といぷ博士ですぞ!
ドッグフードの食いつきが良いか悪いかはけっこう重要な問題。
昨日までは普通に食べていたはずなのに…
そんなこと飼い主さんなら誰もが遭遇したことあるかもしれませんな。
「愛犬がドッグフードを食べない」という悩みはわんちゃんを飼っているほとんどの飼い主さんが一度は悩む問題。
いつも食べてくれるドッグフードを急に食べなくなると愛犬の体調も心配になりますよね。
愛犬がドッグフードを食べなくなるのには、必ずなにか理由があるはずです。考えられる原因をいくつかご紹介しますので愛犬に当てはめて考えてみて下さい。

ドッグフードを食べなくなるのには理由があるはずなんだ!
ドックフードの食いつきが悪くなる原因を考えてみる
食いつきが悪くなる理由として考えられる原因は全部で7つ!
・運動不足やストレスがたまっている
・フードの好みが変わった
・お腹が空いていない
・病気などの体調不良によるもの
・季節の変わり目
・贅沢になってわがまま
・老犬になって消化機能の低下
これらが原因となって愛犬の食いつきが悪くなっている可能性があります。
1.運動不足やストレスがたまっている
運動量が足りないとカロリーも消費されないので食いつきが悪くなる原因の一つとして考えられます。
また、お留守番の時間が長かったり、環境が変わったりすることでストレスを感じ食欲が落ちてしまっている可能性もあります。
構ってもらえる時間が減ったりするだけでも寂しさから食欲不振になる子もいるようです。
愛犬が自分の体を舐め続けていたり、自分の尻尾を追いかけるなどの行動が見られたときはストレスを感じているサインかもしれません。
2.フードの好みが変わった
毎日同じドッグフードを食べ続けることによって単純にフードの好みが変わったという可能性も考えられます。
違うフードに変えてみて食べるようだったら特に病気などではなく、愛犬は「こっちのごはんの方が好きだな」と感じているのかも。
3.お腹が空いていない
1回の食事の量が多かったり、おやつの与えすぎ、運動不足などが原因でお腹が空いていない可能性があります。
時間がたった後に食べ始めるようでしたら、ただお腹が空いていなかっただけかもしれませんね。
4.病気などの体調不良によるもの
急に食いつきが悪くなった場合は病気のサインということも考えられます。食いつきが悪くなる以外にも元気がなかったり下痢や嘔吐などをするなど、何かいつもと違う様子が見られたらすぐに動物病院へ相談してみましょう。
また、歯周病などが原因で歯が痛かったり、歯がぐらついていたりすると食いつきが悪くなることもあります。
マメに愛犬の歯に異常がないかチェックしてあげて下さいね。
5.季節の変わり目
季節の変わり目によって食いつきが変化する場合もあります。
特に夏場は人間と同じく食欲がなくなるわんちゃんが多いでしょう。
夏場だけでも高品質のフードを与え、少量でも栄養がしっかり取れるようにしてあげると良いですよ。
逆に秋から冬にかけては、体を温めようとエネルギーを消費するので食欲は徐々に増していくと言われています。
この時期は太りやすくなるのでいつものドッグフードに戻し、太らないように調節してあげましょう。
6.贅沢になってわがまま
食いつきが悪くなるわんちゃんに多いのが「わがまま」。
わんちゃんは頭が良いので、缶詰やジャーキーなど今食べているドッグフードより美味しいものを知ってしまうと今までのフードを食べなくなってしまうのです。
ドッグフードを食べないからといって他の食べ物を与えていると、「ドッグフードを食べないと美味しいものがもらえる!」と覚えてますます偏食になってしまうので要注意!
7.老犬になって消化機能の低下
老犬になると消化機能が低下し消化不良などが起こしやすくなります。消化不良になると下痢や嘔吐などの症状が出るので食欲も落ちていきます。
また、味覚や嗅覚も衰えていくので老犬になると食への興味がなくなってしまうこともあるようです。

色んな理由が考えられるんだね!


