に直接触れる部分ですし、汗をかく部分でもあります。
それ自体も汚れますし、夏場などで汗をかいたままの放置は臭くなります。

足裏のニオイの対処法

散歩などで外に行った後には必ず肉球をきれいに拭いてあげましょう。
また、汗をかいていそうな時には定期的に指球の間も拭いてあげましょう。
肉球は、乾燥しやすくひび割れなどもありますから、肉球クリームなどを使って保湿ケアも忘れずに。

被毛が伸びてきて肉球にかかっているときには、はみ出た被毛をバリカンやハサミでカットしてあげると汚れが付着しにくくなります。

足裏の病気

趾間膿皮症(しかんのうひしょう)…指の間の皮膚に細菌が増殖し炎症を引き起こす症状。
痒くなるため、その部分をなめたり噛んだりし悪化しやすくなります。これにより膿が溜まったりしてニオイを放つことがあります。

このように体のいろいろな部分からニオイの原因となるものがあります。
原因を特定し対処してあげることである程度のニオイは抑えられるようになります。
もちろん定期的なトリミングやシャンプーを行い清潔を保つことは、犬臭を抑えるのには大きく役立ってくれます。

室内の犬臭を抑えるには?

続いては室内に残りがちな犬臭の対処法です。
犬臭は愛犬の体だけではなく、部屋やトイレ周りからもニオイがしてしまいます。

これらをできる限り抑える方法を見てみましょう。

室内がにおうのはなぜ

犬を室内で飼っているとにおうのかというと、その原因は愛犬が過ごしている場所、ソファやベッド、カーペットなどに愛犬の汗や皮脂酸化物が付着し菌が発生することからです。

室内の犬臭を抑える方法

空気清浄機を使う…脱臭機能のある空気清浄機を使って室内に漂うニオイを抑えながら、室内の空気をきれいにしましょう。
花粉症のアレルギーを持っている子にも有効ですね。

トイレシーツはこまめに…排泄をした後のトイレシーツはたとえ全部が汚れていなくてもまめに交換しましょう。
消臭効果のあったり、吸収力が高いトイレシーツも売られているので、こういったものを利用するのも一つの手でしょう。

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犬用消臭スプレーを使う…ニオイに対してニオイでカバーしようとしても実はあまり意味がありません。
ペット専用の消臭スプレーを使ってニオイの発生元を分解除菌してくれるものを使ってあげましょう。
業務用レベルのカンファペットなどはかなり強力にニオイを抑えてくれるでしょう。

まとめ

犬の体臭が気になりやすい部分の対処法と部屋の犬臭をおさえる方法を見てきました。

一つ一つは当たり前のことだったり、ちょっとしたことだったりしますが、放っておくと気づかないうちに臭っていたりするものです。

愛犬のニオイは放っておくと思わぬ病気にもつながりますから、いつもすっきり清潔な状態を保ってあげ快適に過ごせるようにしてあげたいものですね!

といぷ博士
といぷ博士

色々めんどうですが手をかけてあげれば愛犬も喜んでくれますぞ!