といぷ博士ですぞ!
トイプードルの噛み癖がひどくて悩まされているなんてことありませんか?
愛犬のトイプードル、体を拭こうとしているのにタオルを噛んでしまったり、歯磨きをしようとしているのに歯ブラシをガリガリ噛んでしまったり、おもちゃを与えてもすぐに残念な状態になったり、なんて事は日常茶飯事になっていませんか?
もちろんけして本気で人を噛んだりとかするわけでは無いのですが、楽しいからいろんなものを噛んでしまう遊び噛みがそのまま噛み癖になってしまっているのかもしれません。
この記事ではトイプードルの噛み癖の原因と治し方についてまとめてみます。

噛みまくりご用心!
トイプードルに噛み癖の原因は?
子犬の頃は歯が生え変わることで口の中が痒かったり、目にするものとりあえず興味があるから噛んでしまうといった甘噛みがあります。
犬の習性として、気になるものは噛んでみて確かめるというものがあります。
特に子犬の頃は目に映るもの全てが真新しいですから、何でもかんでも噛んでしまうといったことが見られます。
通常はこの甘噛みによる噛み癖は1歳位までに徐々に減ってくるものなのですが、甘噛みをそのまま放置しておくと成犬になってからも噛み癖がついてしまいうことがあります。
この噛み癖ですが、どうして成犬になってもやめることができないのでしょうか?
噛むこと自体が楽しいからというのが一番の原因とも言えますが、その他には、
- 単なる暇つぶし
- エネルギーが有り余っているためパワーを発散したい
- 与えられたものは噛んでいいと思っている
- 噛めば自分の苦手なお手入れをやめてくれると思っている
こういったことが噛み癖が続いてしまう原因かもしれません。
思い当たることってありませんか?

いっぱい遊ぶことで解決できそうだね!
トイプードルの噛み癖を治す方法としつけ
噛み癖を治すための方法としつけとしては、上記の理由からすると大きく分けて3つの対処法が考えられます。
- エネルギーを発散させる
- お手入れに慣れさせる
- 噛まれたくないものには苦みスプレー
愛犬の有り余ったエネルギーを発散させる
単なる暇つぶしであったりエネルギーが有り余っているということは、もしかしたらストレスを抱えているからかもしれません。
ここでいうストレスは、単純に運動量が足りないということ。
運動量を増やしてあげれば、「噛みたい欲求」が減らせます。
運動不足になっていると、暇つぶしやストレスからあらゆるものを噛むことで解消したくなってしまいます。
散歩の時間を増やす
いつもよりも散歩の時間を増やしてあげましょう。
いつもが1日30分の散歩であったならば、45分~1時間ほどに増やしてあげるべきでしょう。一度に時間を増やすのが難しいようであれば、2回や3回に分けてもいいでしょう。
散歩中のニオイ嗅ぎは嗅覚が刺激されるので、ストレス発散にもつながりますのである程度取り入れてあげてもよいでしょう。ただし、ずっとニオイ嗅ぎをしていると散歩がすすまず飼い主側が捨てレスになるので、時間や場所を制限するべきでしょう。
また、散歩の途中でダッシュをしたりとメリハリをつけてあげましょう。
室内遊びでストレス発散
家庭内では引っ張りっこのおもちゃなどを使って、室内遊びも取り入れましょう。単純には引っ張りっこで一緒に遊んであげてもよいですし、おもちゃを投げて取りに行かせるなどを繰り返してもよいでしょう。
甘噛みが続いているようならば、この時に遊び相手もできれば一緒に動いてあげることで、甘噛みをさせる隙を見せないようにします。
そうすることで遊びまわることの方が忙しくなり、飼い主を噛んでいる暇がなくなります。
散歩と室内遊びの時間を増やすことで、エネルギーを消費させストレス発散につながり遊び疲れさせてあげれば、無駄噛みしようとは徐々に思わなくなってきます。

