といぷ博士ですぞ!
愛犬がため息をついたり鼻息を鳴らす姿を見かけたことありませんかな?
なんとなく哀愁を感じちゃったりするかもしれませんが、これってさみしさ故なのでしょうか?
ふとした時に愛犬が人間と同じように「ふぅ…」とため息をついていることはありませんか?
初めて見たときは「犬もため息するの!?」と少し驚いてしまう飼い主さんもいるかと思います。
ため息と聞くと「つまらないのかな?」と思うかもしれませんが、愛犬にも色々な感情がありさまざまな理由でため息をつきます。
それに鼻を「フン」と鳴らしたり、「フン、フン」と鼻息を鳴らすこともありますね。
今回はトイプードルがため息をついたり鼻息を鳴らす理由や、気を付けておきたい点などをまとめてみました。

今日はなんだかたいくつだなぁ~、はぁ~~
トイプードルがため息をつく意味ってなんだ?
人間がため息をつくときは「ちょっと一休み」という時だったり、嫌なことがあった時などにもため息をつきますが、愛犬がため息をつく時って一体どんなときなのでしょうか。
リラックスや満足感のため息
愛犬がため息をつくタイミングで多いのが、このリラックスや満足感のため息です。
私の愛犬もこのため息が一番多いような気がします。
お散歩から帰ってきて自分の居場所に戻ってきた時や、おいしいご飯をたくさん食べて満足している時などにこのため息が良く見られます。
飼い主さんの近くに寄り添っていたり、幸せそうに目を細めながらため息をついている時は愛犬があなたを信頼してリラックスしているサインでもあったりしますね。
不満や不快感、ストレスからでるため息
リラックスのため息とは逆に、不満やストレスを感じている時などにもため息をつくことがあります。
自分の思い通りにならず不満に感じていたり、知らない環境での不安や緊張から気持ちを切り替えるためのため息でもあります。
こんな時の愛犬の目はどこか諦めたような表情をしていて、ため息をついた後に不満気にどこかへ行ってしまう犬もいるようです。
もし愛犬がこのような行動をとっていたら不満やストレスを抱えている可能性があるので、今まで以上にコミュニケーションをとって愛犬のストレスを取り除いてあげましょうね。
飼い主の気を引きたいため息
わんちゃんの中には「ため息をしたら飼い主さんがかまってくれた」と覚えてしまっている子もいます。
ため息をついたらなにか良いことが起きた!というのを覚えた犬は飼い主さんへのアピールの為にため息をつく場合もあるのです。
このアピールの時に鼻を「フン」と鳴らす子も多いですね。
自分の存在をアピールしたり、飼い主に気づかせるときによくやります。
このため息は飼い主に対してなにかを要求する為のため息なので、むやみに応じてしまうとワガママになってしまうことあるので気を付けましょうね。
トイプードルが鼻息を鳴らすのはなぜ?
トイプードルがため息であったり鼻息を鳴らすのには、もちろん前述のように何かをアピールしたり、不平不満だったり、うれしかったりするときだったりすることもあります。
けど、単なる呼吸だったりする方が多かったりもします。犬は鼻で息を吸い鼻から出します。
鼻から一気に息を吐き出すため「フン」となることは多いんですね。
また何らかの気になるにおいを嗅いだ時には、そのにおいを鼻から出すため一気に「フン」となるということもよくありますね。
あとは、逆くしゃみといわれる症状で息を連続して吸い込むことで「フガッ」となったりします。でも逆くしゃみは一過性のものなので通常は心配ありません。
逆くしゃみについてはこちらを確認してくださいね↓
参考記事 トイプードルの逆くしゃみってどんなこと?病気とは違うのかしら?

トイプードルのそのため息、もしかして病気のサインかも…
あまりにもため息が多い場合は体調が悪かったり病気のサインである場合もあり、病気の症状がため息のように感じることもあるようです。
ため息と一緒にゼーゼーと音がしたり咳をしている場合は、心臓や気管に異常がある可能性もあります。
以下にあげる病気がため息から考えられる代表的な病気です。
僧帽弁閉鎖不全症
血液が逆流してしまうことによって起こる病気で症状が悪化すると咳や呼吸困難、チアノーゼなどを引き起こし命にも関わる病気です。
小型犬や高齢犬に多く、特にチワワやキャバリアなどの犬種に多く見られると言われています。
気管虚脱
気管虚脱は肥満のわんちゃんに多く、気管が押しつぶされることによって変形してしまい呼吸が困難になってしまう病気です。
「ガーガー」や「ゼーゼー」という咳や苦しそうな呼吸をしている場合は気管虚脱の可能性があります。
ひどい場合は呼吸困難になってしまうこともあります。
フィラリア
フィラリアは寄生虫の一つで蚊が媒介となる病気です。
フィラリアに寄生された蚊に刺されることで血液中にフィラリアが入り、成長しながら心臓に寄生します。
フィラリアは体内に入っても症状が出るまで数年かかることもあり、症状が出始めると咳や呼吸困難、お腹が膨れるなどの症状が出ます。
フィラリアは毎年しっかりと予防すれば防げる病気でもあるので、愛犬のためにも未然に防いであげましょうね。
まとめ
私の愛犬もよくため息をついています。
ほとんどはリラックスしているか、おやつをもらえなくてふてくされているため息が多いです。
言葉を話せない愛犬にとってため息もコミュニケーションの一つであり、愛犬の気持ちをより理解するきっかけにもなりそうですよね。

ただのため息だと思っていたら実は病気のサインだったということもあるので、なにかいつもと違うなと感じたらすぐに動物病院へ相談してみましょう。
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