ドッグフードの食いつきをよくする6つのポイント
「ドッグフードの食いつきを良くするためには具体的にどんなことをすればいいの?」と悩んでいる飼い主さんも多いと思います。
食いつきを良くするポイントは全部で6つ!
・食事環境を見直す
・ドッグフードをふやかす
・トッピングする
・スキンシップをとる
・ドッグフードの保存方法を変える
・ドッグフードを切り替えてみる
食事環境を見直す
頻繁におやつや人間の食べ物を与えていたり、愛犬が安心してごはんを食べられない環境だったりすると食いつきが悪くなる原因となることもあるので、まずは食事環境を見直してみましょう。
おやつの量を減らしてみたり、愛犬が安心して落ち着ける場所を確保してあげると食いつきが良くなることもあります。
また、愛犬が残したごはんを置いたままにしていつでも食べられる状態にしておくと、「いつでも食べられるからいいや」と食べない原因になってしまうので、残したごはんはすぐに片付けるようにするといいでしょう。
ドッグフードをふやかす
ドッグフードをお湯などでふやかすとにおいが強くなり食欲を増進させてくれます。また食感も変わるので同じフードが飽きてきたというわんちゃんにもお勧めです。
また、ふやかして軟らかくすることによって消化も良くなり老犬など歯や顎の力が弱くなった愛犬も無理せず食べることができます。
トッピングする
食の細いわんちゃんや老犬などにはトッピングは特にお勧め。
食いつきを良くするためにはにおいの強いものが効果的です。
今ではわんちゃん用のふりかけなどがたくさん販売されていますが、添加物やカロリーが気になる飼い主さんはささみや野菜などをトッピングしてあげるのもお勧めですよ。
トッピングする時は、ただかけたり乗せるだけではなく、しっかり混ぜてあげることがポイント!
トッピングだけ食べて後はプイッとされてしまうこともあるので、全部キレイに食べてもらうためにもしっかりと混ぜてあげましょう。
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スキンシップをとる
愛犬が運動不足やストレスなどを抱えていて食いつきが悪くなっている場合は、飼い主さんとのスキンシップが一番の解決策!
お散歩やドッグランなどで一緒にたくさん遊んだ後は、エネルギーが消費されているので食いつきも良くなる可能性があります。
また、お留守番が多かったり触れ合う時間が短くなっていた時は離れて過ごしていた何倍もの愛情を愛犬に注いであげて下さい。
意外にもごはんタイムの時に近くで見ててあげるだけで食べてくれるようになったりもしますよ。
ドッグフードの保存方法を変える
食いつきが悪くなる原因としてドッグフードの劣化があります。
ドッグフードは開けた瞬間から酸化が始まってしまい、酸化が進むとにおいや味が悪くなってしまうのです。
酸化したドッグフードは食いつきが悪くなるだけではなく、愛犬の体にもたくさんの悪影響が出てしまう可能性もあります。
酸化を防ぐには開封後、なるべく空気に触れさせないこと!
密封できる容器にいれたり真空パックなどに小分けに入れて高温多湿を避けて保存しておくと良いでしょう。
いつでも新鮮なごはんをあげることで食いつきも良くなり愛犬の健康も守ってくれますよ。
ドッグフードを切り替えてみる
何をしても食べないわんちゃんにはドッグフードを切り替えるのも解決策の一つ。
よく頻繁にドッグフードを替えるのは良くないと言われたりもしていますが、切り替え方に気を付ければフードを切り替えても問題ありませんよ。
切り替える時は食いつきだけではなく、ドッグフードが愛犬の体に合っているか便や皮膚の状態もチェックしてあげて下さいね。
ドッグフードを切り替えるときの注意点
それでは、ドッグフードを切り替えるときのポイントもちょっと見てみましょう。
ドッグフードを切り替えるとアレルギーが見つかったり、下痢などの消化不良を起こしたりする場合があります。
それらを防ぐために、ドッグフードを切り替えるときには、
- 徐々に切り替える
- 便の状態を確認する
- しばらく様子を見る
この3つを意識しながら切り替えていく必要があります。
徐々に切り替える
ドッグフードを切り替えるときには、いきなり新しいフードにせず、いつものフードに1~2割ほど混ぜながら1週間程度かけてゆっくり切り替えていくようにしましょう。
もともとお腹が弱いわんちゃんはこれより長い期間をかけて、切り替えるとお腹の負担にならずに安心でしょう。
アレルギーが心配なわんちゃんは動物病院などで相談してから切り替えることをお勧めします。
便の状態を確認する
ドッグフードを切り替えると慣れない食事に胃腸がびっくりしてしまい下痢や嘔吐などの消化不良が起こる場合があります。
その場合は一旦もとのドッグフードにもどし、体調が落ち着いたらまた初めからやり直すようにしましょう。
もし何度も下痢や嘔吐を繰り替えすようでしたら、ドッグフードが愛犬に合っていない可能性があります。その場合はまた別のドッグフードで試してみましょう。
しばらく様子を見る
ドッグフードを切り替えても食いつきが良くならない時は、またすぐに新しいフードに切り替えるのではなくしばらく様子を見ることもポイントになります。
本当に好みじゃなかった場合もありますが、犬によっては「嗅いだことのないにおいだけど大丈夫かな?」と警戒している場合もあります。
また、初めてドッグフードを切り替えたときに消化不良になった場合も、腸内では新しいフードを受け入れる準備をしている可能性もあるため様子を見るということも大切になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ドッグフードの食いつきが悪くなる原因と、食いつきを良くするための6つのポイントを確認してみました。
もちろんこの7つの原因以外にも考えられることはそれぞれにあるかと思いますが、愛犬がいつもと何か違ったことはなかったか愛犬をよく観察して原因を見つけられると良いでしょう。
愛犬にとってドッグフードは体を作る大切なもの。
どうして食べてくれないのか、愛犬の気持ちを知るのはなかなか難しいことだと思います。
ですが、日頃から愛犬の行動や表情を観察していけば意外なところで「こんなことが原因だったのか!」と新たな発見ができるかもしれません。

食いつきの悪くなる原因はさまざまですが、愛犬と一緒に原因を見つけて喜んで食べてくれるドッグフードを見つけられるとよいですな。