この時の要求に必ず答えてしまうと、「要求吠えすればなんでもしてくれる。」と刷り込まれてしまいます。
要求吠えする時にはいったん無視し、落ち着いてから散歩に連れていきましょう。
お手入れに慣れさせる
ブラッシングや歯磨きなどのお手入れを遊びだと思ってじゃれたり、噛んだらやめてくれると思わせると、噛み癖は悪化してしまうのでおやつを使った効果的なトレーニングを取り入れてみましょう。
お手入れがうまくできないのは、体を触らせたり顔を触らせたりといったトレーニングがうまくできていないからです。
まずは体や顔を触っても噛まないようにしつけていく必要があります。
逃げそうになったり噛みそうになった時には、リードでコントロールしてあげる必要があります。
このトレーニングで役に立つのが、コングです。
コングに詰めたおやつを方で持ち、愛犬におしゃぶりさせて反対の手で顔や口周りを触ることに慣れさせることから始めます。
コングのおやつに夢中になってから、反対の手で歯磨きを行うなどしていくといいかもしれません。
最初のうちは、顔や口周りを触ることから始めて嫌がらなくなってきてから、少しずつお手入れを始めましょう。
またいきなり長時間でお手入れするのではなく、遊びの延長からほんのちょっとの時間お手入れを取り入れていくとうまくいくようになるかもしれません。
噛まれたくないものには苦みスプレーを
家具やハウスを噛むといった行為に叱っても、愛犬はなぜ叱られているのかを理解できません。それも噛んだ後、時間をたってから発見して叱っても意味がありません。
叱るならば現行犯で見つけて、その時一度だけです。何度も叱って騒ぎ立てるのは逆に噛み癖を助長してしまいます。
こんな時には、噛んでいないときにそっと犬が嫌がる苦みスプレーをシュッとしておきましょう。また、移動できるものは噛まれないところに移すのも必要です。
トイプードルが噛むという行為をやめることはできない
とはいえ、トイプードルというか犬にとっては噛むのは習性であり、大事なことですから、噛む行為自体をすべてなくすというのもよくありません。
というのも噛むことによって、物の大きさや安全性を本能的に探ろうとするからです。
そのため、完全に噛むという行為を否定するのではなく、噛んでも良いのか悪いのかを学習させることが必要です。
噛まれてほしくないものを噛んでしまった愛犬を叱るよりも、最初から噛まれないところにそのものを保管し、噛んでもよいおもちゃなどを与えるべきでしょう。
ペットボトルが意外と噛んで遊ぶのに役に立つ!
ちなみに我が家では噛んでもいいおもちゃとは別に、空のペットボトルで遊ばせたりしています。(もちろん中身はきれいにしてから)
ペットボトルの程よい硬さが、噛んで遊ぶのにはちょうど良いようで、からのペットボトルを見ると「くれ、くれ」とせがまれます。一通り噛んで遊ぶと満足するのか、噛み終わった後には見向きもしなくなりますが…。
でも、このペットボトルをあげることで無駄噛みがほぼなくなっているので我が家では意外と重宝しています。

ペットボトル、おくれよ~。
トイプードルの噛み癖は成犬でもやめさせることができる?
ここまで見てきたように甘噛みからきている噛み癖、つまり遊びやストレスなどからきているものであれば、成犬になったトイプードルでもしつけという形で十分にやめさせることは可能であると言えます。
しかし、この噛み癖が本気噛みがメインであるならば、ちょっとやっかいです。
本気噛みをするというのであれば、相手、例えば飼い主やその周辺にいる人に対して敵意を持っている可能性もあるからです。
こうなると噛み癖をしつけで治す以前に飼い主と愛犬との主従関係を作り直すところから始めなければいけません。
飼い主が怖がっている態度を見せていたり、頼りない姿を見せていると、愛犬は「この家では自分がリーダーにならなきゃ!」という思いから、主従関係が逆転してしまっていることすら考えられるからです。
そのため、家庭内で主従関係を構築しなおすことから始めなければ、本気噛みをしつけだけで治そうとするのは難しいかもしれません。

飼い主と犬との関係性をしっかりと学べるドッグトレーナーや、飼い主と犬との関係性を重視しているしつけ教材「イヌバーシティ」などで学びなおす必要があるかもしれません。

イヌバーシティなら、正しいしつけ方法がちゃんと学べるから超おすすめだよ!
まとめ
と、ここまで見てきたように遊びの延長上からの噛み癖であれば、成犬になってからでもトレーニング次第で十分に治すことは可能です。

もしも、本気噛みが噛み癖になっているのであれば、直接しつけやトレーニングのプロに相談するべきかもしれません。
愛犬とこの先長い期間一緒に快適に過ごすことを考えても、正しい主従関係を構築することは噛み癖以外にも正しいしつけを行う上で欠かすことはできません。
まずは、愛犬のその噛み癖がどのようなものであるかを見極め、正しい対処をしてあげましょう。

愛犬とともに過ごす時間を増やしてあげることも忘れてはいけませんぞ!
★こちらの記事も参考にどうぞ
参考記事 トイプードルの甘噛みいつまで?子犬が噛む5つの理由としつけの対処法を徹底伝授

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