といぷ博士ですぞ!
強迫神経症なる言葉を知っておりますか?
これ、人に対して言うことが多いのですが、実はあなたの愛犬にも当てはまっているなんてことがあるかもしれませんぞ。
お宅のトイプードル、寂しさでいっぱいなって不安になっていませんか?
留守番する時間が長かったり、1人で遊んでいる時間が長くなっていたりすると、ムダ舐めが多くなりもしかしたら、強迫神経症なんてことになっているかもしれません。
ボクたちさびしいのは嫌いだよ~!!
寂しいと足とか舐めちゃうんだよね。
でも、これやりすぎるのは良くないんだって!!
犬の強迫神経症は寂しさが不安に!
愛犬の行動をふと見ると
- いつでも足をなめている
- 何もないのに何かを夢中で追いかけている
- 光や影をどこまでも追い続けている
なんて行動を起こしていませんか?
こういった癖やしぐさって、退屈な時間をつぶしたい時によく見られる行動です。
中でもひたすら足をなめているなんていうのは、よく見るかもしれません。
しかし、留守番する時間が長くて、不安になっている時に足をなめたら気持ちが落ち着いた。そのため次にまた不安になったら足を舐める。
これを繰り返しているうちに常習的に、不安になると足を舐めるしぐさを繰り返すようになってしまっているかもしれません。
これって舐め癖がついている証拠ですね。
ただ遊んでいるだけなら良いのですが、次第に足をなめていないと不安になり、舐めずにいられなくなってしまう。こうなると強迫神経症(強迫性障害)になっているかもしれません。
強迫神経症(強迫性障害)とは?
ガス栓の閉め忘れやカギのかけ忘れが気になって、もう一度確認するようなことは誰にでもあります。しかし、いくら確認しても不安になって、繰り返し確認せずにはおれないため、次の行動に移れないような場合には、「強迫性障害」が疑われます。
これを犬に当てはめると、
- 足を舐めていないと不安
- 自分の尻尾をひたすら追いかける
- 同じ場所をずっと行き来する
- 光や影を追いかけ続けている
こういった行為が、繰り返し続けられます。
ちょっとしたことなら気にするほどではありませんが、同じ行動をずっと繰り返しているのは問題ありになっているかもしれません。
犬の強迫神経症は治るの?
強迫神経症は、ひとりで長い時間いる子によく見られると言われています。
それを解消するには、もちろん飼い主さんが一緒に遊んであげたり、散歩に連れて行ったりと運動不足やストレスを解消してあげること。
心が満たされてくれば、そのうちムダに足を舐めるのをやめるようにはなりますが、それでも過去に強迫神経症に陥っていると、ふとしたことで再発してしまう事はあります。
何か怖いことが起きたとか、怖い犬に出会ったとか、ほんのふとしたことでその不安から逃れるために、「また足を舐め始める」なんて事が起きうる可能性はあります。
皮膚病になっている可能性も
加えて年中足を舐め続けているおかげで、皮膚がただれて慢性的な炎症を起こし肉芽腫と言われる皮膚組織の塊ができやすくなってしまうこともあります。
こういった形で舐め癖がついてしまうと、皮膚病の原因もなります。まずは獣医さんにいちど相談してみましょう。
皮膚病を患っているようであれば、まずは治療に専念することです。
もしもそれで皮膚病になっていなければ、ストレスや寂しさから足をなめているということになります。
運動不足や愛情不足を解消し、愛犬のストレスを解放してあげることです。
それでも舐め癖が治らなければ、エリザベスカラーなどを使い強制的に足を舐めないようにしてあげましょう。
過度な舐め癖は解消してあげましょう
どちらにしても傷のケアをしながら心のケアもしてあげることが、愛犬にとっては大切なことと言えるでしょう。
先にも話したように一度強迫神経症になると、繰り返す可能性はあります。愛犬の様子を注意深く観察して愛情を持って接し続けてあげましょう。
もちろん、相手は犬ですから体を舐めるのは本能で行っていると言えますぞ。
様子を確認しながら、過度に舐め癖がついているような時は、ストレスが溜まっているかもしれませんので、ケアしてあげるべきでしょうな!
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